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2016年11月20日

燭陰(しょくいん)

昼夜や季節を操る巨大な中国の神

《伝承地域》
中国

《特徴》
中国に古代から伝わる神様のような妖怪。太陽神とも火の神とも言われているが、その体長はあまりにも大きく、なんと4kmぐらいだという。髪の長い老人の顔と、赤いヘビのような体を持つ。中国の南京市北東部に位置する、北海の鍾山のふもとに住むと言われている。昼夜や季節を操ると言われており、「燭陰」が目を開けばたちまち昼となり、目を閉じればたちまち夜となる。さらに息を吹けば極寒の冬となり、吸うと猛暑の夏になる。飲食はせず、うっかり息を吐くとそれが風になってしまう。まさに大自然そのものといった神である。昔の中国で書かれた「山海経」という本がある。様々な妖怪が登場する「山海経」には、燭竜というドラゴンが登場する。これが燭陰と同じものと言われている。
燭陰.jpg


posted by 麻生祇燐 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 妖怪
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