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2017年11月19日

六本木ヒルズに出る赤穂浪士の霊

武士たちの霊が何かを求めて木々の間を彷徨う

六本木ヒルズ.jpeg

〔場所〕東京都港区
〔出現時間帯〕
〔霊タイプ〕歴史霊
〔姿形〕人型
〔目撃情報等〕
六本木ヒルズといえば、大きな会社や美術館、レストランがあり、ショッピングも楽しめる華やかな場所。その周りに江戸時代の武士たちの霊が現れると言えば、驚くだろうか? ビル内の会社に勤めているという、ある女性の話によると…
「六本木ヒルズには毛利庭園という素敵なお庭があって、私は遅い時間に帰宅するときは、そこを通って近道して帰るんです。ある晩、その日は珍しく誰も歩いていなくて、ちょっと怖いなって思っていたとき、どこからか『ドン、ドン』って太鼓みたいな音が聞こえてくるんです。何だろうって辺りを見ると、庭の池の周りにある木の間を、ぼんやりと光る影みたいな人達が10人くらいスーッと滑るように進んでいたと思ったら、ふいに消えてしまいました。不思議と、恐ろしいっていう感じはしなかったんですが、ハッと気が付いて、今のは江戸時代とか、昔の武士の人の幽霊だったんじゃないかなって、思いましたね。」
この女性によると、幽霊らしい武士の影は、それぞれが腰に刀をさしたり、槍らしいものを担いでいたらしく、立派な感じがしたという。一体なぜ、六本木のような華やかな街に武士姿の霊が居たのだろうか?

毛利庭園.jpg

現在六本木ヒルズが建っている場所には、江戸時代、大名の屋敷があった。この屋敷は「忠臣蔵」(47人の赤穂浪士という武士が、主君の敵討ちをする話)に登場する赤穂浪士のうち、10人が切腹をした屋敷としても知られている。そのため、この地には元々「赤穂浪士切腹の碑」があったのだが、六本木ヒルズの建設途中で移動されたという。毛利庭園に現れた武士の霊の正体は、きっと、それを探す赤穂浪士たちだったに違いない。

赤穂浪士.jpg


posted by 麻生祇燐 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 心霊
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