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2017年05月20日

ゾンビ

死んだはずの人間が動き回る

〈伝承地域〉
アメリカ

〈特徴〉
「ゾンビ」とは、動く死体のことである。元は、西アフリカなどで信じられている宗教「ブードゥー教」の司祭が魔術的なパワーで死んだはずの人間を蘇えらせ、感情の無い動く人形のように働かせたのが始まりだと言われている。死者の魂はツボの中に閉じ込められ、それが解放されない限り、ゾンビは奴隷のように働き続ける。死者たちを蘇えらせ、農園などで働かせていたという伝説が多く広まっている。もう死んでいるため、感情はなく、疲れることもないのでいつまでも働く。現在では、走ることのできるゾンビが出てきたり、人間を噛んで同じゾンビにしたりと、昔のゾンビと比べ、かなり手強い妖怪になってきている。このゾンビというネーミングは、西アフリカ方面の精霊「ンザンビ」が元になっている。ンザンビとはアフリカ地方で信じられている神様の名前であり、少しずつ意味や内容が変化していった。アメリカ軍が、地球全体がゾンビに襲われることを考えて作戦を作っていることが明らかになり、世界中で大きな話題になった。
Zombie.jpg


posted by 麻生祇燐 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 妖怪
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