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2017年04月08日

トロール

地下から現れる巨大な妖精

〈伝承地域〉
ヨーロッパ

〈特徴〉
この「トロール」は、ヨーロッパに住んでいる妖精の一種で、醜くて巨大な体をしていることが多い。国や地域によってトロールの大きさは変わり、小さい体の場合もある。たくさんの種類がいることから、「山トロル」「雪トロル」「洞窟トロル」などの名前がある。デンマークでは顎鬚を生やした老人として考えられており、赤い帽子、革エプロンを身に着けている。ほとんどのトロールは、怖れを知らない性格で力が強いが、頭は悪く、凶暴である。また、再生能力が高く、深い傷が出来ても直ぐ治る。だが日光に弱く、浴びると石になって死んでしまうという。人間の物を隠すようなイタズラもするようで、今でもヨーロッパでは、日常生活で物がなくなったときにはトロールのイタズラだと言われる。トロールの家は、古墳の中や丘に出来た洞窟などにあるので、「丘の人々」という別名もある。この住処に、トロールがあちこちから盗んだり拾ったりした宝が、たくさんあるのだという。
Troll.jpg


posted by 麻生祇燐 at 05:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 妖怪
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