Excel VBA 数学実験室

 Excel と VBA を用いた数学実験ブログです。
 Excel の機能を使って色々な関数のグラフを描いています。
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10 本の線分で円を切り分けます
(Blog Cat at 05/26 13:57)
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の線で 3 つに分割されるということです。そしてこの線分の分割数はそのまま、新しく増える領域数(黄色い部分)に対応していることがわかります。だから 3 回目に引いたときに増える領域は + 3 なので 7 つになります。これを繰り返すと

 4 本目の線を引くと、4 つ増えて 11 に分割されます。
 5 本目の線を引くと、5 つ増えて 16 に分割されます。

 というように回数をそのまま足していけばいいので、10 本目を引いたときにできる領域数は 

16 + 6 + 7 + 8 + 9 + 10 = 56
となります。一般的には k + 1 本の線を引いたときの領域数 f(k+1) は

f(k+1) = f(k) + k + 1
で与えられます。つまり

f(k+1) - f(k) = k + 1
で表される階差数列になっています。この漸化式の扱いを知っているならば、

画像カメラ
というように一般的な式をつくって n = 10 を入れると f(10) = 56 が得られます。でも 10 本ぐらいなら普通に足し算したほうが早いです。
 
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