リーを g(x), また g(x) から k を引いた関数を f(x) とします:
図をよく見て f(x) と g(x) の位置関係を把握してください。
(1) カテナリーが満たす方程式を確認する問題です。
2y = ex + e−x を 2 乗すると
4y2 = e2x + e−2x + 2 [1]
また 2y′= ex − e−x を 2 乗すると
4y′2 = e2x − e−x − 2
両辺に 4 を加えて
4y′2 + 4 = e2x − e−2x + 2 [2]
[1] と [2] から
1 + y′2 = y2
が成り立ちます。カテナリーは 2 回微分すると元の形に戻ります。
2y′= ex − e−x をもう1度微分すると
2y′= ex + e−x
となって y" = y が示されました。
(2) まず α, β を求めておきます。
f(x) = 0 とおいて、 ex = t の変換を行うと、
t2 − 2 kt + 1 = 0
t = k ± sqrt(k2 − 1)
変数を元に戻して、
ex = k ± sqrt(k2 − 1)
対数を取れば α, β を得られますが、以下の積分計算を考えて、このままの形にしておきます。つまり、
eα = k + sqrt(k2 − 1)
eβ = k − sqrt(k2 − 1)
計算に備えて次の形も用意しておきます:
eα − eβ = 2 sqrt(k2 − 1)
eα eβ = 1
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