Excel VBA 数学実験室

 Excel と VBA を用いた数学実験ブログです。
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指数計算(指数が整数、有理数、実数の場合)
(Blog Cat at 07/27 17:19)
[4/8ページ]
a m n
( ab ) m = a m b m
a− x = 1 / a x
a x + y = a x a y
 次回は指数部分が有理数の場合を扱いますが、すべて [1] 〜 [4] の式から導かれるので、それほどややこしい計算もなくけっこう簡単です。お楽しみに!

こばとの数学基礎講座04 指数計算 02 (指数が有理数) KOBATO です! 海に行ったり、山に行ったり、アイス食べたり、ごろごろ寝転んだり・・・・・・何をしていても夏は夏ですね! 数学をしていても夏は夏です! 頑張りましょうね! (自分でも何言ってるんだか、よくわからなくなってきた。暑いからだね、きっと)

 自然数 m, n を用いて m / n と表記された有理数を考えます。まず下に3つの数を並べてみます。

a m / n, ( a m ) 1 / n, ( a 1 / n ) m
 どうですか? 直感的に「どれも同じ数でしょー」と思えますよね。でもまだ証明されているわけではないので、きちんと確かめておきましょう。

まず、a m / n を n 回掛け合わせてみます。前回お話した指数関数の定義 a x + y = a x を使うと、

  ( a m / n ) ( a m / n ) ・・・・・・ ( a m / n )
  = a m / n + m / n + ・・・・・・ + m / n = a nm / n = a m

となりますね。ちょー簡単です。次も同じように ( a m ) 1 / n を n 回掛けます。

  ( a m ) 1 / n ( a m ) 1 / n ・・・・・・ ( a m ) 1 / n
  = ( a m ) 1 / n + 1 / n + ・・・・・・ 1 / n
  = ( a m ) 1 = a m

とこれもまた a m となります。最後も同じです。( a 1 / n ) m を n 回掛けます。

  ( a 1 / n ) m ( a 1 / n ) m ・・・・・・ ( a 1 / n ) m
  = a ( 1 / n ) ・ n m = a m

やっぱり a m となりましたね。

a m / n = ( a m ) 1 / n = ( a 1 / n ) m  [1]
が成立することが確かめられました。 m 乗してから n 乗根
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