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2018年01月20日
【ハッキング被害!?】XLM(stellar lumens) 銀行と個人をつなぐ 【ざっくり解説】
こんにちわ yuki (@yuki_dubstep) です。
今年買うならどんな銘柄か?
とかありがちなタイトルで何かと話題になっている
XLM(stellar lumens) のざっくり解説
もといご紹介をやっていきたいと思います。
XLMとは
Stellarのプラットホーム内で使用される仮想通貨です。stellarについては後程。
【現在の価格】
2018年1月20時点での価格は
1XLMあたり0.5ドル前後
【時価総額】
9,450,794,360 ドル (ランキング8位)
と近差で下にNEOを控え
7位のNEMから一桁分差があり、単価では倍の差がありますが
流通量の割合からするとNEMと比較した場合、およそ同等の価値と考えられます。
また、特徴として発行上限が1000億XLMとなってはいるが毎年1%ずつ加算されていくようです。
【取引所】
他にもいくつかあるようですが
BINANCE POLONIEX BITTLEX KRAKEN
など代表的なところには上場済みなようです。
Stellarとは
開発当初はXRP(リップル)を元に作られていたようです。
というのも開発者がリップルの開発に携わったジェド氏(詳しくは下で説明します)
がStellarの開発を行っています。
端的にいうと
銀行同士に対して作られたのがXRP
銀行と個人間に対して作られたのがXLM
という考え。
特徴として
@取引ごとに0.00001XLMがマイニング報酬として得られる。
DoS攻撃(過剰な負荷を与える)によるスパム対策がある。
すべてのStellarネットワークには20XLMを残高として保有しなければならない。
A直接の市場の内通貨との取引を可能にするブリッジ通貨としての役割もある。
0.00001XLMが基本の手数料だが、AのDoS攻撃の疑いがある段階で手数料は上方修正される。
そしてプロジェクト進行の中で
XRPには承認アルゴリズムに問題があるとして
Ripple Consensus にたいして
Stellar Consensus Protocol (SCP)を独自に開発しました。
また、ありがちですが
stellarプラットホームを使用することで
簡単 送金 着金 が 安い手数料で実現する
そうです。
これに関しては話題になる草コインではよくある話ですね。
【Stellarの開発元】
開発は 「Stellar Developement Foundation 」(以下SDF)という非営利団体が行っています。
構成メンバーについては下で説明します。
特徴的なのは組織内について非常にオープンであるという点です。
SDFでは
@メンバーに対する給与とXLMによる開発補助金の支払い
A開発内容の詳細な枝分かれプログラム
B四半期の予算
Cサインアップに参加した個人とそれに配布されるXLMの数
DStellarに関するアクセスプログラムと進捗状況の報告と申請に関する内容 および 配布スケジュール
Eビットコインプログラムに関する進捗
F財団の保有するXLM
を永久的に公開するとしています。
ここまでオープンで定期的に情報を公開してくれると約束されるのはうれしいですね。
SDFの構成メンバー
【Bartek Nowotarski】Developer 開発者
Jagiellonian University のコンピューター科学の修士号取得。(ポーランドのトップクラスの大学)
webアプリケーションセキュリティを専門的に扱うソフトウェアエンジニア
開発者およびセキュリティコンサルタントとしての経験があり
FacebookやYahooなどので脆弱性を発見した。
彼のTwitterはこちら
【Boris Reznikov】 Partnerships パートナーシップ
Duke Uniersity(アメリカで有名な私立大学) でMBA(経営学の修士号)を取得。
Fortune 500 (アメリカのビジネス誌の出すランキング)の企業に敵対的な
合併や代理コンテストを考案した。
Stellerでの役割は協力者などのネットワークの構築を担っているようです。
【Brian Gale】Growth 成長戦略コンサルタント
ESADE (スペインを代表する世界トップクラスのビジネススクール)にてMBAを取得。
製品の発売、市場参入戦略
グローバルに主導権を握り事業を成長させる
戦略コンサルタントとしての経験をもとにStellerに携わる。
【Jed McCaleb】 Stellar Developer ステラ開発者
Stellarの開発者であり、初期のRipple開発者。現在はRipple社をやめている。
ピアツーピアテクノロジeDonkey(現在は配布停止中)という
当時かなり注目を集めていたソフトを開発したプログラマー
他にも相当な人数が公式サイトにて紹介されていましたが省略します。
MBA取得者やMicrosoftのエンジニアなどがたくさん紹介されていました。
プラス材料
【提携】
・Deloitte
世界四大会計事務所(Big four)の一つである。DeloitteはStellarを利用しコアバンキングの技術革新を起こそうとしている。単に提携の発表だけでなく、共同開発により技術進歩の公表もあったことが◎。
・IBM
アメリカを代表する超有名大手IT企業「IBM」と提携。
南太平洋地域の国際間取引においてStellarを利用する事を目的としているようです。
XRP日韓送金の時も爆上げしたのでこれは、かなり続報に期待できます。
オセアニア中心でプロジェクトを遂行し、7つの法定通貨の支払いに注力する。
現地のクロスボーダー通貨の市場の60%をStellarで取引することを期待しているようだ。
・Parkwayで採用される。
ナイジェリアの通信関係の会社である「parkway」で採用されました。携帯を使った送金が普及しているので
Stellarによってより利便性が向上した。
・TEMPOで採用される。
フランスの送金を専門に行う会社である。これも将来的にかなりの資金流入が期待できると思います。
公式サイトを除くと公共料金の支払いなど。Stellarの機能とニーズが合致しているように感じます。
マイナス材料
やはり直近ですと
ハッキング事件が話題になるのではないでしょうか
XLMのオンラインウォレットである「Black wallet」の開発チームがハッカーによる攻撃を受け
40万ドル(時価)分のXLMが盗難されたようです。
昨年の12月に話題になったEtherdeltaのハッキング事件と同じ方法で盗難されたようですね。
安全性に関して疑問が生まれますね。
ただ、おもったより相場は影響を受けていないようですね。
盗難されたXLMはBittrexに送金されていることが判明しているようなので続報を待ちましょう。
今後の期待
プロジェクトと提携先の一貫性としっかりと進歩状況が明確に公表されているので
今後のさらなるシェアの拡大が気になります。
手数料が安い 送金がはやい などは割と聞き飽きたというのを最近感じますがそれを前提に
プロジェクトの具体性と今のニーズにリンクしているかが重要だと思います。
XRPが個人向けに新しく技術を開発してきたらわかりませんが。
今現在、相場の動きも連動がみられ。双方ともに役割に応じた方向で発展していきそう感じがしますね。
まだ、価格は安いと思います。買ってみてもいいかもしれませんが発行上限が変動する仕組みの
影響が気になりますね。希少価値が一定のところで意図的に停滞する可能性もあります。
ざっくりまとめると・・・
XLM 個人と銀行、法定通貨を結ぶ ブリッジ通貨 早い 安い 便利 !!