映画好きのミュージアム

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今回は「なっちゃん」のＣＭでお馴染みの 田中麗奈さん主演の映画を紹介します。


犬と私の10の約束


2008年公開

監督 本木克英
脚本 川口晴
原作 川口晴




「優しい気持ち・愛する気持ち　教えてくれたのはソックスでした。」



物語の舞台は北海道・函館市

大学病院に勤める父・斉藤祐市(豊川悦司)と母・芙美子(高島礼子)と
主人公あかり(田中麗奈)は３人暮らし。

多忙の父はあかりの誕生日も早く帰って来れない日々を送っていました。
中学生のあかりは「私よりも患者のほうが大事なんだ」と、年頃の女の子なら
きっと言ってしまうワードをはき出します。


そんなある日、庭に一匹の子犬が居るんです。
あかりは大喜びするのですが、父から母・芙美子が倒れたと
知らされます。
一旦は立ち去った子犬が悲しんでいるあかりの前に再び現れます。



右足だけ靴下を履いてる様に白かった子犬をソックスと名付けて飼うことにしました。

芙美子は「犬を飼う時は10の約束をしなければいけない」と言いました


・私の話をがまん強く聞いてくださいね
・私を信じて私はいつもあなたの味方です
・私とたくさん遊んで
・私にも心があることを忘れないで
・ケンカはやめようね　本気になったら私が勝っちゃうよ
・言うことを聞かないときは理由があります
・あなたには学校もあるし友達もいるよね　でも私にはあなたしかいません
・私が年をとっても仲良くしてください
・私は十年くらいしか生きられません　だから一緒にいる時間を大切にしようね
・あなたとすごした時間を忘れません　私が死ぬとき　おねがいします　そばにいてね




号泣でした・・・

大号泣でした・・・

お父さんも素晴らしい！お母さんも素晴らしい！！動物園の中野さんも素晴らしい！！
良い人ばかりが出てくる映画です。

そんな中で愛されてるソックスも可愛い！！！

Ｉ　ＬＯＶＥ　ＳＯＸです！！

途中、ソックスの大冒険があってハラハラするんですけど、その大冒険中に出会うちょい役
の人たちも優しいんです。
本当に優しさに包まれた作品なんですよ。

幼少期を演じた福田麻由子ちゃんも成人後を演じた田中麗奈ちゃんも素晴らしい演技力で
グイグイ作品に引き込んでくれるので、全くのストレスフリーでした！！




上が田中麗奈ちゃんで、下が福田麻由子ちゃん。
メッチャ似てますよね！？
本当の姉妹と言ってもわかりませんね！


とにかく、何か今日は泣きたいなって思ったらこれを見て下さい。
本当に見終わった後は幸せな気持ちで「ソックス・・」って呟くはずです！

そして、犬が本当に大好きになったので、犬好きの方や犬に興味がある
方には胸を張っておススメします！

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さて、今回は園子温監督の作品を紹介します！


希望の国


2012年公開
監督 園子温
脚本 園子温





舞台は東日本大震災から数年後の日本、長島県という架空の県
の東方沖で起きた地震の影響で原発事故が起きてしまう。

主人公の小野泰彦(夏八木勲)は酪農家で、彼の住む家は
警戒区域から外れていたのだが、道路一本隔てた鈴木家は警戒区域に入って
いた為強制退去させれれたのです。


泰彦は以前の東日本大震災の時の政府の後手後手の対応を
想いだし息子・小野洋一(村上淳)とその妻いずみ(神楽坂恵)を退避させる。
そんな中いずみの妊娠が発覚し、彼女は子供を守りたい気持ちから
放射能への恐怖が次第に大きくなっていく。


一方、強制退去させられた鈴木家の長男鈴木ミツル(清水優)は恋人のヨーコ(梶原ひかり)
の家族が行方不明になり瓦礫のまちをあるいていた。

そして事態は最悪の方向へ進んでいく。


泰彦の家も避難区域に指定されたが、妻智恵子(大谷直子)に
慣れない場所でストレスを与えたくないと頑として避難をしません。





私の大好きな園子温監督の作品で、公開当初かなり避難されたのですが、
私が思うに、デタラメに人のプライベートを時には根拠のない話ででっち上げる
マスコミさんを非難した方が良いと思います。

鬼才と言われるだけあって、着目する所が違いますね。。。
あえて腫れ物にさわると言うか・・・


でも、この作品はきっと誰にでも起こりうる現実で、作中かなり精神を病んでしまう
登場人物もいるのですが、本当に誰もがそうなってしまうかも知れないんです。
そんな難しい世界観は園子温監督でしか表現出来ないなと思わされました。


日本で起きた東日本大震災という未曾有の事態を決して忘れない為に、そして
東日本大震災を通して心に傷が残っている方の一日も早い回復を祈っています。




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はい、今回はこちら！！！

超高速!参勤交代


2014公開

監督 本木克英
脚本 土橋章宏
原作 土橋章宏




暴れん坊将軍でしられる徳川八代将軍・徳川吉宗が日本を統治していた時代
陸奥国磐城・湯長谷藩の藩主である主人公　内藤政醇(佐々木蔵之介)は
超がつくほどお人よし、家来や民衆からも好かれる藩主。


そんな彼が参勤交代を終え、城に帰藩して間もなく、江戸幕府老中・松平信祝(陣内孝則)
からお達しが届きます。
「５日のうちに参勤せよ」と無理難題を吹っかけてくるんです！


理由は政醇の藩が所有している金山の調査結果に疑いがあるとの事
もし参勤出来なければ、藩は取り潰しになってしまう・・・
藩内では意見がまっぷたつに分かれるんですが、政醇は行く事に決めるのです。


そもそも参勤交代っていうのは、１年毎に諸大名は江戸に行かなければならない制度です。



俗にいう大名行列ですね。
・春に自分の藩を出て江戸に向かいます
・江戸に着いたら将軍に挨拶して、江戸にある別荘で1年過ごす
・春になったら自分の藩に帰る

と、いうのが参勤交代なんですけど、とにかくお金がかかるんです！！
今のお金にすると１回の参勤交代で1億円とも２億円とも言われます。

話を戻して、政醇の藩は数年前に起きた飢饉の
影響でお金が無く、参勤するにも費用が無いんです。

そこで家老の相馬兼嗣(西村雅彦)の知識を活用して
５日で江戸を目指す事になりました。





歴史大好きな事もあってとっても楽しめました。
純粋なコメディかと思ったらとっても感動する場面もあって、
とても良いテンポで物語が進んで行きます。


脇を固める役者さん達も個性的な面々です！！




政醇の家臣達です！
一人一人のキャラもしっかりしていて作りこまれてるなと感じました。

原作がある映画なので、やはり原作の小説の方がしっかり練られては
いるんですが、実写化したことで何も考えずに楽しむ事が出来ました！！


こちらが原作です。



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明けましたね！！
２０１７年もさくさく紹介していきます！


「インスタント沼」





2009年公開

監督 三木聡
脚本 三木聡
製作 加藤武史

出演者 麻生久美子
風間杜夫
加瀬亮
松坂慶子
相田翔子
笹野高史
温水洋一
宮藤官九郎






「電球商会」という骨董屋を舞台にしたコメディ映画で、監督の三木聡さんの作品の中ではかなり好きな一作です。
そして、麻生久美子さんが可愛いのです！！




雑誌編集者としていて働いていた主人公　沈丁花ハナメ(麻生久美子)は担当して
いた雑誌が廃刊になり仕事を辞める事に。
不幸の始まりです・・・
そんな時、ハナメの母が池に落ちて意識不明になってしまうんです。
理由は河童を探していた為。。。


母が落ちた池から見つかった手紙には行方不明の父に関する内容が書いてあり、
「父さんかも知れない人は、どんな人なんだろう？」と、ハナメの父を探す旅が始ま
るのです。

辿り着いたのは、怪しげな骨董店「電球商会」。

居ました、怪しげなおやじさんが・・・




ハナメちゃん、絶句の父・沈丁花ノブロウ(風間杜夫)との再会です！

ノブロウと、ノブロウのお店「電球商会」に入り浸る意外と頼れる青年ガス(加瀬亮)との
出会いで底なし沼にハマっていったと思っていたハナメの人生は変わっていくのです。

あ、ちなみにガスはこんな感じです。



モヒカンが長いですね！！



ハナメは人生の底なし沼に沈んだと思っていたのですが、
ノブロウから「水道の蛇口をひねるんだ」と言われた事で
彼女の人生は大きく変わっていくのです！！






さすがの三木監督という作品ですね！！
テンポが良いコメディなので。サクサク楽しく見れると思います。

そして、やっぱり麻生久美子さんが可愛いんです！！
作中ずっとテンションが高いハナメにピッタリハマっていて
見ているだけでも私もテンションが高くなります。

そして、何度も可愛い衣装チェンジがあるのでそこも注目です！！


何かおススメ映画は？って聞かれたらこれを教えてあげて下さいね！！

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時代劇大好きな私が今回おススメするのはコチラ！！

GOEMON



2009年公開

監督 紀里谷和明
脚本 紀里谷和明
製作 一瀬隆重



本能寺の変により織田信長が討たれた後の話です。

自由気ままの暮す天下の大泥棒石川五右衛門(江口洋介)は皆のヒーロー、
理由は強者から金品を奪っては弱者に分け与えていたからです。

ある日、忍び込んだ蔵から持ち出した[箱]を巡り大騒動へと発展していくんです！！
その[箱]には織田信長が殺された真相が入っていたのです。

実はその箱、石田三成も狙っているとは知らずに霧隠才蔵(大沢たかお)
と戦うハメに・・・
実はこの２人共に織田信長に可愛がられていて、幼少期には一緒に修行した
旧知の仲だったんですよ。


自由になると決めた五右衛門と侍になりたいと思う才蔵
の道が違っていったんですね。



面白かった！！
何が面白いって、史実を全く無視した歴史時代劇・映像の煌びやかな所・味のある配役・・・
色々面白い要素が詰まっているんですよ！！

この映画は伏線が多くて、でもその伏線を見事に回収してくれてるので消化不良感も
全く感じず見終える事が出来ました。

ただ、伏線が多すぎてここであらすじを紹介しすぎるとバレてはいけないので、あまり今回は
あらすじを長く書けませんでした。。。(ごめんなさい)

出てくる役者さんたちも役にぴったりなのでとっても満足でした！！



見て下さい！！
この壮観な眺めを！！

昨今の売れてる若手女優や人気があるイケメン俳優を入れておけば観客動員数を増やせると
思っている邦画には正直飽き飽きしていたのでこの作品はそんな要素が微塵も感じられなかった
ので余計好感を持てたのかも知れません！

歴史映画だからと、敬遠してた方も是非見て下さい！！
全く時代関係無いですから(^_-)-☆

大どんでん返しの連続に驚愕して下さい！
本当におススメの邦画です。


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2008年公開

監督 タナダユキ
脚本 タナダユキ
製作 前田浩子


短大卒業後、就職失敗した佐藤鈴子（蒼井優）は友達とルームシェア
することにしました。
しかしある事がきっかけで警察のお世話になる事になっちゃうんです。。。

警察署じゃないですよ！刑務所なんですよ！！

出所後実家に戻り気まずい雰囲気の中「百万円貯まったら出て行きます！」
と鈴子は宣言するのです。

新聞配達・ビル清掃・苦情受付のバイトを掛け持ちして百万円貯めた鈴子は
家を出て浜辺の家に辿り着くのです。














この映画は主に４部構成されていて鈴子の実家の周辺・海辺の町・山あいの村
・ある地方都市で出会う人たちと繰り広げられていく物語です。
蒼井優さんの存在感が素晴らしい作品でした。

21才で人生に絶望した女の子の役を良くも悪くも蒼井優さんらしく演じてます。
と、言うよりはこの役のイメージが蒼井優さんにピッタリだったから
キャスティングされたのでしょうね！！

この百万円と苦虫女で、監督のタナダユキさんがが第49回日本映画監督協会新人賞を、
主演の蒼井優さんが芸術選奨新人賞映画部門を受賞したので見て損は全く無いので
おススメ映画でもあります。




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メリークリスマスです。

私は今日も朝から映画を堪能しています！
もういい年なのでサンタさんは来ませんが、
皆さんの所には来ましたか？


という事で今回はコレ〜



TOKYO TRIBE


2014年公開

原作 - 井上三太（祥伝社刊）
監督・脚本 - 園子温


時代背景は近未来のトーキョー、そこは大小さまざまな23の
地区に分かれていてそれぞれにトライブ(族)が存在していた。
若者たちは日々縄張り争いに精を出していました。


主人公 海(YOUNG DAIS)はトライブの中でも穏やかなチーム
ムサシノSARUに所属していた。


そんなある日ウォンコンの支配者・大司祭の孫娘が行方不明に
なったから探せと命令を受けたのが強欲かつ残忍な大物ヤクザの
仏波(竹内力)だった。


仏波の下についていたブクロWU-RONZのリーダーメラ(鈴木亮平)は
個人的な恨みから海もこの機会に倒そうと考えました。
ムサシノSARUのメンバーキム(石田卓也)がブクロWU-RONZに
殺された所から抗争が激化していきます。


穏健派トライブであるムサシノSARUのリーダーのテラさん(佐藤隆太)は
暴力での事件解決を禁じたのですが、テラさん自信もメラによって倒さ
れてしまいます。

テラの意思を尊重し戦いを拒む海と報復をすると言う強硬派・・・トーキョー
を巻き込んだ大抗争が始まっていく。


こんな感じなんです。
でもでも面白いのはここからなのでこの先は皆さん自身で確認
してみて下さい（＾ｕ＾）


この映画の監督が園子温さんなんですが、私が大好きな監督さんなんです。
原作と違った物語にしてくれるのが嬉しいんです！


私は日本の実写化映画ってどうも好きになれなくて・・・
なんて言うか、そもそもの世界観を出すのは無理だと思うし、
アニメ原作とかコミック原作とかだと、お気に入りのキャラを汚さないでって
気持ちがでちゃうんですよね^_^;


あくまでも超個人的見解なので、実写化映画が好きだって方も全然否定
するつもりはありません！
映画を見るのにルールは無いですからね(^^)


私はTOKYO TRIBEの原作も好きなので映画を見た時に感じた事は
「こういうTOKYO TRIBEも面白いな〜」の一言でした。


この作品も賛否両論ありました、でも何か作品が世に出たら良いって
思う人とダメって思う人は必ず居るんです！
だから皆さんにも自信の目で見て良作か駄作かを決めて欲しいです。


今回は映画の紹介よりも私の考えの方が多くなってしまいましたね・・
ごめんなさい((+_+))
次回も良い作品紹介します！！



因みにTOKYO TRIBEの原作はこちら



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皆さん、映画ライフしていますか？


ジョゼと虎と魚たち


今回はこちらを紹介していきます！

2003年公開の邦画です。


この作品は、生まれつき足の不自由な女の子ジョゼ(池脇千鶴)と大学を出たばかりの男の子恒夫(妻夫木聡)の胸が締め付けられる様な恋のお話です。



この2人の出会い方も不思議で恒夫が犬を散歩してるところに、坂の上から乳母車が走ってくるんですよ。で、その乳母車はおばあさんが離してしまった事が分かったのですが、おばあさんが乳母車の中を見て欲しいと言い、恒夫がその乳母車をのぞくと包丁を握りしめたジョゼがいるんです。

えっですよ



なぜ包丁


もう冒頭から心をわしづかみにされました！


ジョゼはお婆さんと2人暮らしで、家にはお婆さんが拾ってきた本で溢れています。
恒夫も興味深々。ジョゼはその中の一冊フランソワーズ・サガンの本の続編が読みたいと言うので恒夫はジョゼにプレゼントしました。


その作品の主人公の名前がジョゼだったんです


それから多々あり(本当に色々あり)



虎と魚たちなんですよ！

虎も魚たちもしっかり出てくるんです！！
物語に欠かせない場面で・・・でもネタバレになるので・・・

本当に全部説明したいくらい胸が締め付けられるんですっ



この映画を見て私はジョゼという女の子にどんどん惹かれて行くのが分かったし、涙が止まりませんでした。
ジョゼは強いな・・・って


何と言っても池脇千鶴ちゃんの演技力ったら凄い事！！！！！

是非、見て欲しいおススメの一本です！






映画を見るなら基本無料が良いですよね！
私も使ってますよ！！

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良い映画ライフを〜

今回はコレ！！


チェケラッチョ！！



「101回目のプロポーズ」の宮本理江子が監督の作品で、原作は脚本家の秦建日子。
この作品は小説版と映画版があり、単に映像化ではなく、媒体が別という事で主人公も異なっている珍しい作品。

沖縄が舞台になっていて、音楽を通して熱い青春を謳歌する4人の高校生にスポットライトが当てられてます


ごくごく平凡な高校生の透(市原　隼人)と、透に想いを寄せる唯(井上真央)は、友達の暁(榎本佑)・哲雄(平岡祐太)と沖縄のインディーズバンド[ワーカホリック]のライブを見て音楽に目覚めバンドを組むことになったんです！


主人公の透は唯から好意を持たれてる事に気付かずにバイト先で年上の美女・渚に一目惚れ・・・
しかもその渚は[ワーカホリック]のメンバー涼太の彼女だったりで、淡い青春時代にありがちなストーリーなんですよ



そして、ひょんな事から透達のバンドが[ワーカホリック]の前座としてライブをする事になったんです！
勿論、楽器なんて触った事もないメンバーなんで、結果は言うまでもありません


4人の気持ちが複雑化する中、自分たちでライブをしよう！ってなるんだけど、そんな時渚が東京へ帰るという事を知った透が行動を起こすんです



切なくも真っ直ぐな若者の気持ちがしっかり伝わって来る作品ですよ！




ま、全くこの作品には関係無いんですけど、Ｂ級映画って誰が決めてるんですかね
自分が面白いと思わなかったらＢ級映画って言うんですかね？
作る側に失礼だなって個人的に思いました

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はい、今回はコレです！


冷たい熱帯魚


鬼才・園子温が2010年に人間の狂気や愛を生々しく彼らしく映像化した作品。
実際にあった猟奇殺人事件が題材となっていて、おぞましいストーリーだけど園子温が見事に映画として描き上げています。

日本の数々の映画賞を受賞し、非常に高い評価を受けている作品なんですよ

小さい熱帯魚屋を経営している社本(吹越　満)は現妻の妙子(神楽坂恵)との関係も冷め切っていた。
そんなある日、娘が万引きをした事をきっかけに、大型熱帯魚店を経営する村田(でんでん)と出会う事になる。



この村田という男、表向きは非常に好感の持てる男なんだけど、本性は酷い人で徐々に話術と暴力で社本一家の心に浸食していくんです。


上手い話を持ちかけられ、のったは良いけど極悪非道のビジネスに浸っていく中で、社本の心の葛藤やどんどん浸食されていく社本の心の闇が画面から直接入ってくる様な感覚になります


見終わった後は完全に重たい物が残ってる感じです・・・
でも、それが園子温の作風であると思っているので想定の範囲内でしたが・・・



あえて目を背ける様な事件をしっかりとした作品に仕上げた監督は流石だなと思いました。
是非、この作品も見てほしいです！

こんな事件があったんだよって忘れない為に。

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