もともと、長期休養明けは、急な生活の変化にこどもが不安になりやすい時期だ。
今回は、感染の懸念や、休校による学習の遅れを取り戻そうと意気込む大人からのプレッシャーも加わり、さらにストレスも抱える可能性もあるのだ。
「学校がつらいと思う子供の心に寄り添って」とよびかける。
兆候
「夏休みの倍以上ある(超)長期休暇明け。休校中はコロナの感染に恐怖を感じたり、宿題に追われたりと、きちんと休めていない子供がいる」と指摘するのは、不登校経験者を取材するNPO法人「全国不登校新聞社」の石井志昂(しこう)編集長。
学校再開後、不眠や食欲不振のほか、登校しようとして玄関で動けなくなるといった様子を見せた場合
には『こどもからのSOSの兆候として注意が必要。保護者は学習が遅れると焦るかもしれないが、まずは
休ませて欲しい』と求める。
子供からのSOSサイン
〇 不眠や寝坊 〇 食欲がない
〇 登校しようとして玄関で動けなくなる
〇 イライラするなど情緒不安定 (全国不登校新聞社への取材による)
石井さんはさらに気をもむのは、せきをしている子をいじめたり、「ソーシャルディスタンス」と称して仲間はずれにしたりするなどの「コロナいじめ」だ。
「平時とは異なる状況で子どもにストレスがかかる中、コロナを理由にいじめが行われる状況がある」と
話す。
文部科学省も各地の教育委員会などに通知を出し、学級担任や養護教諭のほか、スクールカウンセラーらが連携し、子どもをケアするよう求めた。
また、マスクを着用しなかったり、咳や登校時に発熱があったりする子供への偏見や差別が生じないよう注意を促している。
ストレス
国立成育医療研究センター(東京)は4〜5月、7~17歳の子供を対象にインターネット上で調査を実施。
中間まとめによると、「起床や就寝時間に変化があった」と答えたのは小学1〜3年生58%、4~6年生59%、中学生68%、高校生69%。 学校再開後に遅刻や居眠りなど、学校生活に適応するのが難しい子供が一定数存在する可能性があるという。
「すぐにイライラする」は、小学1~3年生の35%、4~6年生の33%、中学生の29%、高校生の26%
「コロナのことを考えると嫌な気持ちになる」は、小学1~3年生の46%、小学生4~6年生の38%、が選択するなど、ストレスを抱えている現状も浮かんだ。
小児科医で同センター社会医学研究部の半谷まゆみ研究員は、「教員や保護者ら身近が大人が子ども一人一人とじっくり向き合ってほしい。本人からうったえがなくてもとじっくり向き合ってほしい。本人から訴えがなくても、何か不安を抱えていないか目配りすることが必要です」と話されています。
子どもは親の行動をかなり見ているようで大人自体が子どもの心まで見通せない。
今は子供自体も公園などで思いっきり遊べないので、かなりストレスをかかえているといえないか。???
我々大人も、家にいるため、子供と触れ合ういい機会ではあるのだ。なかなか夫婦や子供たちと面と向き合っては今までなかったことです。本当にコロナ様様です。ありがとうと言いたい。子どもの行動を見守りながら気配りしたい。
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