残念ながら、炭水化物で表示するか、糖質で表示するかは統一されていません。ただ、炭水化物は糖質+食物繊維ですから、ほとんどの食品は炭水化物量と糖質量は大きな差はないと考えてかまいません。例えば、肉料理なら炭水化物はほぼイコール糖質、野菜サラダなら炭水化物のうち食物繊維多めなど、食材によって糖質量を推測することができるのです。
最近は、コンビニの総菜は多くが栄養成分表示をしており、スーパーやデパ地下でも表示することが多くなってきました。ぜひ成分表示を参考にして選びましょう。
スーパー、デパ地下、コンビニのなので食事を買う時、ご飯などが入っているお弁当は避けましょう。最近は、実にさまざまな総菜が用意されているので、肉類と野菜類、サラダなど、タイプが違う単品をいくつか組み合わせて買うといいでしょう。もちろん、炭水化物量を確かめて、表示がない場合は糖質の少なそうなものを選びます。普段料理している人なら砂糖使用の有無を推測できますが、そうでない人は見た目で判断する必要もあるでしょう。こってり甘そうなものやソースが絡めてあるものなどはできるだけ避けます。
最近は国民全体が、健康志向のせいか、「ヘルシー」とか「低エネルギー」などをうたい文句にした食品が、スーパーなどの棚にあふれています。つい手に取ってしまいがちですが、成分表示のラベルをよく見てみましょう。というのも、糖質の多いハルサメや玄米などを原料に使って、エネルギー量を抑えたり、ヘルシー感を出している食品も多いからです。まだ日本では、総エネルギー量が低く、脂質の量が少ないのがヘルシーとのイメージがあり、糖質オフとイコールではありません。
それだけの糖尿人は、糖質とはなにか、糖質の多いものは何かなどを、しっかりと頭に入れておくことが大切です。
アメリカでは、T型糖尿病に糖質管理食が効果的と立証されたことから、糖尿病の食事療法が変化しました。
2002年には、従来の低脂肪でエネルギー制限食に、地中海型の食事と糖質管理食、そして糖質制限食も加わりました。これらから自由に選択できるように糖尿病のガイドラインが変更されたのです。
アメリカでも糖尿病専門医の多くは従来のエネルギー制限食を推奨していますが、アメリカで最大の患者会で推奨しているのは糖質制限食です。
糖質管理食は、主食を抜かず、糖質摂取量を計算しながら全体に減らす方法。糖質制限食は、糖質を徹底管理食を徹底させたものと言えるでしょう。また、糖質をカットするダイエット法が最も効果的であり、心臓疾患のリスクも低下させるという研究結果も発表され、ローカーボ食(低糖質食)が多い名普及してきたのです。
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