世界でこの表記されるキーワード 「UITEMATE」
水に落ちたら 「浮いて待て」です。
〇 水難事故のほとんどが 「不慮の事故」
警察庁のまとめによると2021年の1年間水準事故でなくなった
人の数は全国で721人。そのうち、水泳や水遊びしていた人の割合
は約1割。釣りなどが3割近くを占めていて、そのほかの多くが
「不慮の事故」で命を落としています。
そうした ”予期せず水に落ちたとき”に命を守るキーワードがそれが
「UITEMATE(ウイテマテ)」です。
2016年富山県石波市にある農業用のため池で転落した男の子を助け
ようとした70代の夫婦がおぼれ死亡する事故が起きました。
事故当時池の周りには柵がなくため池で遊んでいた男の子が転落。
周囲に助けを求める声が響いたといいます。
目撃した近所の人:「直ぐ沈むわけではないが、ばしゃばしゃともがいていた
とか、そんな状態」
また別な目撃者は―― 「麦わら帽子も浮いて長靴が浮いてきたところを見れば
本当に着の身のままで入られたと思います」
近隣の住民の話を聞くと、男の子を助けようと相次いで池に飛び込む夫婦とその先で
もがくようにして溺れていた。男の子の切迫した状況が分かります。
この時男の子の身体はどのような状態だったのでしょうか。この事故で実際に救急の
潜水救助隊員に話を聞きました。
〇 救助に当たった当時の潜水救助隊員・松井聰之さん
「人間の身体は立ったまま水に落ちると98%の部分が水没します。残りの2%が水面
に出て浮くといわれています。残りの2%で手を上げたり、振ったりするとちょうどそ
の部分が水面に出てしまうので頭など身体がより水没してしまう。手を出して助けを求
めていたはずがむしろ自分の身体を沈めてしまう危険性がある」という。
水に落ちたとき水面に出すことが出来るのは人間の身体のうち2%、これが両手の
「手のひら」もし区は「顔」ほどの面積に当たります。さらにこの事故では水に入った
3人とも服を着たままの状態でした。
このような時どうすれば助かる可能性が高くなるのでしょうか。
〇 事故に遭った潜水救助隊員:松井聰之さん
「私たちが教えているのは「ウイテマテ」。 落ちた場合に、自分の肌と服の間の空気
の層ができやすいということでむしろ脱がない方が浮きやすいことが分かっています。
更に詳しく知りたければ下記をご覧ください。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tut/82382?display=1
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