去年の秋第2子を出産した私は産婦人科でこんな言葉を聞きました。
取材を進めると男性の3人に1人が“取るだけ育休”の可能性があるという指摘も。
育休の”質”を高めるアイデアをご紹介します。(NHK 政経・国際番組デイレクター矢島哉子)
まず取材したのはおおよそ300万人が登録する子供のいる女性を対象にした情報アプリの運営
会社です。 アプリに設けられた掲示板には、育休を取った夫への不満や悩みが多く寄せられ
ていました。
〇 寝てばかりいる姿を見るとはやくしごとにいってほしい
〇 ほんの数日洗い物や選択しただけであとは普段と変わらない
〇 買い物も家事もお世話も私がして、逆に昼ご飯の準備が増えて大変
アンケートで浮かび上がった”取るだけ育休”
なぜ育休を取った夫に不満を感じる人が多いのか
アプリ運営会社では3年前に利用者を対象にしたアンケート結果にその理由が表れているという。
育休中の夫の家事育児時間(1日)
1時間以下 17、7%
1〜2時間以下 14,6%
2〜3時間以下 15,2%
3〜5時間以下 20,9%
5〜8時間以下 11,6%
8時間〜 20,1%
夫が育休を取得したことのある女性およそ500人に訪ねたところ、3人に1人が「2時間以下」と
回答したのです。
この会社では育児や家事にかかわる時間が少ない夫婦の満足度が低い状況を”取るだけ育休”と名づけ
調査結果から男性の3人に1人が該当する可能性があると指摘し、問題提起を続けています。
どんな育休に? ”質”を考えるきっかけを
どうすれば ”取るだけ育休”を改善で来るのか
”質”を伴う育休とはどのようなものなのか
実際に育休を取得した男性や企業の取り組みからヒントを探ることにしました。
まずは育休について夫婦で話すきっかけがほしい
そんな思いから今年6月に作成されたのがこちらの診断チャートです。
パパ育休チャートというものです。詳しく知りたければ下記をご覧ください。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220714/k10013715371000.html
ご覧いただきありがとうございます。
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