納豆は腸内細菌叢を整えるほか、つぎのようなさまざまな効用をもっています。
@ 感染症予防
納豆菌は微生物の中で最強の増殖力を持ち、体内に取り入れると悪玉腸内細菌の繁殖を抑え、腸内細菌叢をより望ましいコンデイションに整える働きをしてくれます。そのパワーは、O−157など病原性大腸菌の増殖を防ぐほど強力です。
毎日1パックの納豆を食べることで、感染症の予防につながりますから、仕事に穴をあけられないビジネスパーソンの強い味方になるでしょう。
A 骨を丈夫に
納豆には「ビタミンK」も豊富です。サプリメントでも見かけないため、あまりなじみがないビタミンです。動脈壁からカルシウムを抜き取り、骨へ移動させるという大切な働きを担っており、骨粗しょう症の治療薬としても処方されています。
納豆を頻繁に食べる東日本とあまり食べない西日本とを比べると、東日本に住む人のほうが血液中のビタミンK濃度が高く、骨粗しょう症になりにくいともいわれています。
B 動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞の予防
ビタミンkは先にもお伝えした通り、動脈壁からカルシウムを抜き取る働きをするため、動脈内でカルシウムの沈着を起こりず楽するため、動脈硬化を予防します。
加えて、納豆菌が作り出す酵素「納豆キナーゼ」は、消化管から血液中に取り込まれて血栓がつくられるのを予防することが確認されています。 納豆は、血管を守り血液をサラサラにするダブルの効果で、働き盛りの多い血管系の疾患リスクを低減することが期待できます。
C 炎症予防、アンチエイジング予防
納豆に含まれている「スペルミン」という成分について、今、非常に注目が集まっています。スぺルミン」は「ポリアミン」とよばれる広義のタンパク質の一種。細胞代謝を活性化させたり、体内の炎症を防ぐ効果があり、その優れたアンチエイジング作用から、研究者の間で研究が進んでいます。
納豆を常食することは、短期的には感染症予防、長期的には生活習慣病予防に繋がる、リターンの大きな食べる投資です。 毎日続けて飽きないように食べ方を工夫して、冷蔵庫に常備、おかずの定番にすることをお勧めします。/strong>
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