安いのを見かけるとまとめ買いしたくなるが、頭をよぎるのは「食べきれるだろうか、、、」。
そんな時は、『丸ごと冷凍で』という手があります」というのは、料理家で栄養管理士の沼津りえさん。
沼津さんは「食材保存大全」という著書の中で、身近な食材166種類を冷凍。おすすめの調理法を紹介している。 しかし肉や魚ならいいが、野菜は冷凍に、、躊躇するものも多い。
「本には『丸ごと冷凍はNG』と書かれているものもありますが、まずは試してみました。 「丸ごと」と言うのは言葉通り、切らずにそのままポリ袋に入れて冷凍する。汚れが気にならなければ洗うのも省いていい。
ただし、押さえておきたいポイントがあるのです。
まず、冷凍庫から出したらすぐ調理する。または、すぐに食べる。一旦解凍したものを再冷凍すると味や食感が落ちるので、厳密には「丸ごと」ではなくなるが、一度に調理できる量に小分けして冷凍する。
次に、冷凍による変化に応じた食べ方をする。
「例えば、キュウリは解凍するとすぐに水分が出てくるので、それを生かす。するおろしてドレッシングにしたり、炭酸水に入れたり。いんげんは冷凍するとやわらかくなりやすいので、煮物に使う。
「丸ごと冷凍」では生で使う場合と同じ食べ方を求めるのではなく、その変化をぜひ楽しんでほしい」
なすは下手も取らなくてもいい。丸ごと冷凍すると、炒める時に油をほとんど使わなくて済むのだ。
肉ずれしにくいので形もしっかり残る。あく抜きも不要。
「丸ごと冷凍だと包丁でキレないのでは」と思いがちだが、水の30秒ほどつければ、簡単に切れる。
ピーマンやゴーヤなども同じです。
「ピーマンやゴーヤは冷凍すると独特の苦みが薄れます。冷凍した野菜は、調味料味がしみこみやすいので、時短にもなります」
レタスやキャベツなどの葉野菜は、冷凍したものをスープや炒め物に。トマトは冷凍すると皮が向きやすく〇という点があり、トマトソースも手軽に作れる。
鮮度の命のトウモロコシは、皮付きのまま冷凍庫へ。皮をむいた冷凍トウモロコシを丸ごと米、水とともに炊飯器に入れれば、トウモロコシご飯の出来上がり。
冷凍は絶対無理なジャガイモは、 「皮付きのまま、丸ごと冷凍できます。調理方法としては、煮物やスープなど水分をプラスするものがいいでしょう」
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