早期に開始に開始する方針だ。
国威発揚に加え感染拡大が続く多くの諸国との関係強化を図る狙いだが、
内外の専門家からは健康被害を懸念する声が上がっている。
政府系ファンド「ロシア直接投資資金」の幹部は同日、南米、中東、アフリカなど20か国からすでに
10億回分のワクチンの注文があったと明らかにした。 ただ安全性や予防効果を確かめる最終段階の治験は
完了していない。 接種対象は18歳から60歳に限定し、接種から半年間有効とロシア当局は説明するが、
治験開始から2か月しか経ておらず、半年間有効とする根拠は不明だ。
ロシアでも批判が出ている。 感染専門家のグンダロフ博士はべドモスチ紙に【治験は最低でも数千人規模
の接種が必要】とし、高等経済学院のヴラソフ名誉教授も、「将来的に重い副作用が明らかになる場合も
ある。治験での経過観察が不足している」と懸念する。
今回のワクチンは、1957年に旧ソ連が世界に先駆けて打ち上げに成功した人工衛星【スプートニク1号】
にちなみ、スプートニクVと命名されている。
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