人の心をつかむ人がチャンスをつかみます。
会議でも、視線が合っている人が話を振られやすく、真剣に話を聞いている姿勢が伝わるので、周囲から好
感を持たれます。
これは就活生の採用試験のグループデイスカッションでも同じです。5〜6人の初対面のグループの話し合い
も、自分から発言できなくても、アイコンタクト、相づち、頷きがある学生には、話し手の学生の視線が集
まり、意見を求められ安くなります。すると人事担当者の目に留まり、合格しやすくなります。
視線は種まきと同じです。
好かれる人は多くの人に視線を投げかけ、信頼関係を芽吹かせ、チャンスをつかみます。
嫌われる人は視線を落とし、相手を見ていないため種をまいていないのです。
心理カウンセリングを行う際も、短時間で相手の心を開いてもらうためは、【キャリブレーション】(相手
の表情や姿勢など言葉以外のサインを観察すること】が基本です。
視線を合わせることで、相手に安心感を与え、相手の気持ちの変化を表情から読み取ることが出来ます。
きちんと相手を見ていると(一番言いたいこと≒主訴)をつかめるのです。
そして、人間は自分事を理解してほしい生き物です。カウンセリングの神様と呼ばれるカール・ロジャーズ
は、信頼関係を築くうえで【裁こうとするな、理解しようとしろ】といっています。
理解するためのスタートは相手を見ることです。
人から好かれ、信頼される人は相手にしっかりと視線を向けています。視線を向けるから、相手の主訴や核
心部分が聞けるようになり、理解できるのです。
自分のことをわかってくれる人には、人は心を開くのです。
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