2019年07月19日
急ぎ過ぎた7Pay
今月からスタートしたばかりのセブン-イレブンのモバイルペイメントサービス(いわゆる『バーコード決済』)である「7Pay」ですが、開始早々から致命的欠陥が見つかり、実質的な「サービス開始延期」状態になってしまいました。
そもそもは、「PayPay」「Linepay」「メルペイ」などの既存サービスを早い時期から受け入れなかったこと、そして「ユーザーの要望にこたえる」べく独自サービスの開発を進め既存サービスをそれに相乗りさせようと性急な開発を進めたからに他ならないと考えます。
セブンは業界のパイオニアでありながら保守的懐疑的な土壌が強く、IT化も大きな遅れを取っていました。
そんななかで遅れを挽回して昨年「セブン-イレブンアプリ」を開発導入し、好評を得ました。その頃からモバイルペイメントサービスが始まり、ファミリーマートやローソンがいち早く導入。結果としてセブンは導入が遅れたのです。
他に追い付くためにはなにか特徴的なものをとセブンは独自サービスの開発を急ぎました。その結果がこの事態です。「業界のパイオニアとしての意地を見せる」ためにあせったのでしょう。
だったらセブンは、既存サービスを先に受け入れて、その間に時間をかけ独自サービスを開発すべきでした。
ファミリーマートの「ファミマペイ」も、既存サービスを受け入れてから開発を進めています。
「業界のパイオニアとしての意地」のために性急な開発を進めるのは、結局自分たちの首を締めることになることを、理解しなくてはいけません。
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