2020年12月28日
阪急嵐山線の6300系
かつての阪急京都本線のクイーン・6300系。特急運用から外れて10年近く、多くが支線である嵐山線の区間便運用についています。
6300系は昭和50年に、これまで京都本線の特急車2800系の後継として登場しました。
2扉クロスシートは2800系と同じですが、扉位置を車両の両端に寄せ、特急車の風格をさらに際立たせました。また、屋根付近をアイボリーに塗ったのも特徴で、以後現在まで、受け継がれています。
およそ四半世紀以上にわたり京都本線の特急運用で華々しく活躍してきた6300系でしたが、並行する東海道本線の「新快速」が平成時代に入ってから拡充してきたこと、そして何より2扉車で通勤時間帯にさばき切れなくなったことから、平成14年に3扉クロスシートの9300系に順次置き換えられました。
9300系への置き換え後は、3扉化して格下げ運用に廻すのが一般的ですが(先代の2800系がそうでした)、6300系は前述のように扉位置が変則で、そのまま中央に扉を新設するとホームの乗車位置が他の車両と比べてズレてしまいます。また既存の扉位置を矯正すると大掛かりな工事となり、得策ではありません。
なので、8両編成から4両編成に短縮して、嵐山線の区間便に充てることとしました。そのさい、一部をロングシートにして、クロスシートの片方をひとり掛けにしています。また、冷房装置も交換され、印象も大きく変わりました。
華やかな主役から脇役に転じた6300系ですが、まだまだ活躍が期待できます。
6300系は昭和50年に、これまで京都本線の特急車2800系の後継として登場しました。
2扉クロスシートは2800系と同じですが、扉位置を車両の両端に寄せ、特急車の風格をさらに際立たせました。また、屋根付近をアイボリーに塗ったのも特徴で、以後現在まで、受け継がれています。
およそ四半世紀以上にわたり京都本線の特急運用で華々しく活躍してきた6300系でしたが、並行する東海道本線の「新快速」が平成時代に入ってから拡充してきたこと、そして何より2扉車で通勤時間帯にさばき切れなくなったことから、平成14年に3扉クロスシートの9300系に順次置き換えられました。
9300系への置き換え後は、3扉化して格下げ運用に廻すのが一般的ですが(先代の2800系がそうでした)、6300系は前述のように扉位置が変則で、そのまま中央に扉を新設するとホームの乗車位置が他の車両と比べてズレてしまいます。また既存の扉位置を矯正すると大掛かりな工事となり、得策ではありません。
なので、8両編成から4両編成に短縮して、嵐山線の区間便に充てることとしました。そのさい、一部をロングシートにして、クロスシートの片方をひとり掛けにしています。また、冷房装置も交換され、印象も大きく変わりました。
華やかな主役から脇役に転じた6300系ですが、まだまだ活躍が期待できます。
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