2014年08月01日
フジ月9『HERO』絶好調 『SMAP×SMAP』視聴率へも好影響
フジ月9『HERO』絶好調
『SMAP×SMAP』視聴率へも好影響
7月14日から始まった「月9」ドラマ『HERO』
(フジテレビ系・月曜21時〜)が絶好調だ。
初回26.5%と今年のドラマ最高視聴率を記録。
それと連動するように、
その後に続く22時30分〜の『SMAP×SMAP』
(同前。通称『スマスマ』)も17.9%(14日)
と久々の高視聴率をマークした。
テレビ局関係者が話す。
「最近の『スマスマ』の視聴率は11%前後。
1ケタの回もたまにありますから、
17.9%は万々歳でしょう。
ただ、
やはり
“スマスマの視聴率は月9の数字次第”
とあらためて認識させられました」
いったい、
どういうことなのだろうか。
「テレビの視聴率は、
編成が大きくモノを言います。
前番組の視聴率が高ければ、
後番組も自然と上がる。
ですから、
前後の連動性が大切なのです。
たとえば、
『笑っていいとも!』
(フジテレビ系)の終了直前、
『ごきげんよう』(同前)の数字も一緒に上がりました。
いいとも最終回は16.3%で、
『ごきげんよう』が8.5%でした。
しかし、
『バイキング』(同前)がスタートし、
低視聴率に悩むと、
『ごきげんよう』も同じく低迷。
たとえば、
『バイキング』の視聴率が過去最低の1.8%となった5月27日は、
『ごきげんよう』も2.5%と苦しみました。
この例のように、
『HERO』の高視聴率が
『スマスマ』の視聴率にも好影響を与えるのは、
ある意味自然なことなのです。もちろん、
番組にコンテンツ力がないと17.9%は取れません。
昨年
『半沢直樹』(TBS系)
の後に続いた番組が1ケタまで落ち込んでいたことを考えれば、
『スマスマ』自体には間違いなく力がある。
とはいえ、
『HERO』なしに、
ここまで上がることもないと言えます。
もともと、
『スマスマ』の成功は月9なしには語れません。
番組開始の1996年4月、
月9は木村拓哉主演の『ロングバケーション』(フジテレビ系)でした。
平均視聴率は29.6%、
最終回には36.7%を叩き出したこのドラマのおかげで、
『スマスマ』は軌道に乗れたのです。
その後も、
月9ドラマが好調の間はスマスマの数字も好調をキープできました」
だが、
2009年頃から『SMAP×SMAP』の終了説が度々、
囁かれるようになった。
これは月9ドラマが不振に陥った時期と一致するのだという。
「中居正広主演の『婚カツ!』
(2009年4〜6月期)は1ケタを記録した回もあり、
この頃から月9はかつてのブランド力が急速に衰えていきます。
同時に、
スマスマの視聴率も下がり始めた。
ある意味、
当然といえば当然のことです。
逆に言えば、
それまでが良過ぎたとも言えます」
今年4〜6月期の月9ドラマ
『極楽がんぼ』
は第10話(6月16日)で月9史上最低の7.8%を記録した。
この日、
『SMAP×SMAP』の視聴率は10.1%。
あと一歩で1ケタに落ちてしまうところだった。
「木村拓哉主演の
『HERO』
の高視聴率は月9だけでなく、
『スマスマ』まで救った。
このように、
ヒット番組が1つ出てくると、
周辺の番組も活気づきます。
フジテレビとしては、
この流れが局全体に波及してほしいと願っていることでしょう。
そういう意味では、
27時間テレビの司会をSMAPに任せたことで、
良い流れができつつあると言えるのではないでしょうか」
1つのヒットドラマが局全体に力を与える。
『HERO』
をきっかけに、
フジが甦るか。
「HERO」
第2話視聴率急落の理由を分析
3話で起死回生なるか
13年ぶりに復活した木村拓哉主演のドラマ『HERO』(フジテレビ系)。
7月14日放送の第1話は平均26.5%(ビデオリサーチ調べ、
関東地区、
以下同)と高視聴率をマークしたが、
7月21日放送の第2話では平均視聴率19.0%まで下落してしまった。
第2話で7.5ポイントも視聴率を下げることはかなりのレアケース。
ツイッターでは、
「ちらっと見たけど、
良かったのは北川景子くらい。
半ズボンをはく検事って現実感から見るとあまりにも遠い」
「HERO?
昔取った杵柄でしょ」
など、
かなり厳しい意見もあったが、
「ちゃんとHEROしてたしおもしろかったと思ったけどな」
「視聴率の話で風評被害受けちゃうよもう!
HERO面白いよ!
みんな見て!」
と、
やはり
“面白い”
という意見が多い。
とはいえ、
20%近くの視聴率を記録しており、
十分にヒットしているといえる状況だが、
それでも第2話で視聴率が急落した理由は気になるところ。
ドラマに詳しいテレビ誌記者はこう分析する。
「まず7月21日が3連休の最終日ということで、
夜9時に家にいなかった人が多かったというのが、
大きな要因だと思われます。
そもそも月9の視聴率が高いのは、
その時間に家にいる人が多いからという要素があるんですよ。
月曜日は週の始まりということで、
あまり残業もしないし飲みにも行かない。
それなら家に帰ってドラマでも見ようか、
となるわけです。
でも、
21日は連休最終日ということで出かけていた人も多いし、
月曜日であることすら忘れていた人も多かったはず。
結果として
『HERO』
を見逃したという人が多かったのだと思います」
さらに、
第1話の内容も影響しているのではないかという。
「第1話が前シリーズの雰囲気をしっかり踏襲したものだったということで、
視聴者としては
“驚きが少なかった”
というのはあると思います。
それは決して面白くないということではなく、
むしろ安定して面白いということなんですが、
裏を返せば“目が離せないわけではない”ということ。なので、
“とりあえず録画しておいて後で見よう”
という視聴者が多かった可能性は高いと思います」(前出テレビ誌記者)
どうやら、
面白かったがゆえに視聴率が下がってしまうというジレンマもあるようだ。
今後
『HERO』
が視聴率を伸ばすには、
なんらかのサプライズ的要素が必要になるのかもしれない。
まずは3話に注目といったところか。
ecar
『SMAP×SMAP』視聴率へも好影響
7月14日から始まった「月9」ドラマ『HERO』
(フジテレビ系・月曜21時〜)が絶好調だ。
初回26.5%と今年のドラマ最高視聴率を記録。
それと連動するように、
その後に続く22時30分〜の『SMAP×SMAP』
(同前。通称『スマスマ』)も17.9%(14日)
と久々の高視聴率をマークした。
テレビ局関係者が話す。
「最近の『スマスマ』の視聴率は11%前後。
1ケタの回もたまにありますから、
17.9%は万々歳でしょう。
ただ、
やはり
“スマスマの視聴率は月9の数字次第”
とあらためて認識させられました」
いったい、
どういうことなのだろうか。
「テレビの視聴率は、
編成が大きくモノを言います。
前番組の視聴率が高ければ、
後番組も自然と上がる。
ですから、
前後の連動性が大切なのです。
たとえば、
『笑っていいとも!』
(フジテレビ系)の終了直前、
『ごきげんよう』(同前)の数字も一緒に上がりました。
いいとも最終回は16.3%で、
『ごきげんよう』が8.5%でした。
しかし、
『バイキング』(同前)がスタートし、
低視聴率に悩むと、
『ごきげんよう』も同じく低迷。
たとえば、
『バイキング』の視聴率が過去最低の1.8%となった5月27日は、
『ごきげんよう』も2.5%と苦しみました。
この例のように、
『HERO』の高視聴率が
『スマスマ』の視聴率にも好影響を与えるのは、
ある意味自然なことなのです。もちろん、
番組にコンテンツ力がないと17.9%は取れません。
昨年
『半沢直樹』(TBS系)
の後に続いた番組が1ケタまで落ち込んでいたことを考えれば、
『スマスマ』自体には間違いなく力がある。
とはいえ、
『HERO』なしに、
ここまで上がることもないと言えます。
もともと、
『スマスマ』の成功は月9なしには語れません。
番組開始の1996年4月、
月9は木村拓哉主演の『ロングバケーション』(フジテレビ系)でした。
平均視聴率は29.6%、
最終回には36.7%を叩き出したこのドラマのおかげで、
『スマスマ』は軌道に乗れたのです。
その後も、
月9ドラマが好調の間はスマスマの数字も好調をキープできました」
だが、
2009年頃から『SMAP×SMAP』の終了説が度々、
囁かれるようになった。
これは月9ドラマが不振に陥った時期と一致するのだという。
「中居正広主演の『婚カツ!』
(2009年4〜6月期)は1ケタを記録した回もあり、
この頃から月9はかつてのブランド力が急速に衰えていきます。
同時に、
スマスマの視聴率も下がり始めた。
ある意味、
当然といえば当然のことです。
逆に言えば、
それまでが良過ぎたとも言えます」
今年4〜6月期の月9ドラマ
『極楽がんぼ』
は第10話(6月16日)で月9史上最低の7.8%を記録した。
この日、
『SMAP×SMAP』の視聴率は10.1%。
あと一歩で1ケタに落ちてしまうところだった。
「木村拓哉主演の
『HERO』
の高視聴率は月9だけでなく、
『スマスマ』まで救った。
このように、
ヒット番組が1つ出てくると、
周辺の番組も活気づきます。
フジテレビとしては、
この流れが局全体に波及してほしいと願っていることでしょう。
そういう意味では、
27時間テレビの司会をSMAPに任せたことで、
良い流れができつつあると言えるのではないでしょうか」
1つのヒットドラマが局全体に力を与える。
『HERO』
をきっかけに、
フジが甦るか。
「HERO」
第2話視聴率急落の理由を分析
3話で起死回生なるか
13年ぶりに復活した木村拓哉主演のドラマ『HERO』(フジテレビ系)。
7月14日放送の第1話は平均26.5%(ビデオリサーチ調べ、
関東地区、
以下同)と高視聴率をマークしたが、
7月21日放送の第2話では平均視聴率19.0%まで下落してしまった。
第2話で7.5ポイントも視聴率を下げることはかなりのレアケース。
ツイッターでは、
「ちらっと見たけど、
良かったのは北川景子くらい。
半ズボンをはく検事って現実感から見るとあまりにも遠い」
「HERO?
昔取った杵柄でしょ」
など、
かなり厳しい意見もあったが、
「ちゃんとHEROしてたしおもしろかったと思ったけどな」
「視聴率の話で風評被害受けちゃうよもう!
HERO面白いよ!
みんな見て!」
と、
やはり
“面白い”
という意見が多い。
とはいえ、
20%近くの視聴率を記録しており、
十分にヒットしているといえる状況だが、
それでも第2話で視聴率が急落した理由は気になるところ。
ドラマに詳しいテレビ誌記者はこう分析する。
「まず7月21日が3連休の最終日ということで、
夜9時に家にいなかった人が多かったというのが、
大きな要因だと思われます。
そもそも月9の視聴率が高いのは、
その時間に家にいる人が多いからという要素があるんですよ。
月曜日は週の始まりということで、
あまり残業もしないし飲みにも行かない。
それなら家に帰ってドラマでも見ようか、
となるわけです。
でも、
21日は連休最終日ということで出かけていた人も多いし、
月曜日であることすら忘れていた人も多かったはず。
結果として
『HERO』
を見逃したという人が多かったのだと思います」
さらに、
第1話の内容も影響しているのではないかという。
「第1話が前シリーズの雰囲気をしっかり踏襲したものだったということで、
視聴者としては
“驚きが少なかった”
というのはあると思います。
それは決して面白くないということではなく、
むしろ安定して面白いということなんですが、
裏を返せば“目が離せないわけではない”ということ。なので、
“とりあえず録画しておいて後で見よう”
という視聴者が多かった可能性は高いと思います」(前出テレビ誌記者)
どうやら、
面白かったがゆえに視聴率が下がってしまうというジレンマもあるようだ。
今後
『HERO』
が視聴率を伸ばすには、
なんらかのサプライズ的要素が必要になるのかもしれない。
まずは3話に注目といったところか。
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