2014年09月03日
ランチパスポート
おはようございます。
ecarです。
今日は、
【ランチパスポート】
をお届けします。
新生銀行(東京都)の調査によると、
首都圏の男性会社員の1回の平均昼食代は1992年に746円だったが、
2014年には564円。
500円という価格設定は最近の会社員の昼食事情にマッチしている。
発案したのは、
高知市でタウン情報誌を発行する出版社
「ほっとこうち」だ。
社員が昼の営業をしている飲食店から
「外食するお客さんが減った」
と聞いたのがきっかけ。
11年に創刊すると、
口コミで評判が広がり、
完売した。
東京・新橋などのランチ激戦区で新タイプのグルメ本が注目されている。
その名も「ランチパスポート(ランパス)」。
通常千円前後のランチを500円で食べられる特典が付いており、
食費を安く抑えたい会社員らに好評だ。
新規客を獲得できる飲食店も、
本のもうけが入る地元出版社・書店も喜ぶ
「三方良し」
の地域活性ビジネスだ。
7月上旬の平日正午すぎ。
新橋駅前にある雑居ビル地下1階の通路で、
スーツ姿などの男女が順番待ちの列をつくっていた。
ほとんどの人がランパスを持っている。
お目当ては
「からあげ処(どころ)彩(カラー)」
のランチ、
から揚げ定食だ。
通常は700円だが、
店員にランパスを見せると、
500円になる。
「毎回千円ほどかかっていた昼食代が今までの半分になりありがたい」。
近くに勤める会社員福田拓真さん(29)は今月初めにランパスを買い、
約10店を訪れた。
節約になるだけでなく、
店の選択肢も増えた。
からあげ処もランパスがなければ知らなかった。
同店は古いビルの地下にある12席の店とあって、常連客が占めていた。
しかしランパスで変わった。
店主の神戸雄生さん(37)は「掲載後、
客数は1・5倍に増え、
女性も来るようになった」と喜ぶ。
ランパスの新橋・虎ノ門版(東京中日企業)は東京都内で初めて4月に創刊され、
対象地域を広げた第2弾が7月1日に発行された。
周辺の書店やコンビニで売られ、
各約1万2千部がほぼ完売した。
1冊990円(税込み)で100店のランチが紹介されている。
5回使えば、
割引の総額が本の購入代を上回るのは確実。
使える期間は発行から3カ月で、
各店3回まで。
通常千円以上のランチもあり、
うまく使えば、
かなりお得にランチが楽しめる。
営業部企画開発課長の山本真志さん(40)らは、
これを新ビジネスにしようと考えた。
12年に
「ランチパスポート」
を商標登録。
親しい出版社
「エス・ピー・シー」
(松山市)が、
店の情報をウェブ上に登録するだけでランパスを製作できるシステムを整えた。
このシステムと商標使用をパッケージ化して、
全国のタウン誌出版社などに提案。
ランパスを発行した地元出版社に本のもうけが入り、
「ほっとこうち」
側にパッケージ使用料が入るようにした。
掲載が無料なので、
飲食店も応じやすい。
また、
大手グルメサイト元広報で外食広報会社長の栗田朋一さん(42)は
「外食不況で、
ネットや雑誌に広告を出しにくいという店が増えている。
ランパスは本を持って客が来るので費用対効果がわかりやすい」
と話す。
いま、
ランパスは34都道府県に広がっている。
高知版は8月に第10弾が出る。
宇都宮市などではスイーツ版も始まった。
職場の同僚と外食したり、
親子で休日に出かけたりする際のコミュニケーションの手助けにもなっているという。
山本さんは
「出版不況の中、
売れる本を地方でつくれる良い事例にもなったのではないか」
と話す。
狙いは街の活性化。
「お客さんも良し、
お店も良しで、
掲載地域の経済効果もある。
ランパスのネットワークをさらに広げていきたい」
本日も、
最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、
「ごきげんよう」
ecar
ecarです。
今日は、
【ランチパスポート】
をお届けします。
新生銀行(東京都)の調査によると、
首都圏の男性会社員の1回の平均昼食代は1992年に746円だったが、
2014年には564円。
500円という価格設定は最近の会社員の昼食事情にマッチしている。
発案したのは、
高知市でタウン情報誌を発行する出版社
「ほっとこうち」だ。
社員が昼の営業をしている飲食店から
「外食するお客さんが減った」
と聞いたのがきっかけ。
11年に創刊すると、
口コミで評判が広がり、
完売した。
東京・新橋などのランチ激戦区で新タイプのグルメ本が注目されている。
その名も「ランチパスポート(ランパス)」。
通常千円前後のランチを500円で食べられる特典が付いており、
食費を安く抑えたい会社員らに好評だ。
新規客を獲得できる飲食店も、
本のもうけが入る地元出版社・書店も喜ぶ
「三方良し」
の地域活性ビジネスだ。
7月上旬の平日正午すぎ。
新橋駅前にある雑居ビル地下1階の通路で、
スーツ姿などの男女が順番待ちの列をつくっていた。
ほとんどの人がランパスを持っている。
お目当ては
「からあげ処(どころ)彩(カラー)」
のランチ、
から揚げ定食だ。
通常は700円だが、
店員にランパスを見せると、
500円になる。
「毎回千円ほどかかっていた昼食代が今までの半分になりありがたい」。
近くに勤める会社員福田拓真さん(29)は今月初めにランパスを買い、
約10店を訪れた。
節約になるだけでなく、
店の選択肢も増えた。
からあげ処もランパスがなければ知らなかった。
同店は古いビルの地下にある12席の店とあって、常連客が占めていた。
しかしランパスで変わった。
店主の神戸雄生さん(37)は「掲載後、
客数は1・5倍に増え、
女性も来るようになった」と喜ぶ。
ランパスの新橋・虎ノ門版(東京中日企業)は東京都内で初めて4月に創刊され、
対象地域を広げた第2弾が7月1日に発行された。
周辺の書店やコンビニで売られ、
各約1万2千部がほぼ完売した。
1冊990円(税込み)で100店のランチが紹介されている。
5回使えば、
割引の総額が本の購入代を上回るのは確実。
使える期間は発行から3カ月で、
各店3回まで。
通常千円以上のランチもあり、
うまく使えば、
かなりお得にランチが楽しめる。
営業部企画開発課長の山本真志さん(40)らは、
これを新ビジネスにしようと考えた。
12年に
「ランチパスポート」
を商標登録。
親しい出版社
「エス・ピー・シー」
(松山市)が、
店の情報をウェブ上に登録するだけでランパスを製作できるシステムを整えた。
このシステムと商標使用をパッケージ化して、
全国のタウン誌出版社などに提案。
ランパスを発行した地元出版社に本のもうけが入り、
「ほっとこうち」
側にパッケージ使用料が入るようにした。
掲載が無料なので、
飲食店も応じやすい。
また、
大手グルメサイト元広報で外食広報会社長の栗田朋一さん(42)は
「外食不況で、
ネットや雑誌に広告を出しにくいという店が増えている。
ランパスは本を持って客が来るので費用対効果がわかりやすい」
と話す。
いま、
ランパスは34都道府県に広がっている。
高知版は8月に第10弾が出る。
宇都宮市などではスイーツ版も始まった。
職場の同僚と外食したり、
親子で休日に出かけたりする際のコミュニケーションの手助けにもなっているという。
山本さんは
「出版不況の中、
売れる本を地方でつくれる良い事例にもなったのではないか」
と話す。
狙いは街の活性化。
「お客さんも良し、
お店も良しで、
掲載地域の経済効果もある。
ランパスのネットワークをさらに広げていきたい」
本日も、
最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、
「ごきげんよう」
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