サッカー日本代表の次期監督の有力候補

魚についての豊富な知識や愛すべきキャラクターで大人気のさかなクン。
深い愛情や確かな観察眼に支えられた興味深い話や温かい絵、
キラキラした表情は、
好きな道をまっすぐに突き進むことの大切さを教えてくれます。



自由研究の土台ともいえる「好奇心」が培われるきっかけになった、
幼いころの意外な興味や、
魚を好きになったきっかけ、
家族とのかかわりなどを語ってもらいました。



魚についての豊富な知識や愛すべきキャラクターで大人気のさかなクン。
深い愛情や確かな観察眼に支えられた興味深い話や温かい絵、
キラキラした表情は、
好きな道をまっすぐに突き進むことの大切さを教えてくれます。
そんなさかなクンに、
幼いころの意外な興味や、
魚を好きになったきっかけ、
家族とのかかわりなどを語ってもらいました。



母に連れて行かれた「夢のような場所」とは？
母が言うには、
ハイハイしているころから、
絵を描くのが大好きだったそうでギョ（ご）ざいます。
描いていたのはもちろんお魚……ではありません。
当時はダンプトラックが好きで、
ダンプトラックの絵ばかり描いていたそうです。
細かいところまで観察していたようで、
車種も見分けられるようになっていたみたいです。
あこがれの車の一つがゴミ収集車で、
毎朝、
近づいてくるエンジンの音で目を覚ましては、
見に行っていたようです。



そんなある日、
母から、
「良いところに連れて行ってあげる」
と言われました。
ワクワクしながらついて行ったら、
数えきれないほどのゴミ収集車がズラリ！　
連れてきてもらった所は、
ゴミ収集車の駐車場だったんです。
夢のような光景に
、「すギョい、すギョい！」（当時は
「すごい！」たったと思います＜笑＞）って大興奮!!　
そのころのさかなクンがいちばん喜ぶのは、
遊園地でも水族館でもないと、
母はちゃんとわかってくれていたようです。



小学2年生の時、
学校で友達がノートに描いた絵を見て、
「足がいっぱいあって、
目がギョロッとして、
真っ黒いものを吹き出してる！　
この生き物はなんだ!?」とビックリしました。
放課ギョ（後）、
学校の図書室で調べたらタコだとわかって、
ランドセルを背負ったままお魚屋さんに直行し、
本物に出会って大興奮！　
その後、
母に頼んで、
小さくて安いイイダコを買ってもらい、
腕や吸盤の数などじっくり観察して絵を描き、
その後おいしくいただきました。
1日だけでは満足できず、
次の日も、
また次の日も……。
1か月くらい毎日、
食卓にタコが並びました。



タコを入り口に水族館や海へ通ううちにお魚に興味を持ち出して、
お魚が好きになってからは、
お魚屋さんで
「このお魚、
一匹まるごとください！」
と頼んで、
いろいろなお魚を母に1匹まるごと買ってもらうようになりました。
それまで切り身で買っていた母も、
「好きな絵を描くのなら良いよ」
と賛成してくれたのです。
ウロコの数やヒレの数など、
じっくり観察して絵を描いたあとは、
自ら包丁を持ってさばきました。
でも、
刺身らしい形になってもおいしくありませんでした。
自己流で、
水で流しながらさばいていたから、
うまみが全部流れ落ちてしまったのでギョざいます。
しばらく気付かなかったのですが、
家族は文句を言わずに食べてくれました。
本当にありがたいことです。



水族館にも、
何度も足を運びました。
似たようなお魚でも、
目や口の位置など、
じっくり観察していると、
違いが見えてくるのでギョざいます。
特におもしろいのは、
エサを食べるところでギョざいます。
食べる時は、
お魚がとってもいきいきとしているんです！　
口がスーッと伸びたり、
ガバーッと口を大きく開けたり、
触角のようなひれを使ったり、
お魚によって食べ方もさまざまでギョざいます。
ほかのお魚が食べ終わったあとにやって来て食べこぼしをお掃除するお魚もいたりします。
そんな発見をして、
お魚がますます好きになりました。



皆さんも、
水族館に行く時には、
事前にホームページや電話で、
食事の時間をチェックして行かれてはいかがでしょうか。
食事時間の少し前に行くと、
お魚たちが
「そろそろ食事の時間だな」
と思ってそわそわしてくる様子もわかったりします。
食事の中身もお魚によって違い、
レタスを食べるのもいるのでギョざいます。
虫眼鏡やポケット図鑑、
メモ帳を持っていき、
細かいところまで観察したり、
調べたりして、
気づいたことは書き留めておくと、
「どうなっているんだろう？」
「どうしてだろう？」
という疑問や興味が広がって、
お魚を見るのがますます楽しくなるのでギョざいます!!

子供のころから、
お魚が好きだったんですね。

ecar