2014年07月10日
アニメ「墓場鬼太郎」
アニメ「墓場鬼太郎」
2008年にノイタミナ枠で放送され、
高視聴率をたたき出したアニメ「墓場鬼太郎」。
視聴者に媚びない物語展開や、
怪奇漫画風の原作を踏襲した作画などが話題を呼んだ、
第1話をお届け。
鬼太郎が怖い……!
貸本用の漫画出版社 兎月書房と契約した水木しげるが描いたマンガ。
続編が三洋社、
佐藤プロ、
東考社と複数の出版社を跨いで発行され、
後の「ゲゲゲの鬼太郎」の原型となる。
ゲゲゲの鬼太郎と違い、
墓場鬼太郎に出てくる鬼太郎は人間の味方ではない。
しかし回を重ねるごとに徐々に現在の鬼太郎に近い性格となっており、
人間と友好的に接している作品もある。
後に週刊少年マガジン(講談社)で
「墓場の鬼太郎」という名前で不定期連載されたが打ち切られる。
その後「悪魔くん」
のヒットにより、
鬼太郎作品も徐々に認められいった。
貸本時代は出会った人間を不幸にする怪しい存在だったが、
上記のようにやや性格などが軟化し、
少年誌に移行した周辺から、
妖怪と戦う正義の味方へ性格も変わりゲゲゲの鬼太郎と改題されてヒットするようになった。
名前の語源はAnimationのスペルを逆読みしたもの。
冒頭に「ノイタミナ」のロゴが表示される。
当初は少女マンガを原作としたアニメなどが多く、
女性の視聴者を意識した枠となっていたようだ。また、
深夜アニメとしては比較的早い24時台に始まるのも特徴
(日によっては25時台のこともあるが)。
視聴率は深夜アニメとしては好調であり、
2008年放送の『のだめカンタービレ 巴里編』9話では6.6%をマーク。
また、
初回最高視聴率は2009年7月放送の『東京マグニチュード8.0』の5.8%である。
ただし、
視聴者層が従来の深夜アニメ視聴者層とずれている為か、
作品によってはオタク界で今一つ話題にならないこともあった。
2010年4月より同局の深夜アニメ枠である「NOISE」を吸収する形で枠を拡大し、
2作品放送の1時間枠となっている。
この枠の拡大を期に、
これまでの視聴率重視の作品選びから、
サブカル的な熱量をもった作品選びへと舵を切っているらしい。
その甲斐あってか、
路線変更後に放送された『四畳半神話大系』は、
第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門においてTVアニメでは初となる大賞を受賞した。
ちなみに枠の拡大を機に映像ジングルも変更されており、
現在のものは
『イヴの時間』を手掛けた吉浦康裕氏と、
AR3兄弟の手によるもの。発表会などにおいては前後半でそれぞれ
「上段」
「下段」の枠名を用いているが、
放送内ではあまり使われていない。
また2011年1月14日よりノイタミナ公式サイト及び音泉においてWebラジオ
(ノイタミナラジオ)
を配信している。
パーソナリティーはニッポン放送の吉田尚記アナウンサー。
ノイタミナショップは「ノイタミナ」アニメのオフィシャルショップである。
放送作品のグッズのほか、
先行発売・限定発売商品の取り扱いや各種イベントを行うなど、
「ノイタミナ」の情報発信点となっている。
2012年4月クールからはお台場店にて放送作品の先行上映会も実施している。
渋谷パルコ内に渋谷店を開店したのち、
2012年3月にお台場店を開店。
その後は関東2店舗体制が続いていたが、
2013年8月に2013年9月1日をもって渋谷店を閉店し、
関東地区ではカフェシアター形式のお台場店に集約する一方、
地方展開を計画していることを発表した。
そして2013年10月には、
大阪に初の地方店舗となる戎橋店を開店している。
ななしのよっしん
細かく書くと
1. 戦前にあった紙芝居貸元の富士会が製作した紙芝居
(原作・伊藤正美 作画・辰巳恵洋)。なお、
タイトルは「墓場奇太郎」。
内容はこの頃でも発禁の部類に入るエログロの陰惨なもの。
2.戦後、
この墓場奇太郎の流れを汲む
「コケカキイキイ」
「猫婆」などの復讐譚紙芝居が作られる。
(関東ではまもなく取締りを食らう)
3.関西の紙芝居貸元、
阪神画劇社社主、鈴木勝丸が、
新人紙芝居描きだった水木しげるに
「墓場奇太郎」の執筆を提案。
(この際、
墓場鬼太郎へ改題。
シリーズとして、
幽霊の手、
ガロア、
空手鬼太郎等を執筆)
4.紙芝居衰退。
1957年頃水木しげる上京、
紙芝居出身漫画家で先輩に当たる相沢三郎のつてで兎月書房を紹介される。
5.1959年、
水木責任編集短編誌
「妖奇伝」に
「幽霊一家」を執筆(墓場鬼太郎第一作)。
しかし
「妖奇伝」は2号で廃刊。
6.しかし、
鬼太郎の評価は高く、
短編誌「墓場鬼太郎」として復活。
7.原稿料未払いがかさみ、
第三巻で水木は三洋社で「鬼太郎夜話」シリーズを執筆、
一方兎月書房は「墓場鬼太郎は短編誌の名前」と?
省略しています。
ecar
2008年にノイタミナ枠で放送され、
高視聴率をたたき出したアニメ「墓場鬼太郎」。
視聴者に媚びない物語展開や、
怪奇漫画風の原作を踏襲した作画などが話題を呼んだ、
第1話をお届け。
鬼太郎が怖い……!
貸本用の漫画出版社 兎月書房と契約した水木しげるが描いたマンガ。
続編が三洋社、
佐藤プロ、
東考社と複数の出版社を跨いで発行され、
後の「ゲゲゲの鬼太郎」の原型となる。
ゲゲゲの鬼太郎と違い、
墓場鬼太郎に出てくる鬼太郎は人間の味方ではない。
しかし回を重ねるごとに徐々に現在の鬼太郎に近い性格となっており、
人間と友好的に接している作品もある。
後に週刊少年マガジン(講談社)で
「墓場の鬼太郎」という名前で不定期連載されたが打ち切られる。
その後「悪魔くん」
のヒットにより、
鬼太郎作品も徐々に認められいった。
貸本時代は出会った人間を不幸にする怪しい存在だったが、
上記のようにやや性格などが軟化し、
少年誌に移行した周辺から、
妖怪と戦う正義の味方へ性格も変わりゲゲゲの鬼太郎と改題されてヒットするようになった。
名前の語源はAnimationのスペルを逆読みしたもの。
冒頭に「ノイタミナ」のロゴが表示される。
当初は少女マンガを原作としたアニメなどが多く、
女性の視聴者を意識した枠となっていたようだ。また、
深夜アニメとしては比較的早い24時台に始まるのも特徴
(日によっては25時台のこともあるが)。
視聴率は深夜アニメとしては好調であり、
2008年放送の『のだめカンタービレ 巴里編』9話では6.6%をマーク。
また、
初回最高視聴率は2009年7月放送の『東京マグニチュード8.0』の5.8%である。
ただし、
視聴者層が従来の深夜アニメ視聴者層とずれている為か、
作品によってはオタク界で今一つ話題にならないこともあった。
2010年4月より同局の深夜アニメ枠である「NOISE」を吸収する形で枠を拡大し、
2作品放送の1時間枠となっている。
この枠の拡大を期に、
これまでの視聴率重視の作品選びから、
サブカル的な熱量をもった作品選びへと舵を切っているらしい。
その甲斐あってか、
路線変更後に放送された『四畳半神話大系』は、
第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門においてTVアニメでは初となる大賞を受賞した。
ちなみに枠の拡大を機に映像ジングルも変更されており、
現在のものは
『イヴの時間』を手掛けた吉浦康裕氏と、
AR3兄弟の手によるもの。発表会などにおいては前後半でそれぞれ
「上段」
「下段」の枠名を用いているが、
放送内ではあまり使われていない。
また2011年1月14日よりノイタミナ公式サイト及び音泉においてWebラジオ
(ノイタミナラジオ)
を配信している。
パーソナリティーはニッポン放送の吉田尚記アナウンサー。
ノイタミナショップは「ノイタミナ」アニメのオフィシャルショップである。
放送作品のグッズのほか、
先行発売・限定発売商品の取り扱いや各種イベントを行うなど、
「ノイタミナ」の情報発信点となっている。
2012年4月クールからはお台場店にて放送作品の先行上映会も実施している。
渋谷パルコ内に渋谷店を開店したのち、
2012年3月にお台場店を開店。
その後は関東2店舗体制が続いていたが、
2013年8月に2013年9月1日をもって渋谷店を閉店し、
関東地区ではカフェシアター形式のお台場店に集約する一方、
地方展開を計画していることを発表した。
そして2013年10月には、
大阪に初の地方店舗となる戎橋店を開店している。
ななしのよっしん
細かく書くと
1. 戦前にあった紙芝居貸元の富士会が製作した紙芝居
(原作・伊藤正美 作画・辰巳恵洋)。なお、
タイトルは「墓場奇太郎」。
内容はこの頃でも発禁の部類に入るエログロの陰惨なもの。
2.戦後、
この墓場奇太郎の流れを汲む
「コケカキイキイ」
「猫婆」などの復讐譚紙芝居が作られる。
(関東ではまもなく取締りを食らう)
3.関西の紙芝居貸元、
阪神画劇社社主、鈴木勝丸が、
新人紙芝居描きだった水木しげるに
「墓場奇太郎」の執筆を提案。
(この際、
墓場鬼太郎へ改題。
シリーズとして、
幽霊の手、
ガロア、
空手鬼太郎等を執筆)
4.紙芝居衰退。
1957年頃水木しげる上京、
紙芝居出身漫画家で先輩に当たる相沢三郎のつてで兎月書房を紹介される。
5.1959年、
水木責任編集短編誌
「妖奇伝」に
「幽霊一家」を執筆(墓場鬼太郎第一作)。
しかし
「妖奇伝」は2号で廃刊。
6.しかし、
鬼太郎の評価は高く、
短編誌「墓場鬼太郎」として復活。
7.原稿料未払いがかさみ、
第三巻で水木は三洋社で「鬼太郎夜話」シリーズを執筆、
一方兎月書房は「墓場鬼太郎は短編誌の名前」と?
省略しています。
ecar
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