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2014年08月02日

<ご当地サーモン> 続々とブランドが登場

<ご当地サーモン>広島、香川、青森…
続々とブランドが登場



すしネタとしてマグロと人気の1、2位を争うなど生食用サーモンの需要が高まっていることを受け、
「ご当地サーモン」が活況だ。
生産技術や流通網の発達もあり、
1990年代以降続々とブランドが登場している。
生産者にとっては、
円安や海外需要の増加などで輸入サーモンの価格が上がりつつある今こそシェア拡大のチャンス。
ノルウェー産など国内消費量の6割を占める輸入サーモンの牙城に風穴を開けようと、
国内生産者が奮闘している。

 

瀬戸内海に浮かぶ長島(広島県大崎上島町)の養殖場から、
丸々と太ったトラウトサーモン(海面養殖されたニジマス)が網にすくわれ、
出荷用トラックの水槽に入れられていく。
5月に広島県で産声を上げたばかりの「広島サーモン」だ。

 

万古渓養魚観光(広島県廿日市市)の養魚場で育てた1歳半のニジマスを、
「内浦水産」(大崎上島町)の海上内のいけすで約5カ月肥育した。
「弾力と歯ごたえがあり、
海外産ほど脂もしつこくない」。
広島サーモンを発案した万古渓養魚観光の伊藤順二郎社長(66)は胸を張る。
今年度は1トン、
来年度は15〜30トン、
年間100トンが当面の目標だ。

 

ニジマス系だけでも「讃岐さーもん」(香川県)や「海峡サーモン」(青森県)などのトラウトサーモンから、
「絹姫サーモン」(愛知県)のようにバイオテクノロジーで生み出されたものなどブランドは10を超える。
70年代からあった銀ザケの海での養殖も、
今年出荷が始まった「伊根サーモン」(京都府)など生食用ブランドが登場している。

 

全国の淡水産マス類養殖業者でつくる
「全国養鱒振興協会」(愛知県)によると、
天然のサーモン類には寄生虫の心配があり、
以前は敬遠されていた。
伊藤社長も25年前に
「海産ますの名で売ったが、
反応は良くなかった」と挫折した。
しかし、
餌をコントロールでき、
寄生虫の心配がない養殖サーモンが回転ずしなどで使われ始め、
定着した。

 

日本国内で消費されるサケ・マスは年間約50万トン。
ノルウェーやチリ産の養殖サーモンの輸入が急増する一方、
国内産は96年の約37万トンをピークに減少傾向にあり、
ご当地サーモンの供給量はまだ数%程度だ。
しかし「伸びしろ」はまだまだあり、
「絹姫サーモン」
を生産している全国養鱒振興協会の小堀彰彦会長(58)は
「新鮮さと品質の良さで勝負したい」と意気込んでいる。





サケマスに関する統計データは、
海外ではFAO(国連食糧農業機関)をはじめ各関係機関、
国内では農林水産省、
水産庁、
さけますセンター、
各漁業関係団体など、
さまざまな団体から数々の統計資料として発表されています。
その中から、
世界中でいったいサケはどれだけ生産(漁獲+養殖)されているのか、
そして日本はどれだけ海外から輸入しているのか。
日本は国内でどれだけ生産し、
どれだけ海外に輸出しているのか、
また、
日本人は年々どれだけのサケを食べているのかなどのデータを集めてみました。



FAO(国連食糧農業機関)が発行する最新のデータ
FAO Fishstat
『Capture production 1950-2008』及び
『Aquaculture production 1950-2008』によりますと、
2008年、
世界のサケマスの総生産量は312.8万トンです。
その主な生産内訳は大西洋サケ145万トン、
ニジマス(レインボートラウト)58.1万トン、
カラフトマス28.2万トン、
シロサケ12.28万トン、
ベニサケ13.6万トン、
ギンサケ12.6万トン、
マスノスケ1.5万トン等となっています。



このデータから、
サケマスの総生産量は、
20年前の1988年の118.2.万トンに比べ2.65倍に、
10年前の1998年の218.3万トン比べ43%の増加となっていることがわかります。
2008年総生産量312.8万トンのうち、
養殖生産量の占める割合は73.4%の229.6万トンと高く、
養殖のサケは、
天然のサケ漁獲量を1996年に逆転し上回り、
現在に至っています。
天然漁獲量は横這いが続き、
養殖生産量の増加傾向は今後も続くと予想されています。



日本のサケマス生産は、
1996年(平成8年)の37万385トンをピークに減少傾向をたどり、
4年後の2000年(平成12年)には39%(14万5835トン)も
減産の22万4550トンに落ち込みました。
しかし、
同年を底に秋サケ(シロサケ)回帰が増加傾向になり、
2003年(平成15年)は32万6488トン、
2004年(平成16年)30万2435トンと両年は30万トン台に回復しました。
しかしながら、
残念なことに2005年(平成17年)以降の国内生産は30万トン台に乗せることはなく、
減少傾向を続け、
2011年(平成23年)と2012年(平成24年)の
2ヵ年は16万トンと20万トンを切る集計値になっています。



この国産生産の数値は、
農林水産省の漁業養殖業生産統計の海面と内水面の生産を合計したものです。
平成24年のサケマス漁業生産16万5,902トンのうち、
秋サケ沿岸漁獲が12万1,060トンと73%を占めています。
平成24年は新ものサケマス類の供給量が47万3,600トンありましたが、
新もの国産の自給率は35%で、
輸入の65%を大きく下回りました。
国産は原魚重量、
輸入は製品重量ですから国産の実質(製品)
自給率はさらに低い20%といったところです。



わが国のサケマス輸入の国別内訳を見ますと、
1989(平成元年)〜1993年(平成5年)頃は
アメリカ(天然ベニザケ)からの輸入が全盛で、
総輸入量が10万トン以上ありましたが、
チリやノルウェーまたロシアが台頭してきました。
近年は、
南米のチリが輸入の大きなシェアを占めています。
2012年(平成24年)は、
南米のチリが輸入の大きなシェアを占めています。



2012年(平成24年)は、
チリからの輸入は前年に続き最高記録を更新し
20万8,484トンとなって20万トンの大台に乗せました。
日本のサケマス国内総生産量は2011年(平成23年)と
2012年(平成24年)は16万トン台ですが、
チリからの輸入は両年とも国産総量を上回りました。
チリ一国で、
我が国の総輸入量の68%を占めております。
このことはEPA(経済連携協定)の効果も大きいといえるでしょう。



2012年(平成24年)のサケマス類の輸入は、
財務省の通関統計によると30万7,662トン、
金額にして1,733億円となっております。
近年の輸入を魚種別に見ますと、
1993年(平成5年)に総輸入量の55%を占めていた
天然のベニザケは年々シェアを縮小し、
2012年(平成24年)には10%にまで後退しています。
それに比べ輸入量が増えているのは
養殖のギンザケやトラウトや大西洋サケ(アトランティックサーモン)です。
回転寿司のサーモンや刺身市場には色と脂への志向から、
大西洋サケや生鮮トラウトは根強い人気があり、
大きく需要をふやしています。



サケマス類の国内供給は、
未消化の越年在庫を含めて70万トンを超える過剰供給状態が
2001年(平成13年)〜2005年(平成17年)の5年間も続き、
その対策として緊急避難的に中国等への輸出が促進されました。
2006年(平成18年)以降は、
国内への総供給量は60万トン台へ、
そして2010年(平成22年)は50万トン台へと減少し、
秋サケの産地価格はkg300〜400円台に回復しました。
中国等への輸出対策が秋サケの浜値回復に効果をあげましたが、
その主役は最終製品ではなく、
冷凍秋サケ(ドレス)(※1)です。
中国等はこれを原料に、
フィレや切身、
バーベキュー用ブロック、
フレークなどの最終製品に再加工し、
欧米や日本に輸出してきました。



財務省の貿易統計によると、
2003年(平成15年)〜2006年(平成18年)の
4ヵ年は秋サケの冷凍ドレスを中心に6万トン台の輸出を続けてきました。
その後は、
19年度5万9,000トン、
20年度は4万3,000 トン、
21年度5万8,000トン、
22年度5万7,000トンと推移していますが、
この変動は日本の漁獲変動をほぼ反映したもので、
為替の円高などの逆風下で検討しているといえるでしょう。
ところが、
2011年(平成23年)は秋サケの2年続きの来遊不振による魚価高、
為替の超円高に加え、
同年3月に起こった3.11大震災による福島第一原発事故の
放射能汚染問題が輸出に決定的なダメージを与えました。

冷凍ドレスとは・・・頭、エラ、内臓を除いた入荷形態。



サケマス製品の輸出相手国は、
中国、
タイ、
ベトナムの3カ国が主要相手国で、
消費国というより加工国で、
加工された調製品が再び日本に戻ってきています。

ecar
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