2014年08月04日
「妖怪ウォッチ」旋風、株価にも
「妖怪ウォッチ」旋風、
株価にも
関連銘柄、
年初来高値でそろい踏み
4日の東京株式市場で、
大人気ゲーム
「妖怪ウォッチ」
の関連銘柄とされるハピネット、
バンダイナムコホールディングス(HD)、
テレビ東京HDがいずれも年初来高値をつける取引となった。
特にテレ東は上場以来、
初めて株価が1900円を超え、
上場来高値となった。
株式市場でも「妖怪ウォッチ」旋風は本物のようだ。
妖怪ウォッチの関連商戦は日に日にヒートアップしており、
今月2日には発売された玩具を求める人の列が1000人を超えた店もあったという。
妖怪ウォッチに関しては、
ゲーム制作会社で権利を持つのが非上場の「レベルファイブ」なので、
関連銘柄とはいっても、
直接的な恩恵は限定的となるが、
それでも4日のように全体的に材料難の日は注目される。
バンダイナムコは妖怪ウォッチの玩具のメーカーで、
関連銘柄の筆頭格。
この日の高値は3.6%高の2694円、
終値は2.5%高の2665円。
ハピネットはバンダイナムコ系の玩具卸会社で、
妖怪ウォッチ製品の扱い量が多いことから、
関連銘柄視される。
この日は高値が13.0%高の2018円、
終値が11.0%高の1983円。
テレ東は今年の年初から妖怪ウォッチのアニメを放映しており、
このアニメでブームに火がついた。
この日は高値が13.6%高の1967円、
終値が11.2%高の1926円。
前週末1日に発表した4−6月期の好決算が直接的な値上がり要因だが、
放映する「妖怪ウォッチ」への投資家の期待感は大きい。
この日の東証は前週後半の欧米株大幅続落を受けて、
軟調だったが、
テレ東は東証1部の値上がり銘柄4位、
ハピネットは5位。
値上がり率が2桁あったのは5銘柄だけと、
この2銘柄の人気がわかる。
大ヒットの「妖怪ウォッチ」
任天堂復活のカギとなるか
昨年7月発売のニンテンドー3DSのゲームソフト
「妖怪ウォッチ」が、
累計出荷本数100万本を超えるヒットとなった。
コミック、
アニメとのメディアミックスが奏功し、
関連グッズも品切れが続出しているようだ。
「妖怪ウォッチ」の魅力は、
リアルとバーチャルをうまく連動させた点にあるといえる。
関連グッズの妖怪メダルのQRコードをDSのカメラ機能で読み取ると
ゲーム中で使用できるアイテムになるなど、
新しい遊びの仕掛けを提供。
スマートフォンだ、
ゲーム専用機だという枠を超え、
コンテンツとしての魅力あってのヒットだと言える。
ゲームを楽しむ端末数はスマートフォンやタブレットが拡大し、
ゲーム専用機の市場全体は厳しい状況だ。
任天堂の2014年3月期連結決算でも3期連続の営業赤字となった。
15年3月期では、
収支のバランスを図る方針で、
連結営業黒字に転換する会社計画だ。
このような中で、
決算説明会ではゲームと連動するNFC
(近距離無線通信)
機能を埋め込んだフィギュア群を今後展開する予定と発表した。
Wii Uや3DSと連動、
ゲーム固有のデータを読み書き可能で、
ユーザーがカスタマイズした任天堂キャラクターの育成が可能になる。
この商品群は社内ではNFPという開発コード名で呼ばれている。
「妖怪ウォッチ」同様、
リアルとバーチャルを連動させる遊びの仕掛けを提供するだろう。
任天堂の岩田聡社長は、
1月には任天堂が考える娯楽を
「人々のQOL(生活の質)を楽しく向上させるもの」
と再定義、
QOL向上プラットフォームの構想を発表している。
詳細は未定だが、
「ゲーム人口拡大」
だけではなく
「健康人口の拡大」
を目指すという。
厳しい市場環境の中でも、
「妖怪ウォッチ」という人気作品が登場し、
ゲームソフト市場は活気を取り戻しつつある。
ハードではなく、
ソフトが市場の様相を変えるのがゲーム市場の特性だ。
任天堂は、
以前からグラフィックなどで高性能を追い求めるソニーやマイクロソフトとは異なり、
人間が本能的に面白い、
楽しいと感じる部分を突き詰めることを基本姿勢として、
様々な革新を起こしてきた。
NFPとQOL向上プラットフォームで新しいゲーム市場を構築する可能性が高い。
ecar
株価にも
関連銘柄、
年初来高値でそろい踏み
4日の東京株式市場で、
大人気ゲーム
「妖怪ウォッチ」
の関連銘柄とされるハピネット、
バンダイナムコホールディングス(HD)、
テレビ東京HDがいずれも年初来高値をつける取引となった。
特にテレ東は上場以来、
初めて株価が1900円を超え、
上場来高値となった。
株式市場でも「妖怪ウォッチ」旋風は本物のようだ。
妖怪ウォッチの関連商戦は日に日にヒートアップしており、
今月2日には発売された玩具を求める人の列が1000人を超えた店もあったという。
妖怪ウォッチに関しては、
ゲーム制作会社で権利を持つのが非上場の「レベルファイブ」なので、
関連銘柄とはいっても、
直接的な恩恵は限定的となるが、
それでも4日のように全体的に材料難の日は注目される。
バンダイナムコは妖怪ウォッチの玩具のメーカーで、
関連銘柄の筆頭格。
この日の高値は3.6%高の2694円、
終値は2.5%高の2665円。
ハピネットはバンダイナムコ系の玩具卸会社で、
妖怪ウォッチ製品の扱い量が多いことから、
関連銘柄視される。
この日は高値が13.0%高の2018円、
終値が11.0%高の1983円。
テレ東は今年の年初から妖怪ウォッチのアニメを放映しており、
このアニメでブームに火がついた。
この日は高値が13.6%高の1967円、
終値が11.2%高の1926円。
前週末1日に発表した4−6月期の好決算が直接的な値上がり要因だが、
放映する「妖怪ウォッチ」への投資家の期待感は大きい。
この日の東証は前週後半の欧米株大幅続落を受けて、
軟調だったが、
テレ東は東証1部の値上がり銘柄4位、
ハピネットは5位。
値上がり率が2桁あったのは5銘柄だけと、
この2銘柄の人気がわかる。
大ヒットの「妖怪ウォッチ」
任天堂復活のカギとなるか
昨年7月発売のニンテンドー3DSのゲームソフト
「妖怪ウォッチ」が、
累計出荷本数100万本を超えるヒットとなった。
コミック、
アニメとのメディアミックスが奏功し、
関連グッズも品切れが続出しているようだ。
「妖怪ウォッチ」の魅力は、
リアルとバーチャルをうまく連動させた点にあるといえる。
関連グッズの妖怪メダルのQRコードをDSのカメラ機能で読み取ると
ゲーム中で使用できるアイテムになるなど、
新しい遊びの仕掛けを提供。
スマートフォンだ、
ゲーム専用機だという枠を超え、
コンテンツとしての魅力あってのヒットだと言える。
ゲームを楽しむ端末数はスマートフォンやタブレットが拡大し、
ゲーム専用機の市場全体は厳しい状況だ。
任天堂の2014年3月期連結決算でも3期連続の営業赤字となった。
15年3月期では、
収支のバランスを図る方針で、
連結営業黒字に転換する会社計画だ。
このような中で、
決算説明会ではゲームと連動するNFC
(近距離無線通信)
機能を埋め込んだフィギュア群を今後展開する予定と発表した。
Wii Uや3DSと連動、
ゲーム固有のデータを読み書き可能で、
ユーザーがカスタマイズした任天堂キャラクターの育成が可能になる。
この商品群は社内ではNFPという開発コード名で呼ばれている。
「妖怪ウォッチ」同様、
リアルとバーチャルを連動させる遊びの仕掛けを提供するだろう。
任天堂の岩田聡社長は、
1月には任天堂が考える娯楽を
「人々のQOL(生活の質)を楽しく向上させるもの」
と再定義、
QOL向上プラットフォームの構想を発表している。
詳細は未定だが、
「ゲーム人口拡大」
だけではなく
「健康人口の拡大」
を目指すという。
厳しい市場環境の中でも、
「妖怪ウォッチ」という人気作品が登場し、
ゲームソフト市場は活気を取り戻しつつある。
ハードではなく、
ソフトが市場の様相を変えるのがゲーム市場の特性だ。
任天堂は、
以前からグラフィックなどで高性能を追い求めるソニーやマイクロソフトとは異なり、
人間が本能的に面白い、
楽しいと感じる部分を突き詰めることを基本姿勢として、
様々な革新を起こしてきた。
NFPとQOL向上プラットフォームで新しいゲーム市場を構築する可能性が高い。
ecar
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