2014年08月04日
猛暑に負けない!涼しい家づくりのための9つの知恵
猛暑に負けない!涼しい家づくりのための9つの知恵
全国的に梅雨が開け、
日本の夏がやってきた。
「そこでひとつご提案したいのが、
昔ながらの知恵を生かした生活の工夫です。
ほんの少しの風があるだけで体感温度はぐっと変わってきます」
と言う生活研究家の阿部絢子さんに、
日本の気候風土に合った涼しい家づくりのポイントを聞いた。
〈1〉家に「風の通り道」を作る
日本家屋はもともと障子、
襖などを取り外せる開口部がたくさんあり、
欄間なども風が通るように作られていました。
気温は同じでも、
風があたると、
秒速1メートルで体感温度は1度下がります。
気密性の高いマンションでも、
窓とドアは最低1つずつあるもの。
ストッパーなどを使って風が抜けるようにしてみましょう。
ぐんと涼しく感じられるはずです。
〈2〉よしずを立てる、すだれを垂らす
外からの熱と視線を遮るのにおすすめなのが、
昔ながらの
「すだれ」や
「よしず」です。
カーテンでは日射熱のカットは40%程度。
窓の外に取り付ける「よしず」なら80%カット。
「すだれ」は室内で使いますが、
空気の層ができるので気温を上げません。
〈3〉打ち水で涼しい風を起こす
暑くなった地面に水をまくと、
水が蒸発するときに地面から熱を奪い(気化熱)、
周囲の温度を下げることに。
また気圧の差ができるので風も生まれます。
これが打ち水で涼しくなるメカニズム。
まくのは玄関、
庭先、
マンションならベランダなど風の入口に。
〈4〉緑を育てて目や体にも涼感を
ベランダや庭で植物を育てるのは夏を涼しく過ごす知恵。
窓の近くでつる性の植物(朝顔、
へちま、
ゴーヤなど)を育てると、
グリーンカーテンができて涼しくなり、
目も楽しませてくれます。
〈5〉ベランダのコンクリートの熱を下げる
コンクリートは蓄熱する力が強い素材のため、
40度を超えることも。
意外と伸縮性もあるため、
頻繁に水をまくと亀裂ができてしまうことも。
すのこを敷くなどの工夫をしましょう。
〈6〉お客さまにはうちわを
昔の家庭ではうちわはおもてなしツールでした。
お客様用を用意してあり、
暑いなか訪問された方におしぼりと一緒に差し出して使っていただくもの。
ちょっとキレイなものを用意しておくのもおすすめです。
〈7〉風鈴で耳に涼しく
風鈴をつるして風で涼をとるという風習は、
繊細な感性を持つ日本人ならではのもの。
鎌倉時代から「風鈴」とよばれるようになり、
江戸時代になってガラス製のものが作られました。
風鈴の音には脳内にリラックスホルモンを分泌させ、
体温を下げる効果があるといわれています。
〈8〉カーテンの色は寒色系+レースに
部屋の中で大きな面積を占めるカーテンをブルーなど寒色系にするだけで、
涼しい気分になります。
こうしておくと冷房の設定温度を少し高めにしても大丈夫。
白、
薄緑などのレースと組み合わせるのも涼しい効果をあげてくれそうです。
〈9〉肌触りがひんやりする和素材を取り入れて
湿度の高い日本の夏を涼しくしてくれるのが、
昔から使われている和の素材。
畳やい草は感触で涼を楽しめます。
フローリングの上にさっと敷けるラグや
組み合わせて使えるユニット畳も便利です。
気象庁が発表した7〜9月の3カ月予報によると、
平均気温は全国的に高く、
残暑も厳しい見込み。
すでに猛暑日も記録されていて、
今年も暑い夏になりそうだ。
そんななかで、
熱中症はもちろんだが、
もうひとつ気を付けたいのが脳梗塞と心筋梗塞だ。
実はこの2つ、
夏場の発生が圧倒的に多いことをご存知だろうか?
「それは、
暑さによる脱水が原因です。
汗をたくさんかくと血液のなかの水分が失われ、
血流はドロドロに。
血液の密度が高くなってしまいます。
すると今度は血を固める働きを持つ
『血小板』が、
赤血球や白血球を取り込みながら、
『血栓』を作り始めるのです。
これが脳や心臓の血管に詰まると、
脳梗塞や心筋梗塞を発症させるのです」
そう解説するのは順天堂大学教授の小林弘幸先生。
寒い冬場に発症する印象が強い脳梗塞や心筋梗塞だが、
暑い夏こそ注意が必要だという。
そこで、
小林先生に脳梗塞&心筋梗塞を減らす
“水とお風呂のセルフケア術”
を聞いた。
【なんといっても重要なのは水分補給】
「お酒はNGです。
よく冷えたビールが美味しい季節ですが、
アルコールには発汗作用や利尿作用があるので、
かえって血管内の水分を奪ってしまいます。
さらに深酒は交感神経を刺激し血管も収縮させるので逆効果。
1日1、2リットルを目安に、
汗をかいたらより多く、
こまめに『水』を補給しましょう」
【温度調節が大切】
「エアコンを使うのを我慢し過ぎると熱中症の危険性が高まりますが、
冷やしすぎてはいけません。
節電効果で注目の扇風機も、
一日中風に当たっていると体表の温度が奪われます。
また、
風が汗を飛ばしてしまうことから、
汗をかいた実感が乏しく、
脱水症に陥りやすくもなるのです。
そんな状態で炎天下に出れば、
急激な温度上昇で自律神経は乱れ、
血流は悪くなるでしょう」
【ぬるめのお風呂が効果的】
「全身の血流を支配する自律神経は急激な温度の変動を好みません。
お風呂もぬるめのお湯にゆっくりと浸かるよう心がけましょう」
また、
脳梗塞も心筋梗塞も、
必ず事前に
『予兆』
があると小林先生は言う。
これらはほどなく治ってしまうが、
放置すると梗塞の危険性大になるので注意が必要だ。
「頭痛、
胸が痛い、
動悸がする、
気が遠くなったなど、
いままでにない異変を感じたらすぐドクターにかかりましょう。
『首が痛い』
という方が、
心筋梗塞を発症した例もあるので、
予兆は同じ場所に起きるとは限りません」
ecar
全国的に梅雨が開け、
日本の夏がやってきた。
「そこでひとつご提案したいのが、
昔ながらの知恵を生かした生活の工夫です。
ほんの少しの風があるだけで体感温度はぐっと変わってきます」
と言う生活研究家の阿部絢子さんに、
日本の気候風土に合った涼しい家づくりのポイントを聞いた。
〈1〉家に「風の通り道」を作る
日本家屋はもともと障子、
襖などを取り外せる開口部がたくさんあり、
欄間なども風が通るように作られていました。
気温は同じでも、
風があたると、
秒速1メートルで体感温度は1度下がります。
気密性の高いマンションでも、
窓とドアは最低1つずつあるもの。
ストッパーなどを使って風が抜けるようにしてみましょう。
ぐんと涼しく感じられるはずです。
〈2〉よしずを立てる、すだれを垂らす
外からの熱と視線を遮るのにおすすめなのが、
昔ながらの
「すだれ」や
「よしず」です。
カーテンでは日射熱のカットは40%程度。
窓の外に取り付ける「よしず」なら80%カット。
「すだれ」は室内で使いますが、
空気の層ができるので気温を上げません。
〈3〉打ち水で涼しい風を起こす
暑くなった地面に水をまくと、
水が蒸発するときに地面から熱を奪い(気化熱)、
周囲の温度を下げることに。
また気圧の差ができるので風も生まれます。
これが打ち水で涼しくなるメカニズム。
まくのは玄関、
庭先、
マンションならベランダなど風の入口に。
〈4〉緑を育てて目や体にも涼感を
ベランダや庭で植物を育てるのは夏を涼しく過ごす知恵。
窓の近くでつる性の植物(朝顔、
へちま、
ゴーヤなど)を育てると、
グリーンカーテンができて涼しくなり、
目も楽しませてくれます。
〈5〉ベランダのコンクリートの熱を下げる
コンクリートは蓄熱する力が強い素材のため、
40度を超えることも。
意外と伸縮性もあるため、
頻繁に水をまくと亀裂ができてしまうことも。
すのこを敷くなどの工夫をしましょう。
〈6〉お客さまにはうちわを
昔の家庭ではうちわはおもてなしツールでした。
お客様用を用意してあり、
暑いなか訪問された方におしぼりと一緒に差し出して使っていただくもの。
ちょっとキレイなものを用意しておくのもおすすめです。
〈7〉風鈴で耳に涼しく
風鈴をつるして風で涼をとるという風習は、
繊細な感性を持つ日本人ならではのもの。
鎌倉時代から「風鈴」とよばれるようになり、
江戸時代になってガラス製のものが作られました。
風鈴の音には脳内にリラックスホルモンを分泌させ、
体温を下げる効果があるといわれています。
〈8〉カーテンの色は寒色系+レースに
部屋の中で大きな面積を占めるカーテンをブルーなど寒色系にするだけで、
涼しい気分になります。
こうしておくと冷房の設定温度を少し高めにしても大丈夫。
白、
薄緑などのレースと組み合わせるのも涼しい効果をあげてくれそうです。
〈9〉肌触りがひんやりする和素材を取り入れて
湿度の高い日本の夏を涼しくしてくれるのが、
昔から使われている和の素材。
畳やい草は感触で涼を楽しめます。
フローリングの上にさっと敷けるラグや
組み合わせて使えるユニット畳も便利です。
気象庁が発表した7〜9月の3カ月予報によると、
平均気温は全国的に高く、
残暑も厳しい見込み。
すでに猛暑日も記録されていて、
今年も暑い夏になりそうだ。
そんななかで、
熱中症はもちろんだが、
もうひとつ気を付けたいのが脳梗塞と心筋梗塞だ。
実はこの2つ、
夏場の発生が圧倒的に多いことをご存知だろうか?
「それは、
暑さによる脱水が原因です。
汗をたくさんかくと血液のなかの水分が失われ、
血流はドロドロに。
血液の密度が高くなってしまいます。
すると今度は血を固める働きを持つ
『血小板』が、
赤血球や白血球を取り込みながら、
『血栓』を作り始めるのです。
これが脳や心臓の血管に詰まると、
脳梗塞や心筋梗塞を発症させるのです」
そう解説するのは順天堂大学教授の小林弘幸先生。
寒い冬場に発症する印象が強い脳梗塞や心筋梗塞だが、
暑い夏こそ注意が必要だという。
そこで、
小林先生に脳梗塞&心筋梗塞を減らす
“水とお風呂のセルフケア術”
を聞いた。
【なんといっても重要なのは水分補給】
「お酒はNGです。
よく冷えたビールが美味しい季節ですが、
アルコールには発汗作用や利尿作用があるので、
かえって血管内の水分を奪ってしまいます。
さらに深酒は交感神経を刺激し血管も収縮させるので逆効果。
1日1、2リットルを目安に、
汗をかいたらより多く、
こまめに『水』を補給しましょう」
【温度調節が大切】
「エアコンを使うのを我慢し過ぎると熱中症の危険性が高まりますが、
冷やしすぎてはいけません。
節電効果で注目の扇風機も、
一日中風に当たっていると体表の温度が奪われます。
また、
風が汗を飛ばしてしまうことから、
汗をかいた実感が乏しく、
脱水症に陥りやすくもなるのです。
そんな状態で炎天下に出れば、
急激な温度上昇で自律神経は乱れ、
血流は悪くなるでしょう」
【ぬるめのお風呂が効果的】
「全身の血流を支配する自律神経は急激な温度の変動を好みません。
お風呂もぬるめのお湯にゆっくりと浸かるよう心がけましょう」
また、
脳梗塞も心筋梗塞も、
必ず事前に
『予兆』
があると小林先生は言う。
これらはほどなく治ってしまうが、
放置すると梗塞の危険性大になるので注意が必要だ。
「頭痛、
胸が痛い、
動悸がする、
気が遠くなったなど、
いままでにない異変を感じたらすぐドクターにかかりましょう。
『首が痛い』
という方が、
心筋梗塞を発症した例もあるので、
予兆は同じ場所に起きるとは限りません」
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