2014年08月15日
美紀子が「ママ眠っちゃダメだよ。死んでしまうよ」と声をかけて励ましてくれて
おはようございます。
ecarです。
今日は
【美紀子が「ママ眠っちゃダメだよ。死んでしまうよ」と声をかけて励ましてくれて、それで助かることができました。】
をお届けします。
吉崎博子さんは家族4人で123便に搭乗し、
事故に遭った。
長女の美紀子さんとともに生還。
博子さんは事故当時35歳。
美紀子さんは8歳。
![](https://www21.a8.net/svt/bgt?aid=140814315204&wid=001&eno=01&mid=s00000012679001063000&mc=1)
![](https://www16.a8.net/0.gif?a8mat=2BU50R+3DGG6Q+2PTY+6BU5T)
私は眠っていたが、
ドーンという音と同時に白っぽい煙と酸素マスクが降りてきた。
乗客は次々とベルトを締めたが、
機の揺れが激しく、
ベルトによる胸部への圧迫から失神する乗客が続出した。
これを見ていた夫は自分の危険を顧みず、
ベルトをはずして立ち上がり、
スチュワーデスに失神者の救助を依頼。
自分も手近の失神乗客に声をかけたり、
酸素マスクをあてるなど、
精いっぱいの活動をした。
ゆかり(次女)は気分が悪く、
マスクをしながら、
「あげそう」と言った。
ゴミ袋を当てると、
少しもどして、
まっ青で気を失った。
救命胴衣をして頭を両足の中に入れて」と放送があったが、
美紀子(長女)は救命胴衣をつけられなかった。
![](https://www21.a8.net/svt/bgt?aid=140814315204&wid=001&eno=01&mid=s00000012679001063000&mc=1)
![](https://www16.a8.net/0.gif?a8mat=2BU50R+3DGG6Q+2PTY+6BU5T)
やがて、
飛行機は激しく揺れ出しました。
ジェットコースターにでも乗っているような感じで、
真っ逆様に落ちてゆきます。
窓の外の景色がどんどん変わりました。
物凄く恐いのですが、
スチュワーデスの方々が
「大丈夫ですから、大丈夫ですから」
と何度も言っていましたから、
どこか故障したので機体は不時着するのだ、
と思っていました。
絶対に無事に着くと思いました。
遺書を書くことなど、
思いもよらなかった。
![](https://www21.a8.net/svt/bgt?aid=140814315204&wid=001&eno=01&mid=s00000012679001063000&mc=1)
![](https://www16.a8.net/0.gif?a8mat=2BU50R+3DGG6Q+2PTY+6BU5T)
夫も
「子供の前なのだから、
しっかりしろ、
うろたえるな。
落ち着くように」
と励ましてくれました。
また
「眼鏡をかけたままではケガをする」
と気付かってくれました。
機体は何回か、
ガタンと方向を下げてゆきます。
長い時間だったようにも思いますし、
短い時間のようにも思います。
そして激しい衝撃がありました。
私は、
それっきり、
気を失ったようです。
目が覚めたときは、
真暗闇でした。
静かで何の音もしません。
美紀子は
「痛い」
と唸っていたので生きているんだな、
と思いました。
夫の足が私の肩に乗っています。
ゆかりの姿は見えません。
充芳(長男)の姿も見えません。
![](https://www21.a8.net/svt/bgt?aid=140814315204&wid=001&eno=01&mid=s00000012679001063000&mc=1)
![](https://www16.a8.net/0.gif?a8mat=2BU50R+3DGG6Q+2PTY+6BU5T)
遠くで
「お母さん」
という声が聞こえました。
間違いなく充芳の声なのですが、
私は声も出ず、
身動きもできぬ状態です。
![](https://www21.a8.net/svt/bgt?aid=140814315204&wid=001&eno=01&mid=s00000012679001063000&mc=1)
![](https://www16.a8.net/0.gif?a8mat=2BU50R+3DGG6Q+2PTY+6BU5T)
やがて、
充芳の声は聞こえなくなりました。
あれが最後の声だったのでしょうか。
墜落後、
うとうとしかけると、
美紀子が
「ママ眠っちゃダメだよ。
死んでしまうよ」
と声をかけて励ましてくれて、
それで助かることができました。
本日も、
最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
ecar
ecarです。
今日は
【美紀子が「ママ眠っちゃダメだよ。死んでしまうよ」と声をかけて励ましてくれて、それで助かることができました。】
をお届けします。
吉崎博子さんは家族4人で123便に搭乗し、
事故に遭った。
長女の美紀子さんとともに生還。
博子さんは事故当時35歳。
美紀子さんは8歳。
![](https://www16.a8.net/0.gif?a8mat=2BU50R+3DGG6Q+2PTY+6BU5T)
私は眠っていたが、
ドーンという音と同時に白っぽい煙と酸素マスクが降りてきた。
乗客は次々とベルトを締めたが、
機の揺れが激しく、
ベルトによる胸部への圧迫から失神する乗客が続出した。
これを見ていた夫は自分の危険を顧みず、
ベルトをはずして立ち上がり、
スチュワーデスに失神者の救助を依頼。
自分も手近の失神乗客に声をかけたり、
酸素マスクをあてるなど、
精いっぱいの活動をした。
ゆかり(次女)は気分が悪く、
マスクをしながら、
「あげそう」と言った。
ゴミ袋を当てると、
少しもどして、
まっ青で気を失った。
救命胴衣をして頭を両足の中に入れて」と放送があったが、
美紀子(長女)は救命胴衣をつけられなかった。
![](https://www16.a8.net/0.gif?a8mat=2BU50R+3DGG6Q+2PTY+6BU5T)
やがて、
飛行機は激しく揺れ出しました。
ジェットコースターにでも乗っているような感じで、
真っ逆様に落ちてゆきます。
窓の外の景色がどんどん変わりました。
物凄く恐いのですが、
スチュワーデスの方々が
「大丈夫ですから、大丈夫ですから」
と何度も言っていましたから、
どこか故障したので機体は不時着するのだ、
と思っていました。
絶対に無事に着くと思いました。
遺書を書くことなど、
思いもよらなかった。
![](https://www16.a8.net/0.gif?a8mat=2BU50R+3DGG6Q+2PTY+6BU5T)
夫も
「子供の前なのだから、
しっかりしろ、
うろたえるな。
落ち着くように」
と励ましてくれました。
また
「眼鏡をかけたままではケガをする」
と気付かってくれました。
機体は何回か、
ガタンと方向を下げてゆきます。
長い時間だったようにも思いますし、
短い時間のようにも思います。
そして激しい衝撃がありました。
私は、
それっきり、
気を失ったようです。
目が覚めたときは、
真暗闇でした。
静かで何の音もしません。
美紀子は
「痛い」
と唸っていたので生きているんだな、
と思いました。
夫の足が私の肩に乗っています。
ゆかりの姿は見えません。
充芳(長男)の姿も見えません。
![](https://www16.a8.net/0.gif?a8mat=2BU50R+3DGG6Q+2PTY+6BU5T)
遠くで
「お母さん」
という声が聞こえました。
間違いなく充芳の声なのですが、
私は声も出ず、
身動きもできぬ状態です。
![](https://www16.a8.net/0.gif?a8mat=2BU50R+3DGG6Q+2PTY+6BU5T)
やがて、
充芳の声は聞こえなくなりました。
あれが最後の声だったのでしょうか。
墜落後、
うとうとしかけると、
美紀子が
「ママ眠っちゃダメだよ。
死んでしまうよ」
と声をかけて励ましてくれて、
それで助かることができました。
本日も、
最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
ecar
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