2012年10月21日
「賢く走るフルマラソン」田中宏暁 (ランナーズ) マラソンは「知恵」のスポーツ マラソンを科学した本!! 練習法、体重コントロール、食事、給水の科学的最善解が明らかに!!サブ4なら5kmを22:30で!
これがいい!「賢く走るフルマラソン」田中宏暁 (ランナーズ)
マラソンは「知恵」のスポーツ マラソンを科学した本!!
練習法、体重コントロール、食事、給水の科学的最善解が明らかに!!
「ニコニコペース」で走れば、
誰でもマラソンを完走できる。
学者としての研究を通して知りえたことと
著者自身のマラソン経験から学んだことをもとに
仮説部分も含め、よりよく走るための知恵を
実証データのグラフを示しながら、教えてくれます。
この本の目次
第1章 マラソンは「知恵」スポーツ
第2章 誰でも走れるフルマラソン ー ニコニコペースがマラソンペース
第3章 速く走れる身体をつくろう
第4章 ランニングスキルを高めれば記録は必ず向上する
第5章 レースで実力を発揮する
第6章 故障を防ぐために
前書きにこうあります。
「ニコニコ笑顔を保てるような
軽運動を行うことによって
明らかに心血管系機能が高まり、
生活習慣病の運動療法や
心筋梗塞患者のリハビリテーションとして
有効なことを証明しました。
・・・そして楽で楽しいトレーニングで、
50歳にして2時間40分を切るタイムで
走れるようになったのです。
健康の維持・増進のために
ニコニコペースの運動は不可欠です。
また最近の研究では
ニコニコペースのジョギングが
前頭葉機能を高める(脳を鍛える)ことも
明らかになってきました。・・・
マラソンを走るには
ニコニコペースの運動習慣が形成
されなければなりません。
つまり、ニコニコペースで
楽しくトレーニングしていれば
心身ともに健康になり、
マラソンまで走れるような
立派な体力が身に付きます。
さらに知恵と工夫で無理なくマラソンを完走でき、
自己記録が更新できる筈です。」
この本は読む本です。
また、教授の書いた本なので
正直少々理屈っぽいです。
ただ、命名法が結構いけてます。
「ルンルン」「ニコニコ」「がんばり」「しかめっ面」ペース!!
そして教授が進めているのは「ニコニコ」のレベル。
あくまでも、「ボルグの『主観的運動強度』」の問題です。
ですから、習慣的に運動を継続すれば、
1ヶ月後の「ニコニコ」の運動強度が
実は1ヶ月前の「がんばり」であることはあり得る訳です。
大切なのは「ニコニコ」
気持ちのよい「ニコニコ」です。
また、フォームに関しては
「フォアフット」着地を推奨しています。
膝や腰に負担をかけないためですね。
ストライド走法とピッチ走法の分析も興味深いものです。
グリコーゲンを溜め込む方法についても解説してあります。
様々な選手のマラソンの平均スピードは
ニコニコペースに近似しているそうです。
つまり、ニコニコペースで走ることが
マラソンでは自然であり、必然でもある。
「蹴るより体重を乗せる」という
キーワードも重要です。
セレトニン神経の活性化は
朝に走って実感しているので、興味深かったです。
インターバルのタイム設定の表には
5000mの自己記録とマラソン記録の相関表などもあり、
励みになります。
3時間38分台で走りたかったら、
5kmで22分30秒のベスト記録を出すべきだとの
目標がたちます。
サブ4になるためには24分30秒のベスト記録が必要です。
これはまさしく僕自身の経験に一致します。
科学って結構鋭いんだなと感じました。
田中/宏暁
1947年生まれ。東京教育大学体育学部卒、医学博士。
福岡大学スポーツ科学部教授、福岡大学スポーツ健康科学研究科研究科長。
専門は運動生理学で、肥満・動脈硬化性疾患などの疾病の
治療と予防・健康増進・競技力向上に有効な運動処方に関する
基礎的、応用的研究が主なテーマ。
1970年より福岡大学体育学部運動生理学研究室に所属し、
同研究室の進藤宗洋教授とともに
『ニコニコペース』のトレーニング効果を発表。
同研究室は、「ニコニコペース効果とその効用を世間一般に知らしめ、
ランニングなどのエアロビクス運動ブームの
理論的背景となった」功績で、第5回ランナーズ賞を受賞した。
自ら46歳よりマラソンランナーとして活躍している。
体力科学各雑誌の編集委員。
日本体力医学会理事、日本体育学会理事、
ランニング学会常任理事、健康支援学会理事、
(財)エアロビック・フィットネス協会理事。
日本陸連科学委員、日本オリンピック委員会強化スタッフ
最高タイムは50歳時:2間38分48秒
マラソンは「知恵」のスポーツ マラソンを科学した本!!
練習法、体重コントロール、食事、給水の科学的最善解が明らかに!!
「ニコニコペース」で走れば、
誰でもマラソンを完走できる。
学者としての研究を通して知りえたことと
著者自身のマラソン経験から学んだことをもとに
仮説部分も含め、よりよく走るための知恵を
実証データのグラフを示しながら、教えてくれます。
この本の目次
第1章 マラソンは「知恵」スポーツ
第2章 誰でも走れるフルマラソン ー ニコニコペースがマラソンペース
第3章 速く走れる身体をつくろう
第4章 ランニングスキルを高めれば記録は必ず向上する
第5章 レースで実力を発揮する
第6章 故障を防ぐために
前書きにこうあります。
「ニコニコ笑顔を保てるような
軽運動を行うことによって
明らかに心血管系機能が高まり、
生活習慣病の運動療法や
心筋梗塞患者のリハビリテーションとして
有効なことを証明しました。
・・・そして楽で楽しいトレーニングで、
50歳にして2時間40分を切るタイムで
走れるようになったのです。
健康の維持・増進のために
ニコニコペースの運動は不可欠です。
また最近の研究では
ニコニコペースのジョギングが
前頭葉機能を高める(脳を鍛える)ことも
明らかになってきました。・・・
マラソンを走るには
ニコニコペースの運動習慣が形成
されなければなりません。
つまり、ニコニコペースで
楽しくトレーニングしていれば
心身ともに健康になり、
マラソンまで走れるような
立派な体力が身に付きます。
さらに知恵と工夫で無理なくマラソンを完走でき、
自己記録が更新できる筈です。」
この本は読む本です。
また、教授の書いた本なので
正直少々理屈っぽいです。
ただ、命名法が結構いけてます。
「ルンルン」「ニコニコ」「がんばり」「しかめっ面」ペース!!
そして教授が進めているのは「ニコニコ」のレベル。
あくまでも、「ボルグの『主観的運動強度』」の問題です。
ですから、習慣的に運動を継続すれば、
1ヶ月後の「ニコニコ」の運動強度が
実は1ヶ月前の「がんばり」であることはあり得る訳です。
大切なのは「ニコニコ」
気持ちのよい「ニコニコ」です。
また、フォームに関しては
「フォアフット」着地を推奨しています。
膝や腰に負担をかけないためですね。
ストライド走法とピッチ走法の分析も興味深いものです。
グリコーゲンを溜め込む方法についても解説してあります。
様々な選手のマラソンの平均スピードは
ニコニコペースに近似しているそうです。
つまり、ニコニコペースで走ることが
マラソンでは自然であり、必然でもある。
「蹴るより体重を乗せる」という
キーワードも重要です。
セレトニン神経の活性化は
朝に走って実感しているので、興味深かったです。
インターバルのタイム設定の表には
5000mの自己記録とマラソン記録の相関表などもあり、
励みになります。
3時間38分台で走りたかったら、
5kmで22分30秒のベスト記録を出すべきだとの
目標がたちます。
サブ4になるためには24分30秒のベスト記録が必要です。
これはまさしく僕自身の経験に一致します。
科学って結構鋭いんだなと感じました。
田中/宏暁
1947年生まれ。東京教育大学体育学部卒、医学博士。
福岡大学スポーツ科学部教授、福岡大学スポーツ健康科学研究科研究科長。
専門は運動生理学で、肥満・動脈硬化性疾患などの疾病の
治療と予防・健康増進・競技力向上に有効な運動処方に関する
基礎的、応用的研究が主なテーマ。
1970年より福岡大学体育学部運動生理学研究室に所属し、
同研究室の進藤宗洋教授とともに
『ニコニコペース』のトレーニング効果を発表。
同研究室は、「ニコニコペース効果とその効用を世間一般に知らしめ、
ランニングなどのエアロビクス運動ブームの
理論的背景となった」功績で、第5回ランナーズ賞を受賞した。
自ら46歳よりマラソンランナーとして活躍している。
体力科学各雑誌の編集委員。
日本体力医学会理事、日本体育学会理事、
ランニング学会常任理事、健康支援学会理事、
(財)エアロビック・フィットネス協会理事。
日本陸連科学委員、日本オリンピック委員会強化スタッフ
最高タイムは50歳時:2間38分48秒
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