2007年10月29日
どうしたんだろうキースは・・・
キース・ジャレットの新作『マイ・フーリッシュ・ハート』を聴いた。トリオの名義になっている。
まあ、ソロじゃないから、インプロヴィゼーションはかなり少ないだろうなという楽観的な予測はしていたけれど、聴いている最中から、「え、これがスタンダーズ?」と思ってしまうほど、意外なジャズがそこには展開されていた。
具体的には、まさかキース・ジャレットのラグタイム・ピアノが聴けるとは思ってなかったとかなのだけれど。
そう、要するに、めちゃめちゃ明るいのだ。スタンダーズ特有とも言うべき「内省的」すなわち「暗い」音の配列はほとんど姿を消して、引退したブルース・ピアノ弾きのジイチャンが、酒場の隅でニコニコしながら弾いている、というような音なのだ。
ちょっと言いすぎ(笑)。
でも、2枚組なのに、なんども聞いてしまえるほど、心にスッと入り込んでくる。それはやっぱり、明るさゆえだと思う。
特に2枚目がいい。
マイ・フーリッシュ・ハート
posted with amazlet on 07.10.29
キース・ジャレット・トリオ
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まあ、ソロじゃないから、インプロヴィゼーションはかなり少ないだろうなという楽観的な予測はしていたけれど、聴いている最中から、「え、これがスタンダーズ?」と思ってしまうほど、意外なジャズがそこには展開されていた。
具体的には、まさかキース・ジャレットのラグタイム・ピアノが聴けるとは思ってなかったとかなのだけれど。
そう、要するに、めちゃめちゃ明るいのだ。スタンダーズ特有とも言うべき「内省的」すなわち「暗い」音の配列はほとんど姿を消して、引退したブルース・ピアノ弾きのジイチャンが、酒場の隅でニコニコしながら弾いている、というような音なのだ。
ちょっと言いすぎ(笑)。
でも、2枚組なのに、なんども聞いてしまえるほど、心にスッと入り込んでくる。それはやっぱり、明るさゆえだと思う。
特に2枚目がいい。