2008年09月17日
健康
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今日のテーマは【不眠・睡眠障害と免疫】について
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不眠・睡眠障害と免疫
不眠や睡眠障害など寝つきが悪い症状は免疫力と深い相関関係がある。
最近、不眠、睡眠障害、寝つきが悪いという悩みを持つ人々が、子どもから大人まで大変多くなっています。この不眠や睡眠障害などの質は免疫システムと深い関係がある事が判明している。
免疫力が強ければ不眠や睡眠障害など起さずよく眠れるし、よい睡眠をとると免疫力が高まるという相関関係にあるのです。
当然、身体が極端に疲れていたり、ストレスがたまって免疫力が低くなると、不眠や睡眠障害の原因ともなる。睡眠時間を長くとっても眠りが浅く、疲れがとれないこともある。このように睡眠の質が悪くなると、ますます体調を崩し、それによって免疫力をさらに低下するという悪循環をたどります。
眠りたくても眠れないというつらい病気が不眠症です。
不眠症の原因の第一は、勤務上の都合、騒音、寝具が合わないなどの環境やライフスタイルが上げられる。第二は、寝れないことを極端に怖がり、ノイローゼになってさらに眠れなくなるという泥沼に入るタイプ。これは神経性不眠症といいます。
第三は、内臓が悪いために起こる不眠症で、甲状腺機能が活発になりすぎて興奮するもの、肝臓障害で錯乱するもの、胸焼けで気持ちが悪くなって目が覚めてしまうものがあります。
アルコール性の不眠症もある。少量のアルコールは眠気を誘うのですが、アルコールは睡眠の質を低下させます。しかも、アルコールが切れた頃、頭痛や不快感とともに目が覚めてしまうのです。
不眠や睡眠障害で悩む人は、まずは生活パターンを決め、体内時計のリズムを整えることです。また、アロマテラピーやイメージトレーニングなどで心身をリラックスさせることです。寝る前にホットミルクを飲むと、気持ちが落ち着いて眠りにつけることが多いようです。
それでも眠れないときは医師と相談し、自分の不眠や睡眠障害の原因をつきとめることです。自己判断で安易に睡眠薬に頼ると、自律神経障害やうつ状態、性欲減退を招き、当然、肝臓に負担をかけるので免疫力も激減してしまう。
不眠・睡眠障害と自立神経の関係。
人間の身体は、昼間は交感神経を活発にし、体温を上げて脳と身体を活動させ、夜は副交感神経を働かせて体温を下げ、脳と身体を休めて疲れた細胞を修復し、内臓の働きを高めて消化活動を行うようにできている。
この副交感神経を働かせる睡眠時間をきちんととらないと、脳と身体は休むことも出来ずにオーバーヒートしてしまう。何となく頭がほてっている感じるのは、脳が悲鳴を上げている証拠なのです。
このように人間は昼と夜をリズミカルに繰り返すことによって自律神経をコントロールしています。ですから、睡眠不足は自律神経を乱して体調を崩し、その結果、生理不順や不妊症などのホルモン障害から、胃酸過多、便秘などの胃腸障害、血圧異常などの循環障害など、さまざまな病気のきっかけとなる。さらに、イライラしてり逆に無気力になるなど、神経も参ってしまいます。
睡眠をとっても疲れが抜けない、不眠状態が続く、頭痛と肩こりが重くなっているといった一般的な体調不良、高血圧や脳梗塞、アレルギー疾患など病気の発症は、おおむねストレスの攻撃で乱れた自立神経のサインなのです。
この自立神経の働きとストレスが深い関係がり、自立神経と免疫細胞が相互に影響し合っているのが人間の体の仕組みです。また、最近の研究では免疫細胞の中のNK細胞の働きがストレスと深い関係があることが判明している。よく笑うとストレスが解消されるといいますが、これらはNK細胞の働きと関係してるのです。
睡眠とエネルギーの関係。
人間は生まれならがにして健康回復術を身につけています。その健康回復術とは「眠り」のことです。眠りについての科学は、まだ解明されていないことがありますが、その効果は素晴らしい可能性を秘めている。
体が疲れている時や、病気に罹ったときは自然と体を横にし眠りにつくのです。そして目覚めたときは、自然と今までより体が楽になります。これは一体どういうことなのか?
人間は目を覚まし、活動している時にはエネルギーを使います。たとえそれが、目を開けているいるだけで、体を動かしていないとしても、目からの情報、耳からの情報、肌に感じる温度や感覚の情報、心理的な情報、さまざまな情報活動が行われている。
毎日、それらの凄い情報量を処理してエネルギーを消費するので、必然的に疲労が溜まってきます。この疲労を除くには、エネルギーの消費活動を抑えなくていけません。その方法が「眠り」なのです。
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