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2017年12月05日

川崎FW小林が史上6人目のMVP&得点王をダブル受賞! 「一番感謝を伝えたいのは奥さん」

主将としてJ1初優勝に貢献 川崎は昨季の中村憲剛に続く2年連続のMVP輩出


 2017Jリーグアウォーズが5日に行われ、今季のJリーグ最優秀選手賞(MVP)の栄冠は、川崎フロンターレのFW小林悠の頭上に輝いた。得点王とのダブル受賞となった小林はいずれも初受賞で史上6人目の偉業、川崎フロンターレとしては昨季のMF中村憲剛に続く2年連続のMVP輩出となった。


 小林は今季リーグ戦全試合となる34試合に出場し23得点を挙げて得点王に輝いた。リーグ最終節の大宮アルディージャ戦ではハットトリックの活躍で、主将としてもチームの主要タイトル初制覇となる逆転優勝に大きく貢献し、MVPの栄冠を手に入れた。


「一番感謝を伝えたいのは、プロになってから怪我の多かった僕と、悔しい思いを一緒に乗り越えてくれた奥さんに感謝の言葉を伝えたいです。今年からキャプテンを任されて、キャンプの時にチームメイトに言ったのは、普段から頼りなくてサッカーも上手くないけどフロンターレを勝たせたい気持ちは誰よりも強いからついてきてほしいと言いました。一人の力ではないですが、キャプテンマークを巻いて先頭で走ってきたからこのような素晴らしい賞を頂けたと思います。これに恥じぬように、これからも向上心を持ってサッカーに取り組んでいきたいと思います」






 過去に得点王&MVPのダブル受賞を果たしたのは、1998年の中山雅史(磐田/36得点)、2002年の高原直泰(磐田/26得点)、2005年のアラウージョ(G大阪/33得点)、2008年のマルキーニョス(鹿島/21得点)、2012年の佐藤寿人(広島/22得点)の5人で、歴代の名FWとともに歴史に名を刻んだ。



 前線で万能型FWとしてチャンスメイクにも関わり続けた小林は、30歳の誕生日を迎えたシーズンに大きな結果を残し、2017年Jリーグの主役になった。今月開催されるE-1選手権の日本代表メンバーにも選出されており、エース級の活躍が期待される。
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