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2017年03月12日
2017年03月10日
2017年03月08日
2017年03月07日
2017年03月05日
バルサの暗雲 現状打破はいつになる?(前回投稿続き)
終了間際にリオネル・メッシが決めたPKによって2−1と辛勝したレガネス戦では、危機の始まりを感じさせる兆候があらゆる形で表れていた。それがまだ兆候にとどまっているのは、3月8日にカンプノウで行われるPSGとのセカンドレグにおける逆転の可能性がわずかながらも残っているからだ。とはいえ、このレベルで4点差を覆すのが実質的に不可能であることは、誰もが認めるところだろう。
今季のリーガでは最低の観客動員数(6万3378人)にとどまったこの日、カンプノウは終始張り詰めた空気に包まれていた。
アンドレ・ゴメスがピッチを去る際には厳しいブーイングが浴びせられた。ゴール裏の応援団がルイス・エンリケをたたえるコールを発すると、その声はその他の観衆による口笛でかき消された。試合後ルイス・エンリケは「自分へのブーイングについては理解できる」と話していたが、この試合で好守を連発したマルク・アンドレ・テアシュテーゲンは「理解できない。ファンはチームを後押しするべきだ」と異なる意見を口にしている。
何よりこの日のバルセロナを象徴していたのは、2位の座を死守した重要な決勝点を決めたにもかかわらず、メッシが表情ひとつ変えなかったことだ。
あらためてここに記しておく。今のバルセロナにはクラブの歴史にふさわしいレベルの選手が15人ほどしかいない。最終ラインでは2人のゴールキーパーと4人のセンターバック、ジョルディ・アルバ。セルジ・ロベルトは本職のMFとして数え、他に中盤ではセルヒオ・ブスケッツとアンドレス・イニエスタ、そして現在は本調子とは程遠い状態にあるイバン・ラキティッチ。前線ではアルダ・トゥランとメッシ、ネイマール、ルイス・スアレスの南米人トリオだ。
彼ら以外はみな、執行部が判断を誤って補強した選手たちばかり。クラブはアレクシス・サンチェスやチアゴ・アルカンタラを筆頭に、選手の放出においても間違った決断を下してきた。
しかしながら、最も深刻な問題は先にも触れたプレーモデルの欠如にある。エクセレントな選手を何人擁していようと、チームとしてベースとなるプレーモデルを構築せぬまま勝ち続けることは不可能だからだ。
早くもサイクルの終焉(しゅうえん)を宣言する声も聞こえているが、それは極端すぎる意見だろう。チームのサイクルは選手を中心に回るものであり、バルセロナには今後も中心を担い続けるべき選手が何人もいる。彼らのサポート体制を改善することは可能だし、監督交代によってプレーの幅を広げることもできるはずだ。もちろん全ては世界中から賞賛されるようになったクラブ哲学を遵守した上での話である。
つまりは、現在のルイス・エンリケ体制が終わりを迎えたということなのだ。この2シーズン半、彼は経験豊富なスター選手たちをうまくまとめてきたものの、チームとして個々のタレント以上のパフォーマンスを引き出すことはできなかった。
既存の選手たちはモチベーションを新たにし、チームとして数年前のプレーレベルを取り戻さなければならない。そのためにはルイス・エンリケとは異なるタイプの、異なる戦術やモチベート方法を用いる監督が必要になる。右サイドの補強も必須だ。またどれだけ飛び抜けた存在だとしても数人の選手に全てを依存することなく、誰が出ても質の高いプレーができるよう、バックアップメンバーを充実させることも重要だ。
相手ゴール前から仕掛けるプレッシングの機能性まで失いつつある現在のバルセロナは、もう数年前から力を失い続けてきた。おそらく彼らは、今季の自分たちがこれ以上の力を出すことができないと自覚しているのではないだろうか。
カンプノウのスタンドに座る人々は、こうしたチームの現状を全て察知している。選手たちの精神状態はピッチからスタンドへと伝わるものであり、バルセロナのそれはあまりにも顕著に見て取れるのだから。
今季のリーガでは最低の観客動員数(6万3378人)にとどまったこの日、カンプノウは終始張り詰めた空気に包まれていた。
アンドレ・ゴメスがピッチを去る際には厳しいブーイングが浴びせられた。ゴール裏の応援団がルイス・エンリケをたたえるコールを発すると、その声はその他の観衆による口笛でかき消された。試合後ルイス・エンリケは「自分へのブーイングについては理解できる」と話していたが、この試合で好守を連発したマルク・アンドレ・テアシュテーゲンは「理解できない。ファンはチームを後押しするべきだ」と異なる意見を口にしている。
何よりこの日のバルセロナを象徴していたのは、2位の座を死守した重要な決勝点を決めたにもかかわらず、メッシが表情ひとつ変えなかったことだ。
あらためてここに記しておく。今のバルセロナにはクラブの歴史にふさわしいレベルの選手が15人ほどしかいない。最終ラインでは2人のゴールキーパーと4人のセンターバック、ジョルディ・アルバ。セルジ・ロベルトは本職のMFとして数え、他に中盤ではセルヒオ・ブスケッツとアンドレス・イニエスタ、そして現在は本調子とは程遠い状態にあるイバン・ラキティッチ。前線ではアルダ・トゥランとメッシ、ネイマール、ルイス・スアレスの南米人トリオだ。
彼ら以外はみな、執行部が判断を誤って補強した選手たちばかり。クラブはアレクシス・サンチェスやチアゴ・アルカンタラを筆頭に、選手の放出においても間違った決断を下してきた。
しかしながら、最も深刻な問題は先にも触れたプレーモデルの欠如にある。エクセレントな選手を何人擁していようと、チームとしてベースとなるプレーモデルを構築せぬまま勝ち続けることは不可能だからだ。
早くもサイクルの終焉(しゅうえん)を宣言する声も聞こえているが、それは極端すぎる意見だろう。チームのサイクルは選手を中心に回るものであり、バルセロナには今後も中心を担い続けるべき選手が何人もいる。彼らのサポート体制を改善することは可能だし、監督交代によってプレーの幅を広げることもできるはずだ。もちろん全ては世界中から賞賛されるようになったクラブ哲学を遵守した上での話である。
つまりは、現在のルイス・エンリケ体制が終わりを迎えたということなのだ。この2シーズン半、彼は経験豊富なスター選手たちをうまくまとめてきたものの、チームとして個々のタレント以上のパフォーマンスを引き出すことはできなかった。
既存の選手たちはモチベーションを新たにし、チームとして数年前のプレーレベルを取り戻さなければならない。そのためにはルイス・エンリケとは異なるタイプの、異なる戦術やモチベート方法を用いる監督が必要になる。右サイドの補強も必須だ。またどれだけ飛び抜けた存在だとしても数人の選手に全てを依存することなく、誰が出ても質の高いプレーができるよう、バックアップメンバーを充実させることも重要だ。
相手ゴール前から仕掛けるプレッシングの機能性まで失いつつある現在のバルセロナは、もう数年前から力を失い続けてきた。おそらく彼らは、今季の自分たちがこれ以上の力を出すことができないと自覚しているのではないだろうか。
カンプノウのスタンドに座る人々は、こうしたチームの現状を全て察知している。選手たちの精神状態はピッチからスタンドへと伝わるものであり、バルセロナのそれはあまりにも顕著に見て取れるのだから。
2017年03月02日
苦悩のバルセロナ・・・一体どうなるMLS
現地時間2月19日、カンプノウで行われたレガネス戦のラスト数分は、フランク・ライカールトがバルセロナの新監督に就任する少し前、いら立ちと不満に包まれた失意のシーズンが終わりを迎えようとしていた頃によく似ていた。
バルセロナは先週、極めて厳しい一週間を過ごした。14日のチャンピオンズリーグ(CL)でパリ・サンジェルマン(以下、PSG)に予期せぬ大敗を喫し、シーズンの大きな目標の1つを失うことが濃厚となったからだ。
9シーズン連続でCLベスト8以上の成績を残してきたクラブにとって、決勝トーナメント1回戦での敗退は全くもって想定外の事態である。だが、アトレティコ・マドリーに準々決勝で敗れた昨季に続いての早期敗退より深刻なのは、チームが長らく露呈してきたイメージにある。
随分前から指摘してきたことだが、今のバルセロナには先発に名を連ねる素晴らしい選手たちを支えるチーム戦術がない。また、戦力的に全てのポジションをバランスよくカバーできておらず、主力メンバーの代役が務まるバックアッパーが不足していることも問題となっている。
パリでPSGに0−4と大敗したことにより、バルセロナが例年より早くリーガ・エスパニョーラの首位争いに集中できるようになったことは確かだ。ただ、14節を残した現在、リーガでは1試合未消化の首位レアル・マドリーに勝ち点1差を付けられており、4月には敵地サンティアゴ・ベルナベウでの“エル・クラシコ”(伝統の一戦)も控えている。逆転優勝の条件は険しいが、2位の座はバルセロナにとって大きな意味を持たない。
バルセロナとレアル・マドリーはスペインの他クラブが対抗不可能なほど、高額なスター選手をそろえている。それはこの2クラブが元々有している桁違いの資金力に加え、他クラブとの間にあるテレビ放映権収入の格差も一因となっている。
それでもシーズンの山場を迎えた今、バルセロナはウナイ・エメリ監督率いる強固なPSGのみならず、レアル・マドリーやバイエルン・ミュンヘン、トッテナム、チェルシー、マンチェスター・シティ、ユベントスといった強豪との対戦においては深刻な問題を露呈する可能性がある。
こうしたトップレベルのライバルを上回るには、個々のタレントだけでは不十分だ。必要なのは高度な連係プレーや組織力であり、目指すプレーモデルを共有することなのだが、ルイス・エンリケの指揮下では全くそれが見えてこない。そのため今になって、しびれを切らし始めたカタルーニャのスポーツメディアは、来季に向けて新監督は誰がふさわしいかのアンケートまで実施するようになった。
バルセロナは先週、極めて厳しい一週間を過ごした。14日のチャンピオンズリーグ(CL)でパリ・サンジェルマン(以下、PSG)に予期せぬ大敗を喫し、シーズンの大きな目標の1つを失うことが濃厚となったからだ。
9シーズン連続でCLベスト8以上の成績を残してきたクラブにとって、決勝トーナメント1回戦での敗退は全くもって想定外の事態である。だが、アトレティコ・マドリーに準々決勝で敗れた昨季に続いての早期敗退より深刻なのは、チームが長らく露呈してきたイメージにある。
随分前から指摘してきたことだが、今のバルセロナには先発に名を連ねる素晴らしい選手たちを支えるチーム戦術がない。また、戦力的に全てのポジションをバランスよくカバーできておらず、主力メンバーの代役が務まるバックアッパーが不足していることも問題となっている。
パリでPSGに0−4と大敗したことにより、バルセロナが例年より早くリーガ・エスパニョーラの首位争いに集中できるようになったことは確かだ。ただ、14節を残した現在、リーガでは1試合未消化の首位レアル・マドリーに勝ち点1差を付けられており、4月には敵地サンティアゴ・ベルナベウでの“エル・クラシコ”(伝統の一戦)も控えている。逆転優勝の条件は険しいが、2位の座はバルセロナにとって大きな意味を持たない。
バルセロナとレアル・マドリーはスペインの他クラブが対抗不可能なほど、高額なスター選手をそろえている。それはこの2クラブが元々有している桁違いの資金力に加え、他クラブとの間にあるテレビ放映権収入の格差も一因となっている。
それでもシーズンの山場を迎えた今、バルセロナはウナイ・エメリ監督率いる強固なPSGのみならず、レアル・マドリーやバイエルン・ミュンヘン、トッテナム、チェルシー、マンチェスター・シティ、ユベントスといった強豪との対戦においては深刻な問題を露呈する可能性がある。
こうしたトップレベルのライバルを上回るには、個々のタレントだけでは不十分だ。必要なのは高度な連係プレーや組織力であり、目指すプレーモデルを共有することなのだが、ルイス・エンリケの指揮下では全くそれが見えてこない。そのため今になって、しびれを切らし始めたカタルーニャのスポーツメディアは、来季に向けて新監督は誰がふさわしいかのアンケートまで実施するようになった。
2017年02月27日
ピーターウタちゃん上京するの巻
ウタちゃん、上京するのか!?
一人のファンとして嬉しい!
つまり大久保との組み合わせ!!!!
きたーーーーwww
FC東京が、昨季J1得点王の広島FWピーター・ウタカ(33)を獲得することが26日、決定的となった。複数の関係者によると、清水から保有権が移った広島から1年間の期限付き移籍になるという。近日中にもメディカルチェックを受け、近く正式発表される。
今季はFW大久保嘉人、FW永井謙佑、MF高萩洋次郎、DF太田宏介、GK林彰洋ら日本代表経験者がずらりと並ぶ大型移籍を次々と成立させてきた。そしてラストピースとして、神戸FWレアンドロとともに昨季19得点を挙げて得点王を分け合ったストライカーを獲得する。
一人のファンとして嬉しい!
つまり大久保との組み合わせ!!!!
きたーーーーwww
FC東京が、昨季J1得点王の広島FWピーター・ウタカ(33)を獲得することが26日、決定的となった。複数の関係者によると、清水から保有権が移った広島から1年間の期限付き移籍になるという。近日中にもメディカルチェックを受け、近く正式発表される。
今季はFW大久保嘉人、FW永井謙佑、MF高萩洋次郎、DF太田宏介、GK林彰洋ら日本代表経験者がずらりと並ぶ大型移籍を次々と成立させてきた。そしてラストピースとして、神戸FWレアンドロとともに昨季19得点を挙げて得点王を分け合ったストライカーを獲得する。
久保くん恐ろしく貢献するの巻
この子、前から注目していたけど・・・
凄い!結果だすね!
[2.26 ベルギーリーグ第28節 ゲント3-1ムスクロン]
ベルギーリーグは26日、第28節を行い、FW久保裕也の所属するゲントはホームでムスクロンと対戦し、3-1で勝利した。リーグ戦5試合連続で先発した久保は、1-0の前半30分に見事なトラップからネットを揺らし、移籍後3得点目を記録。後半32分までプレーし、リーグ戦4試合ぶりの白星に貢献している。
移籍後2戦連発から一転し、その後は2試合続けてゴールから見放されていた久保だったが、3試合ぶりに沈黙を破った。
左ウイングで先発した久保。前半7分にFWサムエル・カルが先制弾を奪うと、1-0で迎えた同30分、PA手前やや左で左サイドのDFサミュエル・ジゴからの斜めのくさびに反応する。トラップの瞬間、目の前には2人のDFが立ち塞がっていたが、久保はファーストタッチでその2人の間にボールを通し、スピードに乗ったままPA内左に進入。追走したDFにスライディングでコースを制限され、GKも的確なポジションを取って待ち構える中、久保は左足でここしかないというゴール右隅の絶妙なコースに突き刺し、個の力で追加点を挙げた。
ゲントはその後、FWジェレミー・ペルベが後半7分にPKで3点目を奪い、同37分に1点を返されるも、3-1で快勝。ヨーロッパリーグ(EL)の決勝トーナメント1回戦でトッテナム(イングランド)を撃破するなど好調のゲントが、リーグ戦4試合ぶりの白星を飾った。
凄い!結果だすね!
[2.26 ベルギーリーグ第28節 ゲント3-1ムスクロン]
ベルギーリーグは26日、第28節を行い、FW久保裕也の所属するゲントはホームでムスクロンと対戦し、3-1で勝利した。リーグ戦5試合連続で先発した久保は、1-0の前半30分に見事なトラップからネットを揺らし、移籍後3得点目を記録。後半32分までプレーし、リーグ戦4試合ぶりの白星に貢献している。
移籍後2戦連発から一転し、その後は2試合続けてゴールから見放されていた久保だったが、3試合ぶりに沈黙を破った。
左ウイングで先発した久保。前半7分にFWサムエル・カルが先制弾を奪うと、1-0で迎えた同30分、PA手前やや左で左サイドのDFサミュエル・ジゴからの斜めのくさびに反応する。トラップの瞬間、目の前には2人のDFが立ち塞がっていたが、久保はファーストタッチでその2人の間にボールを通し、スピードに乗ったままPA内左に進入。追走したDFにスライディングでコースを制限され、GKも的確なポジションを取って待ち構える中、久保は左足でここしかないというゴール右隅の絶妙なコースに突き刺し、個の力で追加点を挙げた。
ゲントはその後、FWジェレミー・ペルベが後半7分にPKで3点目を奪い、同37分に1点を返されるも、3-1で快勝。ヨーロッパリーグ(EL)の決勝トーナメント1回戦でトッテナム(イングランド)を撃破するなど好調のゲントが、リーグ戦4試合ぶりの白星を飾った。
吉田さんめっちゃ頑張るの巻
吉田さんメッチャ頑張っとるやんけ〜〜〜www
皆さん応援しましょ♪
◇イングランド・リーグ杯決勝 サウサンプトン2―3マンチェスターU(2017年2月26日)
イングランド・リーグ杯決勝にフル出場したサウサンプトンの日本代表DF吉田麻也は安定感あるプレーでチームをけん引。2―3で惜しくも初タイトルは逃したが、気迫のこもったプレーでFWイブラヒモビッチとも互角に渡り合い、最終ラインで存在感を発揮した。
吉田は前半から大きな声とジェスチャーで“相棒”DFスティーブンスと最終ラインを統率。前半25分にはFWイブラヒモビッチへ出た裏へのスルーパスを懸命に戻ってクリア。195センチと長身のFWイブラヒモビッチ相手にハイボールの競り合いでも勇気を持ってぶつかり簡単には自由を与えなかった。
後半に入っても闘志を前面に出しプレー。同22分にはペナルティエリア内に侵入したFWイブラヒモビッチからボール奪取に成功。その3分後にはゴール前に飛び出したMFリンガードにボールが渡りそうになると判断すると、すかさずイブラヒモビッチのマークを捨てカバリングに走り、体を投げ出してシュートブロック。
同40分のFWラシュフォードのシュートもきっちり体を寄せてコースを限定。GKフォスターが難なくこれをキャッチした。
しかし、それでも最後はFWイブラヒモビッチに“役者”としての違いを見せつけられ決勝点を奪われた。試合前には「日本人として新しい一歩を踏み出したい」とチーム、さらには日本人として初のタイトル獲得へ意気込んでいただけに無念の結果となった。
皆さん応援しましょ♪
◇イングランド・リーグ杯決勝 サウサンプトン2―3マンチェスターU(2017年2月26日)
イングランド・リーグ杯決勝にフル出場したサウサンプトンの日本代表DF吉田麻也は安定感あるプレーでチームをけん引。2―3で惜しくも初タイトルは逃したが、気迫のこもったプレーでFWイブラヒモビッチとも互角に渡り合い、最終ラインで存在感を発揮した。
吉田は前半から大きな声とジェスチャーで“相棒”DFスティーブンスと最終ラインを統率。前半25分にはFWイブラヒモビッチへ出た裏へのスルーパスを懸命に戻ってクリア。195センチと長身のFWイブラヒモビッチ相手にハイボールの競り合いでも勇気を持ってぶつかり簡単には自由を与えなかった。
後半に入っても闘志を前面に出しプレー。同22分にはペナルティエリア内に侵入したFWイブラヒモビッチからボール奪取に成功。その3分後にはゴール前に飛び出したMFリンガードにボールが渡りそうになると判断すると、すかさずイブラヒモビッチのマークを捨てカバリングに走り、体を投げ出してシュートブロック。
同40分のFWラシュフォードのシュートもきっちり体を寄せてコースを限定。GKフォスターが難なくこれをキャッチした。
しかし、それでも最後はFWイブラヒモビッチに“役者”としての違いを見せつけられ決勝点を奪われた。試合前には「日本人として新しい一歩を踏み出したい」とチーム、さらには日本人として初のタイトル獲得へ意気込んでいただけに無念の結果となった。