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2023年07月12日

輩の特徴 Part.2

※以下は私個人の数十年間の人生経験の中で学んだものであり、広く一般論を謳うものではありません。

Part.2では、内面的な話をさせていただこうと思います。

Part.1で少し触れましたが、私の実際の経験談として、コンプレックスを気にしなくてすむ場所で二人きりで話をしてみると、以外に気のいい所やデリケートな部分も見えてきます。

ただ悪い所だけを列挙し、嫌うだけでは解決していかないので、そういう部分もちゃんと書いていこうと思います。

※以下は憶測ではなく、リアルに私自身が色々な人と話をして経験した上での話です。

◇ 現場仕事=底辺の仕事という扱いや風潮が彼らを凶暴にさせ腐らせる原因の一端にも

例えば警備員というと「世捨て人」のような言われ方をされたり「棒振り」なんて馬鹿にされたりすることがあります。
もっとヒドイ話になると、雇ってる側が警備員に対しそういう見下した態度をとることもあります。

土木工事の仕事をしていたら「うわ〜・・・」という目で通行人に見られて恥ずかしかったと言う人もいました。これではやる気をなくしてしまいますよね。

私が実際に出会って話した方の中で運送業倉庫業清掃業の中には、世間的に評価があまりよろしくない、いい目で見られないから職業を言いたくないという人も実際にいました。

これは間違いなく社会として損失だと思います。

誰かがやってくれなければ社会は成り立ちません。
嫌な仕事、自分がしたくない仕事、それも「誰かが」やってくれて社会は回っています。

そういった職業の貴賎を問う周囲の目が彼らを腐らせてしまっていたり、どうせ自分なんて・・・と悪い流れを生むことに繋がってしまっていたりもするのです。

確かに現場仕事をしている人の中には、頭を使う事が苦手な人もいるでしょう。

しかし雨の日も風の日も一生懸命キツい仕事をして、縁の下の力持ち的に社会をささえてくれているのです。

そういったところで自分の仕事や職業に誇りがもてれば、周囲から、広義的には社会から感謝されることがあれば、人の道を外さずに正業で真面目に生活を成り立たせ、頑張っていける人だってかなりいると私は思っています。

輩を生むのは生まれや育ちだけでなく、社会も関係していると私は思います。

夜の仕事の全てが悪だという気もありません(ボッタグリとかは別ですが・・・)

そこでガス抜きしてまた仕事を頑張ろう、たまには酒飲んで愚痴りたい、そんな社交の場も大切じゃないですか?

ようは現場仕事=全て底辺、夜のお店=全て悪という極論や偏見、その見方が「輩化」の一端を担ってしまってるのではないか、と思うということです。

確かに場合によってはトラブルや問題があるお店や現場があるのは事実ですが、その業界の人全てがそうではないので、真面目に商売している人まで十把一絡げで決めつけてしまうのはよくないことだと思います。

◇ 見た目や想像よりピュアで心配り出来る人も

実際見た目からは想像もつかないほどデリケートというかピュアな人もいます(むろん見た目通りな人もいますが)

なんというか・・・寂しいんだと思います。本質的には。
多分誰かが、何かが認めてくれる、誇れる何かがあればもっと頑張れる、そんな人も私が会って来た人の中に結構いるように感じました。

話をしているうちに「この部屋寒くないか?」とか「ジュース飲む?」とか気を遣ってくれる人もいました。

自分とちゃんと向き合ってくれている相手だと分かると、多分少し心の氷が溶けるというか、本来のありのままの自分に戻れるのではないかと。なんだか悲しい話です。

どちらかというと、そういう電話をするときや、そういう集まりに行く時はスイッチを入れている感じにも見えました。

自分はこの世界でしか生きられない人間だから、と。

重ねて申しますが、きれいごと抜きに、本当にどうしようもない輩や手遅れな輩は一定数います。
これはもう本当に手に負えませんしどうしようもないです。まったくお話になりません。

ただ、ギリギリの所でどちら側に傾くかでくすぶっている人もいます

そういった人が人生を捨てて輩の道に進んでしまうのか、留まれるのかは、社会の在り方にもかかっているのではないかと私は思う次第です。

場合によっては(手遅れではない人であれば)開ける道もありますし、周囲との関係を健全化出来る可能性もあると思います。

頭ごなしに「どうせあいつはどうしようもないやつだ」と決めつけたり見下したり敵意を抱くことで損をすることもあると思います。

かなり前ですが、半分くらい?闇堕ちしている(本職ではない)怖い系の人と話をした時に「兄ちゃんみたいに皆がワシらのことそういう風に思ってくれたらワシらもなぁ・・・」とボソッと言われたことがあります。

輩の特徴という見出しですが、どちらかというと輩というレッテルを貼られて腐ってしまう人がいないように的なお話でした。

本当に正直見た目だけでは分からんこともあります・・・。

上品ぶってる人ほど・・・ということもありますから。

大切な判断を必要とする場面で、冷静に色々な視点からアプローチできるようになるための知識や知恵として、何か少しでも皆さんのお役にたてることがあれば幸いでございます。

◇最後に

重ねて申し上げますが、職業の貴賎はありません。
必要だからその仕事が業として存在しています。
互いに尊重し、敬意を払い感謝することで、少しでも良い社会になっていくのではないかと思います。
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現在までに3度引越ししました。 理由は都度異なりますが、自身の経験によって様々なことを学びその状況に応じて対処法を考え冷静に対応出来る?ようになりました(別に望んだことではないですが) 同じように今現在も苦しんでおられる方に、少しでもお役に立てば幸いでございます。
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