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2024年05月14日

【日経225オプション投資実践編】日経225オプションのスプレッド取引とは?

◯はじめに
前回の記事では、日経225オプション投資におけるプットオプションの売り戦略について解説しました。

今回は、日経225オプションのスプレッド取引について解説します。


◯スプレッド取引とは?
スプレッド取引とは、2つの異なるオプションを組み合わせることで、プレミアムの差を狙う取引方法です。


◯日経225オプションにおけるスプレッド取引
日経225オプションにおけるスプレッド取引には、以下の種類があります。

・カレンダースプレッド: 異なる権利確定日のオプションを組み合わせる取引です。
・デビットスプレッド、クレジットスプレッド: 異なる価格のオプションを組み合わせる取引です。
・コンビネーションスプレッド: カレンダースプレッドとストライクスプレッドを組み合わせる取引です。

◯スプレッド取引のメリット
・リスクを限定できる: 2つのオプションの価格差のみが損失となるため、リスクを限定することができます。
・プレミアム収入を得られる: オプションの価格差が拡大した場合、プレミアム収入を得ることができます。

◯スプレッド取引のデメリット
・複雑な取引: 2つのオプションを組み合わせるため、複雑な取引となります。
・利益確定のタイミングが難しい: オプションの価格差が拡大した場合にのみ利益が確定するため、利益確定のタイミングが難しい場合があります。


◯スプレッド取引の注意点
・オプションの価格差: オプションの価格差が十分に広がらない場合、利益が出ない可能性があります。
・ボラティリティ: ボラティリティが高いほど、オプション価格が変動しやすくなり、リスクが高くなります。

◯スプレッド取引の例
例1:カレンダースプレッド
・買い注文: 権利確定日が3ヶ月後のコールオプションを購入する
・売り注文: 権利確定日が6ヶ月後のコールオプションを売却する
この場合、権利確定日が近づくにつれて、3ヶ月後のコールオプションの価値が上昇し、6ヶ月後のコールオプションの価値が下落するため、プレミアムの差が拡大し、利益が出ます。

例2:デビットスプレッド
・買い注文: ストライク価格1万円のコールオプションを購入する
・売り注文: ストライク価格1万2000円のコールオプションを売却する
この場合、株価が1万円を超えると、1万円のコールオプションの価値が上昇し、1万2000円のコールオプションの価値が下落するため、プレミアムの差が拡大し、利益が出ます。

◯まとめ
スプレッド取引は、リスクを限定しながらプレミアム収入を狙うことができる取引方法です。
しかし、複雑な取引であるため、十分な理解を深めた上で利用することが重要です。
スプレッド取引は、私も多用しています。
買いと売りを組み合わせるのでリスクが軽減できてとても使えます。
売りだけだと、リスクが高いし、買いだけだとコストが高いしってことです。

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