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2016年05月09日

憲法改正を考える。VOL1

大東亜戦争終結後GHQの職員によって1週間で作られた我国の憲法素案、マッカーサーの指揮の下作られた素案を元に当時の政府によって今の憲法が作られた、日本の戦争責任を色濃く反映し二度とアメリカに対して脅威とならない様、当時の政府もマッカーサーに承認される様な内容に何度も書き換えられた、そして出来たのが今の憲法。

当時からソ連の崩壊によって冷戦が終わるまでは日本の脅威としてはソ連が対象であり、日本はアメリカによって守られて来た、冷戦後破竹の勢いで精力を拡大して来たのが中国である、現在中国は南支那海の南沙諸島で岩礁を埋め立て空港や軍事基地・レーダー施設・軍港更には浮遊型の原子炉を作るとの計画まで発表している、南支那海を中国の支配下にする準備を着々と進めている、又、東支那海でも尖閣諸島は古来より中国の領土だと主張し中国公船を連日領海侵犯させ監視を行っている。

現在の脅威は取分け中国、北朝鮮も我国に向けたミサイルを配備しいつでも攻撃出来る体制を整えている、中国も北朝鮮も共産主義国、根本的に考え方や価値観が違う、そのためいつ何時武力攻撃を仕掛けてくるか全く分らない状況である。
大した脅威とは言えないが韓国も現実に竹島を不法占拠しており、経済的に苦しんでいるので捏造した歴史認識をかざし日本に対して謝罪要求を繰り返して来ている、国連に職員を送り込み、日本を貶めるロビー活動を活発に行っている。

これらの我国を取り巻く状況を考えると、憲法制定時とは大きく様変わりし、今の憲法では我国の防衛が厳しい状況となって来ているので、先般「平和安全法制」を施行し防衛力を高め抑止力とした訳である、しかし、集団的自衛権に付いて、憲法上認められるか否かが論議となり、それぞれの解釈で意見が分かれた、政府側は国際法で言う所の集団的自衛権ではなく、我国防衛の為だけの集団的自衛権と言う国際法よりも極めて限定的な法律とした。

憲法は戦後70年一度も変える事無く、その時々の解釈で自衛隊を作り、防衛の為の個別自衛権の武力行使を容認し、集団的自衛権の武力行使を容認し、平和安全法制を成立させて来た、何時もアメリカの行動に伴って日本の防衛体制は変えられて来たのである、朝鮮戦争によって自衛隊を作らされ、湾岸戦争、イラク戦争によって後方支援と言う形で自国の領域外での自衛隊の活動を強いられて来たのである。
                             次回VOL2に続く











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