そのせりふ信じてはいけない

大学のころ、パチンコで負けては、負けた友だちとそいつの家に帰って、うだうだしてたな。

天下一品とか食べてな。



そんな長い夜に暇つぶしにやるのは、仮想パチスロ遊び。

クズ芸人の岡野がコンビニの袋で300個くじびきいれて、

手製パチンコやってるけど、



みんな一度はやってるよな。あれ。

だからあれTVでみると、笑えると同時に懐かしい気持ちになるよ。




俺らがやってたのは300個くじ作るのは面倒だから

ジェンガを10個布袋に入れて、

そのうち7個に印をつけて当たりにして、

3個はハズレにして、

それを引くんだ。

当たりを引けば継続だ。

手製「北斗の拳バトルボーナス」だよ。



3個ハズレは継続率６９％バージョンな。



「あーやっぱ６９％は単発多いんだな」とか

「つづいても6連だな」とかやってた。



当たりの割合をいじって

「継続率８９％やっぱスゴイな！」とか

アルコールもなしに延々やってた。ヒマだな。
よくそんなつまらんことに時間を使えたな。

でも今思い返すと、たまらなく懐かしいな。



当たりのジェンガあるじゃんか。

7個のうち４個には裏にも表にも〇を書いておくわけよ。

のこりの3個には片面にしか〇を書かない。


そうするとさ、ふくろから出したときに、何も書いてないのが、ハズレなんだけど

ハズレのジェンガを裏返すと〇が書いてあって、やっぱ当たりだった！っていう状況がつくれるわけよ。

それがリンの復活みたいで


「ケーーーーーーン！！！」

って言いながら、ジェンガ裏返してたよ。



ああ、楽しかったな。

誰か加藤登紀子の「時には昔の話を」かけてくれよ。

思い出はいつもきれいだな。