新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2014年10月22日
Classic Classic @Seoul
古着屋にも露店にも出物はなく、あきらめて東大門(トンデムン)へ抜けた。
どういうわけか、「短い」短パンがない。
古着の山をさんざんひっくり返してみたのだが、
出てくるのはヒザ下まである丈のパンツばかり。
いわゆる「バミューダー」というヤツだろうか。
びみょ〜に長ったらしいのだ。
旅先の宿や町歩きで使いたかったので、
ヒザにかからない歩きやすい短い丈のパンツを探したのだが、
出てくるものは次から次にヒザ下丈。
店先に並べられているものも長めの短パンばかりなのだ。
驚異の発毛率!【医療発毛】のTOMクリニック美容外科
気になって、道行く人たちに目をやると、
ヒザ下丈の短パンばかりが闊歩していた。
韓国では長めの短パンが主流?
古着だから短いのがない?
時代はバミューダー?
「?」マーク満載。
旅先で処分できるシロモノで、と古着屋を漁っていたが、もはや降参。
新品なら普通にあるはず、とトンデムンを埋め尽くしている問屋街を目指した。
ソウルの旅行ガイド
「ガラクタ市」から川を渡ると、トンデムンの東のハズレに当たる。
店先に吊るされたもの、店内に並べられたもの、
束になったもの、ハンガーにかけられたもの…
ドイツもコイツも丈が長い。
「短パン」なのに長いとはヘンな話しだが、真の「短パン」に出会えない。
ジョグ用か、サッカー用でないとダメなのだろうか。
歩いたことがない一本裏の通りに潜りこんでみる。
カーペットやフローリングを売る問屋街の合間に中古品街が軒を並べていた。
古い電器屋を中心に、楽器屋、看板屋が連なる。
店先ではオヤジサンが電子ジャーをひっくり返して修理している。
その反対側では客が好みの蛇口を探している。
ここに持ってくればなんとか直してくれる、
あるいは壊れた部品を見つけることができる、そんなエリアなのだろう。
店先の「中古品」はとても売り手がつきそうにもないものばかりで、
「売り」よりも「修理」で賄っているのか、そんな想像を掻き立てる。
子供の頃、こんな電器屋さんや修理屋さんがあったなあ。
日本では直さなくなったものも、
ここでは手を入れて、甦らせ、どこかで働き出すのだろう。
お好きなエアラインの航空券を日本語でオンライン予約!
電器屋の合間には食堂や茶屋があり、
店先では指先を黒くした働く手のオヤジサンが一服している。
修理待ちのオバチャンが退屈そうにアイスをほおばっている。
近代化したソウルの街では、日本では消えてしまった風景に出会える。