◆雑記ブログ◆

阪神タイガースと宝塚歌劇団は、ともに兵庫県西宮市に本拠地を置く、日本を代表するエンタテインメントの二大巨頭です。
しかし、それだけではなく、歴史的にも深いつながりがあります。その関係性を探ってみましょう。



阪神タイガースと宝塚歌劇団は、それぞれ阪神電鉄と阪急電鉄の傘下にあります。阪神電鉄と阪急電鉄は、大阪と神戸を結ぶ路線を運営するライバル会社でした。
両社は、沿線の開発や観光客の誘致を目的に、スポーツや芸術などのエンタテインメント事業に力を入れました。
阪神電鉄は、1935年にプロ野球チームの阪神タイガースを設立し、阪神甲子園球場をホームグラウンドにしました。
阪急電鉄は、1914年に宝塚歌劇団を設立し、宝塚大劇場を拠点にしました。
両社は、それぞれのエンタテインメントを通じて、多くのファンを獲得しました。




阪神タイガースと宝塚歌劇団は、ライバル会社の傘下にあるということもあり、当初はあまり交流がありませんでした。
しかし、1950年に阪神タイガースが初めてリーグ優勝を果たしたとき、宝塚歌劇団のトップスターだった水の江瀧子が祝福の電報を送りました。
これがきっかけで、両者の間に友好関係が生まれました。
以来、阪神タイガースの優勝や日本シリーズ出場の際には、宝塚歌劇団から祝電や花束が贈られるようになりました。
また、宝塚歌劇団の記念公演や海外公演の際には、阪神タイガースから激励のメッセージが送られるようになりました。
両者は、お互いの活躍を応援し合う仲になりました。




阪神タイガースと宝塚歌劇団は、単に応援し合うだけではなく、時にはコラボレーションも行いました。例えば、2019年には、宝塚歌劇団の創立105周年を記念して、阪神甲子園球場で「宝塚歌劇105周年記念ナイター」が開催されました。この日は、宝塚歌劇団のOGや現役のスターが始球式や国歌斉唱、セレモニーに参加しました。また、阪神タイガースの選手や監督が宝塚歌劇団の衣装を着て登場したり、宝塚歌劇団の楽曲が流れたりするなど、両者のコラボレーションが随所に見られました。このイベントは、両者のファンに大きな感動を与えました。


以上のように、阪神タイガースと宝塚歌劇団は、阪急電鉄と阪神電鉄の競争から始まった関係性を、次第に友好的なものに変えていきました。
そして、時にはコラボレーションを通じて、お互いの魅力を高め合いました。
阪神タイガースと宝塚歌劇団は、兵庫県西宮市の誇りであり、日本のエンタテインメントの宝です。