何これ！？生活

9月18日

この日から入院することになった。
やることは、1日にステロイド点滴1本と血液をさらさらにするやつ1本。
高気圧酸素治療を1日１〜２回だ。

高気圧酸素治療とは、通常の気圧より高い圧力環境のもとで酸素を吸入することで、血液中にたくさんの酸素を溶かし体内の酸素濃度を上げる治療のこと。
体内の酸素濃度を上昇させること、高い圧力を体にかけることで、様々な効果が得られるらしい。

気圧が変化するので耳がキーンとする。
ちょうど飛行機に乗ったときの感じ。

大体5人〜10人くらいで高気圧酸素室に入るのだが
周りの人たちは平気そうなのに自分はどうしても耳抜きに苦労する。
特に聞こえない右耳が抜きづらくて苦労する。

耳抜きって何？とか、ちょっと自信が無い人、最近飛行機に乗っていないなどの人は
病院の人に確認して可能であれば、水やお茶などをもっていったほうが良いだろう。

ちなみに高気圧治療は自分のところでは90分間かかる。
皆治療中は本を読んですごす。

20日間くらい入院したが１〜2週間くらいは耳抜きがきつかった（今は、平気になっている）。

きつい眩暈のほうは日ごとに軽減して言って10日前後ではだいぶ良くなった。
大部よくなったといっても、軽い眩暈（ふらつき）は残っていた。
このふらつき感も、日ごとに軽減していきいつの間にか治まっていた。
（だいたい、発症より1か月前後くらいだったかな）

入院中に自分の病気についてスマホでいろいろ調べる。
その結果、耳がまったく聞こえず、眩暈がきつい自分の症状は治るのが難しいと知って不安になる。

点滴治療は2週間で終わり。
高気圧治療以外ますますやることがなくなったので、さらに読書で時間をつぶす。

入院2日目の朝、また右耳が聞こえたことがあった。
ためしに、イヤホンを右耳だけに挿して音楽を聴いてみたところ
少しだが音楽が聞こえた。
だけど、時間の経過とともにまた聞こえなくなっていった。

正直、方耳が聞こえないだけで、こんなに日常生活に影響を及ぼすと思ってなかった。
右側から話しかけられても聞こえないとか、
音の出所がわからないために電話が探せなくなったりとか、

あと、音の分離ができない。
両耳が聞こえていたときは、周りがさわがしくても、
聞きたい音、聴きたい声など聞き取れたのだが
今はそうではない。
大きな音が優先的に聞こえる。
周りが騒がしいと、すぐ近くにいる人の声も聞き取りづらい。

そして10月1日に退院である。
結局入院中は右耳の聴力は戻らなかった。
正確には高い周波数の音だけ反応したのだが（ピー、という音が電波の悪いラジオのようにジー、と聞こえる）
日常生活では何もきこえない。
退院後は高気圧治療を受けに通うことになる。

この病気は発症から2週間である程度聞こえるようにならないと治るのが難しいらしい。
このままでは、いやなので退院後に色々やってみようかと思った。


突発性難聴　その1

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