2014年10月01日
血の上の救世主教会(サンクトペテルブルク)
血の上の救世主教会(スパス・ナ・クラヴィー)はサンクトペテルブルクにある、
文字通り、「血」の教会です。
1861年に農奴解放令を出した「解放皇帝」アレクサンドル2世は、1881年3月1日、
この地で革命家によって爆弾を投げつけられ、暗殺されました。
そして、この教会はアレクサンドル2世を弔うために、その暗殺地点に建てられた教会なのです。
瀕死の皇帝が運河の欄干にもたれて言った言葉は
「寒い、寒い、宮殿へ運んでくれ。そこで死ぬ」
エルミタージュ美術館(宮殿)から東へ1キロ足らずの所にあります。
1883年から建設が始まり、25年かけて1908年に完成しました。
帝政側にとっては、この教会はアレクサンドル2世を弔う教会です。
ソ連時代には教会としては使用されませんでした。ジャガイモの倉庫として利用されていました。
当時は「ポテトの上の教会」とも呼ばれていたようです。
血の上の救世主教会は、グリボエードフ運河のそばに建っているネギ坊主です。
そしてこの教会はモスクワの聖ワシーリー聖堂をモデルとして建造されました。
サンクトペテルブルクに寄港するクルーズはこちら
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