2017年09月25日
《その47》 関数間の配列の受渡し
関数に配列を渡す際は、その要素数を別の引数として別途渡す必要がある。 (p.260)
例えば、値を返さない関数 func に 配列 int a[10] を渡すものとします。その際に必要なものは、配列の先頭要素へのポインタaと要素数10です。これらを、引数として渡します。
具体的には、呼出し側の関数から、関数 func を
func(a, 10);
のようにして呼び出します。
配列を受け取る側の関数 funcでは、この a と 10を
void func(int p[], int n); あるいは
void func(int *p, int n);
の形式で書かれた p と nで受け取ります。
多次元配列を受け取る関数は、最も先頭の添字に相当する n次元の要素数のみが可変であり、(n - 1)次元以下の要素数は定数である。 (p.264)
例えば、値を返さない関数 func に 配列 int a[5][3] を渡すものとします。
配列 a[5][3] は、int型の値3つでできたint[3]型の要素5個でできています。この場合の渡す情報(引数)は、配列の先頭要素へのポインタaと要素数 5です。
具体的には、呼出し側の関数から、関数 func を
func(a, 5);
のようにして呼び出します。
配列を受け取る側の関数 funcでは、この a と 5を
void func(int p[][3], int n); あるいは
void func(int (*p)[3], int n);
の形式で書かれた p と nで受け取ります。呼び出される側の関数は、要素型がint[3]型であることを予め知っていなければなりません。
したがって、呼び出される側の関数func は int[3]型の要素しか受け取れません。受け取る要素の型は決まってしまいますが、その一方で、受け取る要素の数は自由です。
ちょっと分かりにくいのが、int[3]へのポインタ型を
int (*p)[3]
で表すという部分ですが、(;^△^)これは慣れるしかなさそうですね。
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