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「マイナス70度以下」での保管が必要
日本政府は20年7月、21年6月末までに1億2000万回分のワクチンの供給を受けることで米ファイザー社と基本合意している。ただ、ファイザーのワクチンは、遺伝子の情報を細胞に伝える「メッセンジャーRNA」(mRNA)を活用した新たな技術を利用しており、マイナス70度以下での保管が必要だ。ここが流通へのネックになりそうで、その懸念が欧米メディアでも相次いで報じられている。
ロイター通信は、
「ワクチンは超低温での保管が必要で、米国の最も設備が整った病院でも障害になりそうだ。さらに、資源が乏しい農村や貧しい地域では、供給できる時期や場所に影響を与える可能性がある」
と指摘。
ワシントン・ポストは
「超低温での保管が必要だということと、1回の最低の注文量が1000回分だということからすると、多くの診療所では(ワクチンを)貯蔵することができないだろう。必要な冷蔵庫を備えている病院やその他の医療機関が、最初にワクチンを接種することになるだろう」
としている。
こういった指摘を踏まえると、日本でもインフルエンザワクチンのように地域の小規模な診療所での接種は困難で、都市部の大規模病院での接種が先行することになりそうだ。
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