2020年08月12日
(昨年の記事です)「政策論争以外に多くの時間が割かれている」は本当か? 国会審議に占める割合はわずか。長引かせたのは誠実な回答から逃げ、嘘をつく政権与党
『日曜報道 THE PRIME』で橋下徹氏(元大阪市長)が、田村憲久氏(自民党元厚労大臣)に「特措法改正のために国会を開くように!」と詰め寄った際に、田村氏が「野党は法案以外のことで時間を費やすから国会開きたくない」と言ったことに「野党のせいでなく、自民党が悪いことをしているからでは?」と引っかかったので調べてみました。
わたしの思ってることまんまのフリージャーナリスト日下部智海氏の昨年の記事を見つけました。これは「桜見る会」の記事なんですが「黒川検事長定年延長」や「サービスデザイン推進審議会」に書き換えても全く同じなんですよね...「嘘つく安倍」、「嘘がバレて逃げ回る安倍」
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桜を見る会問題、国会審議に占める割合はわずか。長引かせたのは誠実な回答から逃げ、嘘をつく政権与党
2019年12月13日、安倍首相が都内で講演を行い、「一昨年と昨年は、モリカケ問題。今年の春は、統計の問題。この秋は、桜を見る会。この3年ほどの間、国会では政策論争以外の話に多くの審議時間が割かれてしまっていることを、国民の皆様に大変申し訳なく思っております」と発言した。
私はこの発言を聞き、「桜を見る会問題は、国会審議においてそこまで多くのウェイトを占めたのか?」と「そもそもこの問題を長引かせたのは自民党では?」という2点の疑問が浮かんだ。
「桜を見る会の審議時間 15時間12分 ÷ 第200回臨時国会の合計審議時間535時間41分 × 100=2.8」となり、桜を見る会の審議時間は、全体のわずか2.8%であることが判明した。また本国会では、政府が提出した法案15本のうち、14本が成立している。
上記の事実から、安倍首相の「政策論争以外の話に多くの審議時間が割かれてしまっている」という発言が全くのデタラメだと分かった。「野党が桜を見る会の話しかしないため、日本の政治が停滞している」というイメージを国民に植え、責任を野党に押し付けたい首相の魂胆が見え見えだ。
安倍首相は「お答えを差し控える」を連発するとともに、「私は、主催者としての挨拶や招待者の接遇は行うのでありますが、招待者の取りまとめ等には関与していないわけであります」と発言
しかしその後の報道で、「桜を見る会」が組み込まれた観光ツアーへの参加を、安倍晋三首相事務所の名義で地元の有権者へ案内する文書が明らかになるなど、8日の首相の答弁と相反する事実が次々に明るみになった
共産党議員からの資料要求の1時間後に廃棄処分を開始したのはあまりにも不自然で情報隠蔽だと疑われても仕方がない。さらに情報隠蔽だと批判を受けると、12月2日の参議院本会議で安倍首相は「シュレッダーの空き状況や、担当である障害者雇用の短時間勤務職員の勤務時間などとの調整を行った結果、使用予定日が5月9日となった」と答弁したが、わざわざ障害者の職員と公表する必要はないし、責任をその職員に押し付けていると多くの批判が噴出した。
名簿の文書と電子データを廃棄したために、ジャパンライフの元社長や反社会的勢力などを誰がどのような経緯で招待したのかわからないままだ。
首相が国会の場から逃げ回ったために、この問題へ対する十分な追求及び検証はされることがなく、国会は閉会された。
首相や大臣は、国民のためではなく自身や自身の仲間のために保身へ走り、それのためならば国会や記者会見の場でさえ平気で嘘をつく。
こんな彼らを「長期政権の驕り緩み」と評する人がいるが、私は同意できない。
現政権の不誠実な対応は、長期政権故に生まれた驕りなどではなく、むしろ彼らはこれを生業とし長期政権を築いてきた。モリカケ問題や南スーダン・イラク日報の隠蔽、統計データの改ざんなどなど、である。
そのため現在では、嘘をつくことや保身に走ることへ感覚が麻痺し、平気で国民を欺く。そして、不祥事が起きても反省や改善も見られない。最早、自民党内部に自浄作用を期待することもできないことは明らかだ。
本文はこちら
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わたしの思ってることまんまのフリージャーナリスト日下部智海氏の昨年の記事を見つけました。これは「桜見る会」の記事なんですが「黒川検事長定年延長」や「サービスデザイン推進審議会」に書き換えても全く同じなんですよね...「嘘つく安倍」、「嘘がバレて逃げ回る安倍」
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桜を見る会問題、国会審議に占める割合はわずか。長引かせたのは誠実な回答から逃げ、嘘をつく政権与党
2019年12月13日、安倍首相が都内で講演を行い、「一昨年と昨年は、モリカケ問題。今年の春は、統計の問題。この秋は、桜を見る会。この3年ほどの間、国会では政策論争以外の話に多くの審議時間が割かれてしまっていることを、国民の皆様に大変申し訳なく思っております」と発言した。
私はこの発言を聞き、「桜を見る会問題は、国会審議においてそこまで多くのウェイトを占めたのか?」と「そもそもこの問題を長引かせたのは自民党では?」という2点の疑問が浮かんだ。
「桜を見る会」は全体のたった2.8% 「野党が桜を見る会の話しかしない」は安倍の嘘
「桜を見る会の審議時間 15時間12分 ÷ 第200回臨時国会の合計審議時間535時間41分 × 100=2.8」となり、桜を見る会の審議時間は、全体のわずか2.8%であることが判明した。また本国会では、政府が提出した法案15本のうち、14本が成立している。
上記の事実から、安倍首相の「政策論争以外の話に多くの審議時間が割かれてしまっている」という発言が全くのデタラメだと分かった。「野党が桜を見る会の話しかしないため、日本の政治が停滞している」というイメージを国民に植え、責任を野党に押し付けたい首相の魂胆が見え見えだ。
桜を見る会問題が長引いたのは安倍が国会の場から逃げ回ったため
1つ目は、11月8日参議院予算委員会での安倍首相の答弁
安倍首相は「お答えを差し控える」を連発するとともに、「私は、主催者としての挨拶や招待者の接遇は行うのでありますが、招待者の取りまとめ等には関与していないわけであります」と発言
しかしその後の報道で、「桜を見る会」が組み込まれた観光ツアーへの参加を、安倍晋三首相事務所の名義で地元の有権者へ案内する文書が明らかになるなど、8日の首相の答弁と相反する事実が次々に明るみになった
2つ目は「首相枠、政治枠」の存在を隠すために安倍政権で要職につく議員たちが行なった不誠実な答弁
3つ目は公文書である招待者名簿を廃棄したこと
共産党議員からの資料要求の1時間後に廃棄処分を開始したのはあまりにも不自然で情報隠蔽だと疑われても仕方がない。さらに情報隠蔽だと批判を受けると、12月2日の参議院本会議で安倍首相は「シュレッダーの空き状況や、担当である障害者雇用の短時間勤務職員の勤務時間などとの調整を行った結果、使用予定日が5月9日となった」と答弁したが、わざわざ障害者の職員と公表する必要はないし、責任をその職員に押し付けていると多くの批判が噴出した。
名簿の文書と電子データを廃棄したために、ジャパンライフの元社長や反社会的勢力などを誰がどのような経緯で招待したのかわからないままだ。
4つ目は与党が首相出席の集中審議の開催を拒否
首相が国会の場から逃げ回ったために、この問題へ対する十分な追求及び検証はされることがなく、国会は閉会された。
首相や大臣は、国民のためではなく自身や自身の仲間のために保身へ走り、それのためならば国会や記者会見の場でさえ平気で嘘をつく。
こんな彼らを「長期政権の驕り緩み」と評する人がいるが、私は同意できない。
現政権の不誠実な対応は、長期政権故に生まれた驕りなどではなく、むしろ彼らはこれを生業とし長期政権を築いてきた。モリカケ問題や南スーダン・イラク日報の隠蔽、統計データの改ざんなどなど、である。
そのため現在では、嘘をつくことや保身に走ることへ感覚が麻痺し、平気で国民を欺く。そして、不祥事が起きても反省や改善も見られない。最早、自民党内部に自浄作用を期待することもできないことは明らかだ。
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