2021年02月23日
令和3年 天皇誕生日 おめでとうございます
今日2月23日は、令和3年、第126代徳仁天皇の誕生日です。
天皇陛下 お誕生日おめでとうございます。
天皇陛下
「この1年は、コロナ禍に翻弄されてきました。愛する方を失った御家族や御友人のお悲しみはいかばかりであったことでしょう。心から哀悼の意を表します」
「閉塞感からでしょうか、みずから命を絶つ人が増えていることも極めて痛ましいことで、皆で何とか防がなくてはなりません」
天皇陛下は、医療関係者や、社会で弱い立場にある人たちを支えてきた人々にも言及し「このような方々に対し、国民の間で感謝の念を広く共有することができた1年となりました」と話されました。
そして「今しばらく、国民の皆さんが痛みを分かち合い、協力し合いながら、コロナ禍を忍耐強く乗り越える先に、明るい将来が開けることを心待ちにしております」と述べられました。
天皇陛下の記者会見
<宮内記者会代表質問内容>
問1 新型コロナウイルスの感染拡大により,皇室の活動も制限され,天皇陛下が多くの国民と交流される機会が減りました。国民との直接のふれあいが難しい中,陛下は皇后さまとご進講を重ね,オンライン行幸啓を始めたほか,元日には国民に向けたビデオメッセージも公表されました。感染症の影響が長期化する中で,コロナ禍の天皇や皇室の在り方,今後のご活動の方針について,どのようにお考えでしょうか。新しい取り組みについてのご感想とともにお聞かせください。
天皇陛下
日本の歴史の中では,天変地異や疫病の蔓まん延など困難な時期が幾度もありました。これまでの歴代天皇のご事蹟せきをたどれば,天変地異等が続く不安定な世を鎮めたいとの思いを込めて奈良の大仏を作られた聖武天皇,疫病の収束を願って般若心経はんにやしんぎようを書写された平安時代の嵯峨天皇に始まり,戦国時代の後奈良天皇,正親町天皇など歴代の天皇はその時代時代にあって,国民に寄り添うべく,思いを受け継ぎ,自らができることを成すよう努めてこられました。
その精神は現代にも通じるものがあると思います。皇室の在り方や活動の基本は,国民の幸せを常に願って,国民と苦楽を共にすることだと思います。そして,時代の移り変わりや社会の変化に応じて,状況に対応した務めを考え,行動していくことが大切であり,その時代の皇室の役割であると考えております。
国民を思い,国民に寄り添う点で,災害で被災された方々,障害者や高齢者,あるいは社会や人々のために尽くしてこられている方々にも心を寄せ,ねぎらい,励ましていくことはとても大切なことです。それは,私と雅子二人の自然な気持ちであるとともに,皇室としての大事な務めであるとも思います。この1年は,コロナ禍かに翻弄されてきました。愛する方を失ったご家族やご友人のお悲しみはいかばかりであったことでしょう。心から哀悼の意を表します。また,コロナ禍かの閉塞感からでしょうか,自ら命を絶つ人が増えていることも極めて痛ましいことで,皆で何とか防がなくてはなりません。その一方で,強い使命感を持って医療に取り組んできた方々や保健所などで現場の対応に当たってきた関係者を始め,高齢者や障害者など,社会的に弱い立場にある人々を支えてきた関係者や,子供食堂のような,困難な状況に置かれた子供たちを支援してきた関係者など,多くの方々からお話を伺う機会を得,皆さんの有り難い尽力に思いをより深く致しました。このような方々に対し,国民の間で感謝の念を広く共有することができた1年となりました。
このところ,新規感染者の数は,幸いにして全国的に減少傾向に転じているようです。また,新型コロナウイルスワクチンの接種も始まりました。今しばらく,国民の皆さんが痛みを分かち合い,協力し合いながら,コロナ禍かを忍耐強く乗り越える先に,明るい将来が開けることを心待ちにしております。
同時に,現在の状況を見ると,新型コロナウイルス感染症の影響により,多くの国民の皆さんと直接触れ合うことが極めて難しくなっていることを,私たち二人も残念に思っております。
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問2 ご家族についてお尋ねします。皇后さまは療養が続く中でも,この1年多くの活動をされましたが,体調や様子について陛下はどのようにご覧になっていますか。愛子さまは今年で20歳になり,成年皇族の一員となられます。入学した学習院大学に通学できない中でのお過ごしようや父親としての向き合い方,将来の活動や結婚についてのお考えをお聞かせください。陛下は平成期,上皇さまと秋篠宮さまと定期的にお話する機会がありましたが,直接顔を合わせられない中でどのようにコミュニケーションをとられていますか。
天皇陛下
雅子は,新型コロナウイルス感染症の感染拡大による活動への制約などから,体調を整えにくくなっている面はありますが,種々の工夫や努力を重ねながら,幸いにして,昨年も諸行事や諸儀式を滞りなく務めることができました。特に,昨年の5月から6月にかけては初めての養蚕に取り組んだほか,11月には立皇嗣宣明の儀・朝見の儀を無事に終え,また,新年のビデオメッセージでは,一緒に国民の皆さんにご挨拶ができたことを良かったと思っております。
ただ,雅子はいまだ快復の途上にあり,体調には波があり,大きな行事の後には,疲れがしばらく残る傾向があります。これからも,無理をせずにできることを一つ一つ着実に積み重ねていってほしいと思います。また,雅子は私の日々の活動を支えてくれる大切な存在であるとともに,公私にわたり良き相談相手となってくれております。私も,今後ともできる限り雅子の力になり,支えていきたいと思っています。
国民の皆さんには,これまで雅子に温かく心を寄せていただいていることに,改めて感謝の気持ちをお伝えするとともに,引き続き雅子の快復を温かく見守っていただければ有り難く思います。
:
愛子は,普段時間のあるときには,屋外で運動も少ししたりしていますが,家の中で過ごす時間も長いので,私たち家族3人で楽しく団欒らんする時間を大切にしてくれています。また,早いもので今年の12月で成人を迎えます。愛子が誕生した時の会見でも申しましたが,孟子の言葉を参考にした「敬宮」「愛子」という名前には,人を敬い,人を愛してほしいという,私たちの願いが込められています。それは20年経たつ今でも変わっておりません。今後,成年皇族として公務に当たっていくことになりますが,感謝と思いやりの気持ちを持って,一つ一つの務めを大切に果たしていってもらいたいと思います。
:
問3 秋篠宮さまの立皇嗣の礼が終わりました。陛下のご感想をお教えください。長女眞子さまは,小室圭さんとの結婚についてのお気持ちを公表した文書で「天皇皇后両陛下が私の気持ちを尊重して静かにお見守りくださっていることに,深く感謝申し上げております」と記されました。秋篠宮さまは結婚を認める考えを示されましたが,陛下はどのようにお考えですか。お二人の結婚に関して国民の間で様々な意見があることについて,どのように捉えていらっしゃいますか。
天皇陛下
:
眞子内親王の結婚については,国民の間で様々な意見があることは私も承知しております。このことについては,眞子内親王が,ご両親とよく話し合い,秋篠宮が言ったように,多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております。
問4 現在,皇位継承は男性に限られていますが,長い歴史の中では女性が天皇になった事例もありました。一方,ヨーロッパの王室では近年,性別に関係なく長子を優先して継承する動きが広がっています。皇室の歴史や伝統と,世界的に進むジェンダー平等や女性の活躍推進の動きについて,陛下はどのようにお考えでしょうか。
天皇陛下
:
昨年も申し上げたとおり,制度に関わる事項について,私から言及することは控えたいと思います。
※天皇陛下が国民に寄り添い、思いやり深く、まっすぐなままでいらっしゃることにとてもこころの安らぎを感じます。皇室ジャーナリストの山下(元宮内庁職員)さん、主婦と生活社さん、あとTVでしかみたことない賛成派、もう無責任に「結婚!結婚!」と騒ぐのをやめていただけませんか?天皇家と国民の心労を増やすだけです。
陛下は「小室さんの説明が必要」とも、「秋篠宮が許せば結婚していい」とも言ってない。
菅総理や宮内庁は総選挙後に我々は国民に選ばれたとか言って「結婚」を認めたり「皇女制度」をつくったりしないでください。そしてこの件について特にひどい言論統制をやめてください。
皇誕生日に米が祝意 バイデン氏 早期訪日に意欲(2021年2月23日)
天皇陛下 お誕生日おめでとうございます。
天皇陛下
「この1年は、コロナ禍に翻弄されてきました。愛する方を失った御家族や御友人のお悲しみはいかばかりであったことでしょう。心から哀悼の意を表します」
「閉塞感からでしょうか、みずから命を絶つ人が増えていることも極めて痛ましいことで、皆で何とか防がなくてはなりません」
天皇陛下は、医療関係者や、社会で弱い立場にある人たちを支えてきた人々にも言及し「このような方々に対し、国民の間で感謝の念を広く共有することができた1年となりました」と話されました。
そして「今しばらく、国民の皆さんが痛みを分かち合い、協力し合いながら、コロナ禍を忍耐強く乗り越える先に、明るい将来が開けることを心待ちにしております」と述べられました。
天皇陛下の記者会見
<宮内記者会代表質問内容>
問1 新型コロナウイルスの感染拡大により,皇室の活動も制限され,天皇陛下が多くの国民と交流される機会が減りました。国民との直接のふれあいが難しい中,陛下は皇后さまとご進講を重ね,オンライン行幸啓を始めたほか,元日には国民に向けたビデオメッセージも公表されました。感染症の影響が長期化する中で,コロナ禍の天皇や皇室の在り方,今後のご活動の方針について,どのようにお考えでしょうか。新しい取り組みについてのご感想とともにお聞かせください。
天皇陛下
日本の歴史の中では,天変地異や疫病の蔓まん延など困難な時期が幾度もありました。これまでの歴代天皇のご事蹟せきをたどれば,天変地異等が続く不安定な世を鎮めたいとの思いを込めて奈良の大仏を作られた聖武天皇,疫病の収束を願って般若心経はんにやしんぎようを書写された平安時代の嵯峨天皇に始まり,戦国時代の後奈良天皇,正親町天皇など歴代の天皇はその時代時代にあって,国民に寄り添うべく,思いを受け継ぎ,自らができることを成すよう努めてこられました。
その精神は現代にも通じるものがあると思います。皇室の在り方や活動の基本は,国民の幸せを常に願って,国民と苦楽を共にすることだと思います。そして,時代の移り変わりや社会の変化に応じて,状況に対応した務めを考え,行動していくことが大切であり,その時代の皇室の役割であると考えております。
国民を思い,国民に寄り添う点で,災害で被災された方々,障害者や高齢者,あるいは社会や人々のために尽くしてこられている方々にも心を寄せ,ねぎらい,励ましていくことはとても大切なことです。それは,私と雅子二人の自然な気持ちであるとともに,皇室としての大事な務めであるとも思います。この1年は,コロナ禍かに翻弄されてきました。愛する方を失ったご家族やご友人のお悲しみはいかばかりであったことでしょう。心から哀悼の意を表します。また,コロナ禍かの閉塞感からでしょうか,自ら命を絶つ人が増えていることも極めて痛ましいことで,皆で何とか防がなくてはなりません。その一方で,強い使命感を持って医療に取り組んできた方々や保健所などで現場の対応に当たってきた関係者を始め,高齢者や障害者など,社会的に弱い立場にある人々を支えてきた関係者や,子供食堂のような,困難な状況に置かれた子供たちを支援してきた関係者など,多くの方々からお話を伺う機会を得,皆さんの有り難い尽力に思いをより深く致しました。このような方々に対し,国民の間で感謝の念を広く共有することができた1年となりました。
このところ,新規感染者の数は,幸いにして全国的に減少傾向に転じているようです。また,新型コロナウイルスワクチンの接種も始まりました。今しばらく,国民の皆さんが痛みを分かち合い,協力し合いながら,コロナ禍かを忍耐強く乗り越える先に,明るい将来が開けることを心待ちにしております。
同時に,現在の状況を見ると,新型コロナウイルス感染症の影響により,多くの国民の皆さんと直接触れ合うことが極めて難しくなっていることを,私たち二人も残念に思っております。
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問2 ご家族についてお尋ねします。皇后さまは療養が続く中でも,この1年多くの活動をされましたが,体調や様子について陛下はどのようにご覧になっていますか。愛子さまは今年で20歳になり,成年皇族の一員となられます。入学した学習院大学に通学できない中でのお過ごしようや父親としての向き合い方,将来の活動や結婚についてのお考えをお聞かせください。陛下は平成期,上皇さまと秋篠宮さまと定期的にお話する機会がありましたが,直接顔を合わせられない中でどのようにコミュニケーションをとられていますか。
天皇陛下
雅子は,新型コロナウイルス感染症の感染拡大による活動への制約などから,体調を整えにくくなっている面はありますが,種々の工夫や努力を重ねながら,幸いにして,昨年も諸行事や諸儀式を滞りなく務めることができました。特に,昨年の5月から6月にかけては初めての養蚕に取り組んだほか,11月には立皇嗣宣明の儀・朝見の儀を無事に終え,また,新年のビデオメッセージでは,一緒に国民の皆さんにご挨拶ができたことを良かったと思っております。
ただ,雅子はいまだ快復の途上にあり,体調には波があり,大きな行事の後には,疲れがしばらく残る傾向があります。これからも,無理をせずにできることを一つ一つ着実に積み重ねていってほしいと思います。また,雅子は私の日々の活動を支えてくれる大切な存在であるとともに,公私にわたり良き相談相手となってくれております。私も,今後ともできる限り雅子の力になり,支えていきたいと思っています。
国民の皆さんには,これまで雅子に温かく心を寄せていただいていることに,改めて感謝の気持ちをお伝えするとともに,引き続き雅子の快復を温かく見守っていただければ有り難く思います。
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愛子は,普段時間のあるときには,屋外で運動も少ししたりしていますが,家の中で過ごす時間も長いので,私たち家族3人で楽しく団欒らんする時間を大切にしてくれています。また,早いもので今年の12月で成人を迎えます。愛子が誕生した時の会見でも申しましたが,孟子の言葉を参考にした「敬宮」「愛子」という名前には,人を敬い,人を愛してほしいという,私たちの願いが込められています。それは20年経たつ今でも変わっておりません。今後,成年皇族として公務に当たっていくことになりますが,感謝と思いやりの気持ちを持って,一つ一つの務めを大切に果たしていってもらいたいと思います。
:
問3 秋篠宮さまの立皇嗣の礼が終わりました。陛下のご感想をお教えください。長女眞子さまは,小室圭さんとの結婚についてのお気持ちを公表した文書で「天皇皇后両陛下が私の気持ちを尊重して静かにお見守りくださっていることに,深く感謝申し上げております」と記されました。秋篠宮さまは結婚を認める考えを示されましたが,陛下はどのようにお考えですか。お二人の結婚に関して国民の間で様々な意見があることについて,どのように捉えていらっしゃいますか。
天皇陛下
:
眞子内親王の結婚については,国民の間で様々な意見があることは私も承知しております。このことについては,眞子内親王が,ご両親とよく話し合い,秋篠宮が言ったように,多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております。
問4 現在,皇位継承は男性に限られていますが,長い歴史の中では女性が天皇になった事例もありました。一方,ヨーロッパの王室では近年,性別に関係なく長子を優先して継承する動きが広がっています。皇室の歴史や伝統と,世界的に進むジェンダー平等や女性の活躍推進の動きについて,陛下はどのようにお考えでしょうか。
天皇陛下
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昨年も申し上げたとおり,制度に関わる事項について,私から言及することは控えたいと思います。
※天皇陛下が国民に寄り添い、思いやり深く、まっすぐなままでいらっしゃることにとてもこころの安らぎを感じます。皇室ジャーナリストの山下(元宮内庁職員)さん、主婦と生活社さん、あとTVでしかみたことない賛成派、もう無責任に「結婚!結婚!」と騒ぐのをやめていただけませんか?天皇家と国民の心労を増やすだけです。
陛下は「小室さんの説明が必要」とも、「秋篠宮が許せば結婚していい」とも言ってない。
菅総理や宮内庁は総選挙後に我々は国民に選ばれたとか言って「結婚」を認めたり「皇女制度」をつくったりしないでください。そしてこの件について特にひどい言論統制をやめてください。
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