Cosmos

・座り心地　やわらかく

カラフルなカバーをつけた自転車のサドル。

このカバーはウェットスーツの生地を再利用して作られています。

実はウェットスーツの生地は保管して２年ほど経つと、

劣化してしまい、スーツに加工できなくなってしまいます。

工場によっては毎月１トンの生地を廃棄しているところがあります。

この生地は厚みがあって、やわらかく、伸縮性もあることに注目したのは

リサイクルに取り組むNPOです。

自転車に乗るときにサッと取り付けられ、

雨などですでにサドルが濡れていても、水が染み出てきません。


ＮＥＷＳＥＤ　「Saddle suit」



・糸くずで華やかに

岐阜県羽島にある工場では糸くずをリサイクルしています。

この工場では布を織って、刺繍などの装飾を行っています。

生地の裏はたくさんの糸が余っています。

出荷するときにはこの糸は切り落とされます。

その糸くずの量はひと月でおよそ200ｋｇ。

この糸くずを再利用したのが次のアイテムです。

板や筒には糸くずの模様がついています。

板の穴に筒を差し込んで、花を入れれば一輪挿しに変身。

工場で出る100色ほどの糸くずを職人さんがバランスよく配置して

透明なアクリル樹脂で固めてから加工したものです。

工場がある岐阜県羽島市というのは、繊維産業が盛んな地域です。

地元のデザイナーさんと協力して開発しました。

一輪挿しのほかにサイドテーブルや和紙に織り込まれたりして

レターセットになっています。


三星毛糸株式会社　「Mini Flower Vase」



・カーペッドでできています

植物を入れているポッドがリサイクルで作られました。

イベントなどで使われるカーペッドを再利用しています。

ブースごとに使われているカーペッドは色や形が違います。

実は１回使ったら捨てられていたとのことです。

元々フェルトで植木鉢を作っていたメーカーがこのカーペッドのことを知って、

引き取り、加工する前に洗浄して使っています。

このカーペッドは繊維を圧縮させてできているので保温効果もあります。


株式会社ウメロイーク　「植物プランター　POT PLANET　POLLIN」



ここまで読んでくれて、ありがとうございます。

あなたにイイことが起こりますように。