今回から、三陸鉄道で道の駅を巡ります。
さんてつの仲間たち
■ 三陸鉄道について
三陸鉄道は三陸海岸を縦貫する鉄道で、
第三セクター鉄道として日本最長の路線(163.0 km)です。
愛称は「さんてつ」として親しまれています。
東日本大震災の際は甚大な被害を受けましたが、早期に運転を再開し、
復興の象徴として被災された方々を勇気づけました。
三陸鉄道は各駅に愛称が付けられています。
これは今回訪れた三陸駅の駅名看板です。
愛称の由来を探るのも面白いです。
■ さんてつ沿線の道の駅
さんてつ沿線には歩いていける道の駅が集中しています。
センス無い図だなー。
普段何気なく見ている地図がいかに工夫されているか分かる。
図の1番は道の駅「さんりく」、
2番は「やまだ」、
3番は「みやこ」、
4番は「たろう」、
5番は「青の国ふだい」(道の駅公式サイトではオープン予定と表記されていますが、
既にオープンしています。)、
6番は「のだ」、
7番は「くじ」です。
このうち最長は駅から徒歩約33分(「さんりく」)で、
鉄道駅に併設されている徒歩0分の道の駅もあり(「青の国ふだい」、「のだ」)、
さんてつは電車で道の駅を巡りやすいです。
今回の旅でこの7駅中5駅訪問することができました。
「やまだ」、「青の国ふだい」は次回の旅で訪れたいと思います。
今日ご紹介するのは図の1番の道の駅「さんりく」です。
さんてつで道の駅巡りの最大の難所です。
■ 道の駅「さんりく」
道の駅「さんりく」は大船渡市にあります。
最寄り駅は三陸駅です。
見つめ合うタコとウニ。
三陸駅の階段に描かれた東京工芸大学による壁画。
先ほどさんてつ道の駅巡り最大の難所と述べたのは、
さんてつ沿線の道の駅のなかで駅からの距離が最も長いことに加え、
駅からはずっと急な上り坂を進まなければならないからです。
60度くらいあるんじゃないかと思いつつ撮った急勾配の写真。
写真だとあまり伝わらないかも。
…ん?
向かいの壁に、顔が写ってないかい…?
拡大図。
お分かりいただけただろうか…。
謎の横顔に見送られながら、急斜面を上り続けると、
そこは海だった…。
道の駅内には大きな水槽が設けられ、
活きた大きなホタテが売られていました。
地方発送もできます。
食事処でも三陸の海産物が提供されているようで、
山を登った先に海の幸に出会えるのは何ともおもしろい。
そこで私が買ったものはこちら。
全然海のものじゃないやんけ。
今回の旅では盛岡方面に行けず(岩手は四国一つ分の面積ですから…)、
盛岡名物じゃじゃ麺を食べることができなかったので、
三陸方面で出会えたことがうれしくてお土産として買ってしまいました。
自宅に帰ってゆでたうどんにのせて食べると美味しかったです。
路線バスはなさそうなので、訪れるには急な坂道を歩かなければなりませんが、
苦労の先には三陸の海の幸が待っています!
特産品「こえだ柿」を使った柿ソフトクリームも食べてみたかったです。
[店舗情報]
公式ホームページ
・営業時間(年中無休)
売店 9:00〜17:00
ファストフード 9:00〜17:00
食事処 11:00〜15:00
・アクセス
三陸鉄道リアス線三陸駅から徒歩約33分
■ さんてつを楽しもう その1・あつまれどうぶつの駅
ここでは道の駅巡り以外での三陸鉄道の注目ポイントをご紹介します。
さんてつの駅構内で気になったのが、動物の彫刻?が置かれていたことです。
これはラグビーのまち釜石駅にいたラガーニャンです。監督もいます。
がっしりしたラガーマン体型でかっこいいですね。
手前のちょこんと座った兎もキュート。
宮古駅にもいました。
おさかなくわえたどらねこ…♪
絶妙の体勢で鉄骨からぶら下がるにゃんこ。
精巧に作られています。
そばに貼られていた説明文。
どうやら大震災にも耐えた力強い猫らしいです。
落ちない猫として受験や資格試験や飛行機に乗る前に優しくなでると
ご利益があるかもしれません。
説明文によると、この猫たちは宮古駅の駅員さんだそうな。
さんまを盗んで逃げていたとしてても、雨にも負けず風にも負けず駅でぶら下がる
働きぶりがさんてつの社員として認められたのかもしれません。
こちらも駅員さんでしょうか。
佐羽根駅では大勢で手を挙げてあいさつしながら出迎えてくれます。
自ら出没を警告してくれる熊。
駅名標識に掴まるお猿がリアル!
これも宮古駅にて。
経営黒字化目指してがんばれさんてつ!!
次回も三陸鉄道の旅を続けます。
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