「誰がカエルを起こしたか?(16)」の続きです。
17から18ページ目(完結)です。
ことわざの出典は、「世界ことわざ比較辞典」
(日本ことわざ文化学会編、岩波書店)より。
それぞれ日本のことわざに置き換えると、
「カエルが怒ったとしても池は何も知らない」は「ごまめの歯ぎしり」、
「カエルに花のつぼみ」は「猫に小判」や「馬の耳に念仏」、
「ヒキガエルを鳴くまで踏みつける」は「仏の顔も三度」になるそうです。
こうしてカエルが出てくる世界のことわざを見ていると、
カエルは世界中でろくな扱いを受けていないことがよく分かります。
ロバと豚も。
カエルの扱いが悪いことわざ大賞(飛田選出)は、
日本の「カエルの面に小便」です。
何の手ごたえもないことの譬えだそうですが、
絶対そんなことはない…。
うちの地方だけかもしれませんが、
カエルに引っ掛けたら腫れる(何が、かは言わない)という伝承もあるように
カエルはちゃんと不快に感じて呪いで返すようです。
オランダ人も、ヒキガエルの呪いには気を付けましょう。
18ページ目の芭蕉の句に関係する豆知識についてですが、
これは以前、テレビ番組の「開運!なんでも鑑定団」で芭蕉に関する依頼品が
出品されていた時の解説VTRのうろ覚え情報です。
同じ説明のウェブページを探しても見つからないので、
誤認があるかもしれません。
(側溝にウシガエルが大繁殖していた時、
人間を察知するとものすごい音で
一斉に水中に隠れていたような記憶がある…
カエルの種類によって違いがある?)
もし記憶違いだと判明すれば「世界カエル劇場 歌の巻」あたりに差し替えます。
でもストーリー上、この豆知識は入れておきたかったのです。
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