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2017年02月26日

個人心理学と勇気づけ

アルフレッド・アドラーは自身の心理学を「個人心理学」と呼んでいました。

日本では一般的に「アドラー心理学」と呼ばれています。

アドラー心理学は近年、注目を浴びています。

「人間の悩み(問題)は、すべて対人関係にある」とアドラー心理学は考えますが、

当たり前です。

遥か昔から、人間は子孫繁栄のため集団をつくってきました。

集団の中では対人関係が重要です。

(この対人関係の中で様々な進化が行われてきましたが詳しくは後日)

集団(社会)の中で自分(個人)が何であるか(優越・劣等)、悩むのも無理ありません。

そんな時、「アドラー心理学」は有効な解決手段の一つと考えられます。

勇気づけ

アドラー心理学の中に「勇気づけ(Encouragement)」があります。

勇気づけは、内から発せられる動機づけ(内発的動機)で、

損得に依存しない行動に導くこと。

アドラーは「横一線の人間関係」を理想としています。
(人類は対等であって平等ではありません)

勇気づけの一つの手段が『感謝』です。

逆に、これを挫くのが「ダメ出し」です。(勇気くじき)

企業では、不良(不具合)が出るとその対策として

「なぜ、なぜ、なぜ・・・」の聞き取りを行います。

不良削減には有効な手段ではあるけれど、

場合によっては、作業者を責めてしまう可能性があります。

いま、残業時間云々いわれていますが、

勇気くじきが行われてしまう環境が問題であって、

時間は二の次です。(もちろん長時間による負荷も重要です)

気が付かないうちに、あなたも勇気くじきを行っているかもしれません。

勇気くじきにならないよう、

「個人心理学(アドラー心理学)」を参考にするのも良いかもしれません。


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