2013年05月14日
優駿牝馬（オークス） 2013 展望
3歳女王決定戦！G１ 優駿牝馬（オークス） 2013 の展望です！
混戦の牝馬クラシック戦線！2冠目の勝者となる馬は！？
それではどうぞ！
 第74回 優駿牝馬（オークス）（GI） |
東京芝2400mで行われる3歳牝馬限定戦。すべての馬が初体験の距離です。
これまで阪神ＪＦ、チューリップ賞、桜花賞と全ての勝馬が異なり、
混戦とされてきた2013年の3歳牝馬戦線。
非常に予想は難解ですが、オークスの傾向自体はしっかりあるので
それに照らし合わせて展望・予想していきたいと思います。
まず、オークスですが、2400mという距離ながらスタミナが要求されることは
ほとんどありません。
むしろ要求されるのはマイル適性。
その理由としては、短距離適性の高い馬はＮＨＫマイルの方へ向かうので、
短距離系の先行馬が出走することが少ないこと、
ほとんどの馬が初めての距離となり、手さぐりで逃げる馬が少ないこと、
牝馬戦はそもそも中盤が緩むことが多く、コーナーを4つ周る東京2400mは
特にその傾向が顕著であることです。
結果的にまともに走るのはマイルぐらいの距離。
2011年の勝ち馬エリンコートはデュランダル産駒で明らかに短距離よりの血統でしたし、
2010年の勝ち馬で牝馬3冠馬のアパパネもその後活躍したのはマイル路線。
ですので、注目すべきは東京マイルに合いそうな、
長い直線を駆け抜ける瞬発力と持久力のある馬が狙い目です。
また、路線の面では桜花賞組が圧倒的に有利です。
先ほどのマイル適性に加え、確実に有力馬が集まる桜花賞に出た馬は
確実に力を持っています。
近年で桜花賞組が連対しなかったのはダイワスカーレットが回避し、
ウオッカがダービーに向かった2007年ぐらいです。
最後に、血統的な傾向。
東京なので瞬発力のあるサンデーサイレンス系、中でもディープインパクト産駒の高適性です。
昨年2012年は1着ジェンディルドンナ、2着ヴィルシーナとディープ産駒のワンツーフィニッシュ。
同じ舞台のダービーでも1着ディープブリランテ、3着トーセンホマレボシでした。
こういった傾向ふまえて見てみると、
まず、桜花賞馬のアユサン、2着のレッドオーヴァルが筆頭です。
桜花賞でもタイム差無しの勝負をしたこの2頭は共にディープインパクト産駒。
前走でマイル適性は折り紙付きですし、
2頭とも切れ味鋭い差し脚を持っています。
特にレッドオーヴァルは過去全てのレースで上がり最速の瞬発馬。
輸送さえクリアできれば東京変りで最もプラスになるのはこの馬だと思います。
アユサンも今注目のディープインパクト×母父ストームキャットの血統ですし、
強いのは間違いないですが、
鞍上も含めて考えるとややレッドオーヴァルが有利かなと思います。
桜花賞組では他に3着のプリンセスジャック、4着のクロフネサプライズに注目が必要。
特にクロフネサプライズはこれまでの3歳牝馬路線で安定した成績を残しており、
チューリップ賞も圧勝しているだけあって展開さえ恵まれれば勝てる存在です。
タガノミーチャンが抽選に通るかでペースが左右されそうですが、
よくあるスローのオークスになればチャンスは十分にあり得ます。
では、桜花賞以外の路線で注目なのは
なんといってもフローラＳ勝ちのデニムアンドルビー。
フローラＳでは最後方からの競馬であったものの、
スローと見るや前に持っていき、そこから突き抜ける瞬発力と馬力は
かなりの強さとポテンシャルを感じさせました。
まだ少ない母父キングカメハメハの馬ですが、
母父キングカメハメはで出走した4頭すべて勝利を挙げていますし、
この馬を含めうち3頭がすでに2勝しています。
そしてディープインパクト×キングカメハメハですから、
ダービー馬同士の組み合わせ。東京2400mが苦手のはずがありません。
よって、この馬も本命候補。
アユサン、レッドオーヴァルと合わせて3強の感じですね。
フローラＳ2着のエバーブロッサムもディープインパクト産駒で、
タイム差0.1秒差で、デニムアンドルビーと同じような競馬をしたので
強いのは間違いないですが、やはりデニムアンドルビーの方が強く見えます。
中穴・大穴になりそうな馬で注目なのはフローラS3着のブリュネット。
ダイワメジャー産駒でまさにマイル向きの馬。
デニムアンドルビー、エバーブロッサムにはわずかに及びませんでしたが、
4コーナーを周った位置は実は一番後ろ。
内を突いたので恵まれたのもありますが、小器用な馬っぽいので
どんな展開でも乗りこなしそうです。
予想オッズではかなり人気していないのでこのままなら狙いたいですね。
また、桜花賞7着に敗れた良血馬のトーセンソレイユも人気を落としそうなので、
中穴としては面白いですね。血統的には問題ないはずですし、
まだ3戦目ですし上積みも多いはずです。
荒れることも多いオークスですが、
ディープインパクト産駒の独占で堅く決まることもありそうな予感もします。
ただ、牝馬戦ですからそう簡単で甘くないんでしょうね…。
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