境界線上のマリア

こうして脳幹に恐怖が伝わり起こる反応が「発作」です。 脳幹が危険を知らせているので、脳は敵を認識しようとします。 この発作が起きると、恐怖の対象が何であるかわからないままなので、 今見えている現状の情報を取り込もうとします。 その場所は広場であることが多いです。 自分の家以外はすべて広場だからです。 外出したときに、脳は様々な情報を処理する必要が出てきます。 脳は情報を処理する時に、過去の記憶と照らし合わせて判断をします。 広場には様々な人や情報が..

生き物が危機から脱出するための能力 この機能を司るのが、脳幹です。 脳幹は「恐怖」に敏感に反応します。 恐怖という感情は、危険が何であるかが判明しなくても先に起こります。 小さな生き物の気持ちになってみて下さい。 敵はこちらを狙っています。 殺気を感じます。 敵の姿を確認してから逃げるのでは遅いからです。 脳幹はもともと我々が魚であった頃の脳で、魚の脳と同じ形をしています。 魚類は常に後ろから自分よりも大きな生き物に食べられる運命にあり、 ..

パニック障害は人間の生存本能からくるものなので、 誰にでもかかる可能性があります。 あなたは「頭のおかしな人」ではないのです。 心配することはありません。 ただし、日常生活に支障をきたすので、克服しましょう。 「もう二度とこんなになりたくないというあなたに」 津波や地震などの生命に危機を及ぼす災害に遭遇すると、 脳幹が副腎に指令を出し、 「ノルアドレナリン」というホルモンが分泌されます。 これが交感神経に作用し、次の状態がおきます。 心..

長くなるので、何回かに分けて書きます。 まず、標題の症状が疑われる時は、医師の診断を受けて下さい。 薬物による治療は劇的に効果が出ます。 発作もおさまり楽になります。 その上で、根本的な克服をする為の参考としてお読み下さい。 うつ病と併発する症状として、 パニック障害 広場恐怖症 などがあります。 他にも、 閉所恐怖症などがありますが、実は広場恐怖症も、閉所恐怖症も、 〇〇恐怖症と呼ばれるものは、すべて原因が同じものです。 恐怖の対象となってい..